オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。 S級に好調者が多い今シリーズ!
![]()
前回の伊勢崎オートはGIシルクカップで、川口の23期・池田政和の優勝でシリーズを終えた。今回は4日間の一般開催となり、地元勢が選手層のメインとなる。その顔ぶれはそうそうたるモノで、連続で外来に優勝を持っていかれることはないか。
今回も地元3強は揃い踏み。青山周平、高橋貢、早川清太郎だが、3者とも前走のGIでは優勝戦まで進んでいた。青山は準決までの4走で1着を3本含むオール連対で優出。優勝戦は1枠からトップスタートを決めてみせたが、ペースを上げる前の1周目で池田にイン飛び込まれてしまった。最終的には3着入線。
早川も青山と同様に1着3本含むオール連対で優出。優勝戦は5枠から好スタートを決め、道中で2番手に立つと、ゴール線では優勝した池田に迫る勢いを見せた。早川も青山もエンジンはかなり高い位置で推移している。高橋貢はシリーズを通して白星はなかったが、肝心の準決で2着に入り優出。優勝戦は8枠から8番手発進で、レース道中は4番手まで攻め上げていたが、最終的には6着入線。それでも記念レースの優勝戦まで進めているのだから流石と言える。
吉原恭佑、内山高秀、三浦康平らは前走のGIでは準決までも進めなかった。ただ、吉原は随所に見せ場を作れていたし、内山も後半2走はともに連対。三浦も後半2走は1着2本。今回のような一般開催なら十分通用する機力はありそうだった。
やや調子を上げられないでいるのは田中賢と岩田行雄。なんらかのキッカケで軌道修正を図りたいところ。
外来S級は3者の予定。飯塚から来場は田中茂。近況の田中茂は好調時の走りが戻りつつある。前走の地元一般開催では優勝戦まで進み3着。その前の地元一般開催では優勝を決めてみせた。よほど速い流れのレースにならなければ、強烈な突っ込みを武器に車群を縫っていける。
川口からのS級は山田達也と佐藤摩弥。山田達も近況の動きは活発。前走の地元お正月開催は、初日から着をまとめて優出。その前の年末SSシリーズ戦も優勝戦まで進み準優勝の結果を残している。佐藤摩は伊勢崎連続参戦。前走のGIでは準決だけ3着で、それ以外の4走は全て1着。今回も同じ走路とあって、セッティングの面でのアドバンテージは大きい。
A級では田中哲と戸塚尚起が前走の地元GIで活躍していた印象。準決からハンデが重くなり、流石に優勝戦までは進めなかったが、通常のハンデに戻れば最重ハン勢を脅かす存在になり得る。
______________________________
主な出場予定選手
______________________________
青山 周平〔伊勢崎 S-2(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-7(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-8(29期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-15(32期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 S-31(26期)〕
山田 達也〔川口 S-12(28期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-33(31期)〕
田中 茂〔飯塚 S-25(26期)〕
山陽オート新年1発目はミッドナイトレース!
![]()
山陽オートでもすっかり馴染み深くなったミッドナイトレース。今回は4日間の日程で深夜のバトルが展開される。今回出場する中で地元のランクトップは佐々木啓。長らく好調が続いており、今回もシリーズの核になりそう。
その佐々木は前走が伊勢崎GIだった。ここでは予選中の得点が足りず、準決には進めなかった。しかし連日、試走タイムは出ていたしエンジン自体は良さそうだった。後半2日は試走26。タイムが出やすい時期ではあるが、この数字は全選手にとって脅威。最後方からの展開になっても、柔軟なレース運びで番手を上げていきそうだ。
地元S級は他に3人。藤岡一樹も前走は伊勢崎GIだったが、肝心の準決は7着。優勝戦には進めなかった。それでも試走タイム自体はまずまず出ていたので、そろそろ復活の時を迎えそう。前田淳と人見剛志は前走が飯塚3日間開催。前田はこのところ軽いスランプに入っている。着順が良くないだけでなく、レース内容もパッとしない。何らかのキッカケを掴んで、いい時の走りを取り戻したい。人見は飯塚の初日に、苦手の重走路をこなして2着。波に乗るかに見えたが、その後は失速。今回は地元なので巻き返したい。
外来S級は飯塚から篠原睦、川口から佐藤裕二、平田雅崇、鈴木清。篠原の近況はおおむね好調。前走となる地元3日間は、初日に5着で準決モレしたが、その前の3日間は初日から連勝を決め優勝戦も3着に食い込んだ。エンジンが良いのに加え、走路状況に影響されない対応力も強みの一つ。
佐藤裕二は、前走の地元では準決3着で惜しくも優勝戦進出を逃した。エンジン自体は中堅上位で推移しているか。平田と鈴木清の前走は伊勢崎GI。平田は中間着が続き、エンジン自体は良くも悪くもない状態。鈴木清は後半2走で2着を2本。徐々に状態を上向かせてきた。
A級では直前の飯塚で優出した田方秀和、五所淳、内山雄介に注目。田方は初日から連勝を決めた。現在は最重ハンの20M前に置かれており、だいぶ楽な展開で走れている。五所はイマイチな状態が続いていたが、ここにきてようやく良化の兆しが出てきた。内山も本来のスピードが戻ってきた印象。
S級並みの実力を持っているのは岩見貴史、別府敬剛、重富大輔、東小野正道、岩科鮮太あたり。谷津圭治も捌きは的確で、混戦でも割って行ける実力を持っている。
______________________________
主な出場予定選手
______________________________
佐々木 啓〔山陽 S-26(23期)〕
前田 淳〔山陽 S-42(27期)〕
藤岡 一樹〔山陽 S-46(29期)〕
人見 剛志〔山陽 S-47(28期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-10(26期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-24(24期)〕
平田 雅崇〔川口 S-36(29期)〕
鈴木 清〔川口 S-41(23期)〕
鈴木圭一郎が今年の初Vを決めるか!
![]()
メインスタンドの改修工事が終わり、久々に開催された前節の浜松オートは筒井健太の優勝で幕を閉じた。今回は3日間の短期決戦で、予選は初日のみ。地元のS級が大量に参戦し、その牙城は分厚いと言える。果たして優勝者は...。
優勝候補筆頭に挙げられるのは鈴木圭一郎。前走となる伊勢崎GIではしっかりと優出していた。優勝戦は7枠からで4着止まりだったが、試走25の一番時計が出ていたようにエンジン自体は良さそうだった。今回も初日から快走を見せてくれそう。
伊勢崎GIの優勝戦に乗っていたのは他に佐藤貴也と渡辺篤。佐藤貴は6枠からで、得意のスタートを決めることができず5着の結果。渡辺は4枠だったが、一つ外の早川清太郎がダッシュを決め、スタートへこまされ最後方からの競争になった。そこから番手を上げることができず8着だった。ただし、GIレースで優勝戦まで進めるのだからエンジンは悪くないし、本人のリズムも良いと言える。
金子大輔も前走は伊勢崎GIだった。準決こそ3着で優出はできなかったが、それ以外の4走はオール連対。エンジンに安定感が出てきたし、レース運びにも余裕がありそうだった。伊藤信夫も前走は伊勢崎GIで、初日から3日目まではオール連対。準決は5着になったが、エンジンは悪くない部類。他にも青島正樹が伊勢崎GIで走っていたが、こちらはエンジン状態がイマイチ。地元に帰っての整備に期待したい。
中村友和、鈴木宏和、笠木美孝の3者は前走が地元のお正月開催。中村友と笠木は初日から1、2着と上々の滑り出し。準決は共に4着だったがエンジンはまずまずで戦えない動きではなさそうだった。鈴木宏は4走して連対なし。エンジンの立て直しを図りたい。
外来S級は大木光と松尾啓史の2者。大木も前走は伊勢崎GIだった。優勝戦までは進めてないが、成績は小ぢんまりとまとまっていた。インから攻め上げるスタイル確立し、大混戦でも力強く割って行ける。松尾の前走は年末のSS王座トライアル戦。初日は追い込みが利いて3着だったが、その後は大きな着が続いた。強豪ばかりのレースで更に0Mオープン戦。序盤の展開作りがうまくいかないシーンが目立った。ただし、今回は一般開催でスタートの重要度がそこまで高くない。自在の捌きを披露してくれそうだ。
A級では33期勢に注目。今回出場する中で優勝回数が最も多いのは木山優輝の2回。前々走のミッドナイトでも優出しており、近況の状態は悪くない。優勝回数が1回なのは花田一輝、伊藤正真、落合巧。花田と伊藤正はスタートに不安あるが、伸びと捌きには一定の成長が見られている。落合はデビュー後はやや出遅れた感あったが、ここにきて力を付けている。稲川聖也はまだ優勝経験がないが、走りに果敢さが出てきたので、初優勝を迎える日も近いかもしれない。
______________________________
主な出場予定選手
______________________________
鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-5(29期)〕
金子 大輔〔浜松 S-17(29期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-22(24期)〕
中村 友和〔浜松 S-27(32期)〕
渡辺 篤〔浜松 S-28(31期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-4(26期)〕
大木 光〔川口 S-21(28期)〕
今年の飯塚第2弾は再び3日間の短期決戦!
![]()
早くも飯塚オートは今年2度目の開催。今回も前回と同様に3日間の一般開催となる。前節に走っていた選手が多く参戦し、その時の動きが大いに参考になる。主力選手を挙げていく。
まずは前回の飯塚で優勝した田中茂。優勝戦はブチ走路だった。50線に6車並んだ内から4番目で、スタート後に珍しくイン変わりを決めて2番手発進。序盤の展開をだいぶ楽にした田中茂は、その後はあっさりと前団を捕まえ快勝。2018年11月以来の優勝となった。田中茂としてはこのまま勢いに乗りたいところ。
その優勝戦に乗っていたのは他に別府敬剛、篠原睦、浜野淳、浦田信輔、川口裕司など。
別府は準優勝を含むオール連対。不安定走路を得意とする別府だが、今は良走路でも力強い追い込みが決まっている。優出3着は篠原。初日から連勝を決めるなど動きは活発。一般開催では特に安定感が増す印象。今回も初日から好走を連発させてくるだろう。優出4着は浜野。浜野も初日から連勝。一時期はスランプに入っていたが、ようやく浜野らしい天才肌の走りが戻ってきている。浦田も初日から連勝を決めていた。ブチ走路の優勝戦では、さすがに力を出せないでいたが、走路が乾いていれば鋭い突っ込みを披露してくる。そして川口。連続優出で臨んだ前走は、不安定走路に対応できず序盤で後退。その前の優勝戦では準優勝だったので、待望の初優勝を迎える日も遠くはない。
外来S級で注目なのは若井友和。前走の地元4日間開催では、準決3着で優勝戦までは進めなかったが、それ以外の3走は1着2本を含むオール連対。昨年は長きにわたってエンジンを安定させており、今年もその流れは続いていそうだ。同地区同門の黒川京介も伸び盛り。最近は追い込むレースが増えたが、経験を積むごとに捌きの腕を上げてきている。
山陽からのS級は前田淳、岩崎亮一、人見剛志の3者。前田はこのところ調子が上がっていない。元々ポテンシャルは高い選手なので、エンジンさえ並より少しでも上向けば優勝戦までは進んでこれる。岩崎は前走の川口では平凡な動きだったが、その前の地元GIでは優出するなど機力次第では結果を出せている。人見は前田と同様に近況はピリッとしていない。
______________________________
主な出場予定選手
______________________________
篠原 睦〔飯塚 S-10(26期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-16(23期)〕
田中 茂〔飯塚 S-25(26期)〕
桝崎 陽介〔飯塚 S-45(28期)〕
若井 友和〔川口 S-14(25期)〕
黒川 京介〔川口 S-38(33期)〕
前田 淳〔山陽 S-42(27期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-43(25期)〕
2020年、記念レースでスタートダッシュを付けるのは!?
![]()
新年最初の記念開催は、昨年に続き伊勢崎のGIシルクカップ。昨年はA級の浅香潤の優勝で幕を閉じたが、今年はどんなシリーズになるのか。S級をメインに注目選手を地区別に挙げていく。
まずは開催地区である伊勢崎。近年の伊勢崎勢と言えば選手層が分厚くなっており、絶対王者・高橋貢も伊勢崎でナンバー1を維持するのが厳しくなっている。ここ数年は青山周平が高橋貢に取って代わり、伊勢崎エースの座に君臨している印象。他にも早川清太郎や吉原恭佑など果敢な走りをする選手が下克上を狙っている。
青山は昨年末のSS王座決定戦で優勝。その後は川口の一般開催で走っていたが、スーパーハンデからの競争で苦戦を強いられた。それでも優勝戦まではしっかりと進んでいたので、エンジン面は心配なさそう。高橋貢と早川は、前走でSS王座決定戦のファイナルに進んでいた。高橋貢が4着、早川は準優勝という結果だった。どちらもエンジンは高位で推移。特に、早川は優勝までありそうな動きだったので、今回も楽しみ。他では前走の川口一般開催で優出していた三浦康平や、前走のSSシリーズ戦で優出していた内山高秀などが上昇ムードにある。
全国ランク1位の鈴木圭一郎を擁する浜松地区。鈴木圭はSS王座決定戦のファイナルまで進み7着。優勝戦では珍しくスタートが決まらず、後方のままレースが終わってしまった。ただ、試走は一番時計が出ていたようにエンジンは問題ない。同じくSS王座決定戦のファイナルまで進んだのが佐藤貴也。トライアル戦では連日切れていたスタートが、肝心の決定戦では不発で苦しい展開になり5着。ただし、その後の地元一般開催ではオール連対の準優勝だったので、乗り手のリズムとしては良い方だろう。伊藤信夫は、佐藤貴が準優勝だったレースで3着。予選準決もスピードある走りを見せていた。実力者・金子大輔は前走の地元一般開催や、その前のSSトライアル戦でもエンジンはイマイチだった。
タレント豊富な川口勢。ランクトップの中村雅人は、前走の地元一般開催やその前のSSトライアル戦ではパッとしなかった。整備で何らかのキッカケを掴みたいところ。永井大介はSS王座決定戦でファイナルまで進み3着。その後の地元一般開催では準決5着で優出はならなかったが、それ以外の3走はオール連対。まあまあで悪くはない。その一般開催で優勝したのが池田政和。優勝戦では試走25を出すなどエンジンは絶好調。やはりこの時期の池田は強い。同じ優勝戦には鈴木清も乗っており3着の結果。SS王座決定戦のファイナルに進み6着に入った佐藤摩弥は、その後の一般開催ではやや失速。それでも悪いというレベルではない。
飯塚地区の代表は荒尾聡。荒尾は前走がSS王座決定戦ファイナル。8枠からの厳しいレースで8着に終わったが、この王座決定戦に進出できること自体は素晴らしいこと。エンジン的にもそう悪くはないので、今回も得意の速攻をバシバシと決めてくるハズ。有吉辰也は前走のSSシリーズ戦では見せ場を作ることができなかった。整備を繰り返していたので、そろそろアタリが付いてくる頃か。鐘ヶ江将平はSSシリーズ戦では中間着が多かった。悩みのドドドを解消できるかどうかが大きなポイント。滝下隼平の前走は地元のミッドナイト。4走して全て車券に絡めている。スピードがある選手なので、好タイムが出やすいこの時期は活躍が目立つ。
最後に山陽地区。山陽からは丹村飛竜と佐々木啓が、前走のSSトライアルに乗っていた。どちらもトライアルポイントが足りず、王座決定戦ではなく順位決定戦回りになった。ここでは佐々木が7番手発進から追い込みを決め、このレースを制してみせた。佐々木は昨年の中盤あたりからエンジンがずっと好調を保っていた。今年もその安定感を持続させて記念レースを盛り上げそう。丹村は順位決定戦で佐々木に敗れて2着。1度は先頭を走れていたので、エンジンはそこまで悪くない。もう一人のS級は藤岡一樹。前走は地元のGI。ここでは2日目に被害があり落車したが、その後の走りを見る限り、悪影響はなさそうだった。
A級で大注目は重富大輔。前走となる昨年末のSSシリーズ戦で優勝。以前は不安視されていたスタート力に一定の改善が見られたことが、今回の優勝につながったか。元々スピードには高い評価を得ていた選手なので、今年は更なる飛躍に期待。
______________________________
主な出場予定選手
______________________________
青山 周平〔伊勢崎 S-2(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-7(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-8(29期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-5(29期)〕
中村 雅人〔川口 S-3(28期)〕
永井 大介〔川口 S-9(25期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-6(27期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-23(29期)〕