勢い止まらぬ鈴木圭一郎!
今回の浜松オートは3日間の短期決戦。前走で飯塚GIを走って好調な選手が多く参戦し、今回も活躍が期待される。それ以外にも優出後の選手が多くいるので、シリーズとしては盛り上がりそう。
飯塚のGI開設記念レースで優出したのは鈴木圭一郎、荒尾聡、鈴木宏和の3者。鈴木圭が優勝で最も成績が良かった。更に言えば、初日からオール1着の完全優勝を決めてみせた。優勝戦では上がり332の強烈なタイムをマークした。エンジンは最高潮。乗り手のリズムもマックス。このまま連勝を伸ばしていきそうだ。
荒尾は優勝戦でスタート4番手あたりから追撃し準優勝。先行逃げ切りを身上とする荒尾が追い込んでいけたのは価値が大きい。前を走る2車が重なっていたが、落ち着いて交わしていた。シリーズを通して全て車券に絡めていたように、安定感も増してきている。鈴木宏は、持ち前のスタート力を遺憾なく発揮し2番手発進。その後は車が進まなかったが、GIの舞台で3着に食い込めたのは大きな収穫。シリーズを通して成績も安定していた。今後はレース道中の捌きが上達すれば、いつ記念で優勝してもおかしくない逸材。
渡辺篤は前走の伊勢崎アフター6ナイターで完全優勝。ナイターの時間帯でタイムが出やすいとはいえ、優勝戦は上がり356の数字をマーク。エンジンは仕上がっている。このレースでは平塚雅樹と高塚義明も優出しており、高いスピード力を示していた。
伊藤信夫は前走の地元4日間開催で準優勝。その前の山陽でも優出しており、リズムは良い。その開催では木村武之が前検日に受け付け遅れで勝ち上がり権利を喪失していたが、一般戦回りで3走し全て1着。金子大輔、中村友和も近況は悪くない機力を示している。
山陽の佐々木啓は依然、好調をキープ。前走の飯塚でもしっかりと優出していた。逆に人見剛志は調子が上がってこない。機力が並になれば的確な捌きを見せ付けられるのだが...。
前走の浜松で優出したのが鈴木健吾、影山伸、阿部剛士。鈴木健はスピードある走りができている。影山は競り合いに強い一面を見せていたし、阿部剛は最重ハンでも通用している。ちなみに唯一GIを獲ったのもここ浜松走路だ。
他では加賀谷建明が前走の飯塚GIの準決で2着。ただし、このレースでフライングしており、優勝戦へは進めなかった。同じような状況で、辰巳裕樹が飯塚GIで1着3本を含むオール連対だったが、2日目にフライングしており勝ち上がり権利を喪失していた。ただし、エンジン面は絶好調と言える。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
木村 武之〔浜松 S-13(26期)〕
金子 大輔〔浜松 S-17(29期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-22(24期)〕
渡辺 篤〔浜松 S-28(31期)〕
鈴木 宏和〔浜松 S-30(32期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-6(27期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-26(23期)〕
早川清太郎、松尾啓史の2強が来襲。どうする地元勢!
GIが終わったばかりの飯塚オートで今度は4日間の一般開催が行われる。今回出場する中に、そのGIで優出した選手はいないが、地元のS級陣はエンジン状態悪くなく、好走が期待できる。外来にも好調な選手がチラホラ。さて、どのようなシリーズになるのか。
今回、地元飯塚の一番手になるのは篠原睦。前走のGIでは準決6着で優出はできなかったが、2日目には白星を挙げており、機力的にはマズマズといった状態。今回はメンバーが大幅に軽化されるので、今回こそ優勝戦までは進んでおきたい。同期の田中茂は準決3着と、惜しくも優勝戦を逃した。ただ、田中茂にしては十分な試走タイムが出ていたように、車の仕上がりとしては十分戦える状態だった。ハンデ戦での追い込みは見もの。
有吉辰也もエンジン状態は並のチョイ上といったところ。前走では初日から1、2、3着と成績をまとめていた。準決は車の進み方が悪かったが、大きな流れで見ればエンジンが悪いとは言えない。好調時の捌きも戻ってきた印象で、その力量を示しそう。滝下隼平は前走の準決は7着だったが、初日から連勝を決めていたし、シリーズを通して試走タイムは出ていた。桝崎陽介はシリーズ2日目に反則妨害があった。乗り手の心理面で悪影響がなければいいが。
外来S級で注目なのは早川清太郎と松尾啓史。早川は前走の地元で優出し3着。4日間のシリーズで全て車券に絡めていた。更にその前の地元GIでは準優勝。伊勢崎走路では抜群の安定感で好成績を残している。エンジン自体もいいはず。あとは遠征先の走路にしっかり合わせられるかどうかだけ。松尾の前走は、今回と同じ飯塚で優勝戦まで進出していた。ただ、そのレースでは珍しく反則失格。そこまではオール連対できていたし、その前の地元でも優出していたのでエンジンは問題ない。乗り手の攻めがやや慎重になる可能性ある点だけは気がかり。
田中賢は前走の地元アフター6ナイターで優出。スピードが出る気象条件なら持ち味を出せる。前田淳は前走の浜松で初日に白星。このところパッとしなかったが、これで軌道修正を図りたいところ。
A級では丸山智史が前走の地元3日間開催で完全優勝を決めてきた。まだまだ若手の部類なので、このいい流れに乗りたい。近況は良くなかった角南一如が復調気配。代名詞である「すなまくり」が決まってきている。和田健吾は最重ハンの20M前に置かれている状況なら、成績をまとめることができる。
今回は川口から新人が参戦。34期で実力ナンバー1の上和田拓海はこれまで15勝。飯塚の川口裕司はこれまで12勝。この2人が同期を引っ張っている現状。
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主な出場予定選手
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篠原 睦〔飯塚 S-10(26期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-19(25期)〕
田中 茂〔飯塚 S-25(26期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-34(28期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-4(26期)〕
前田 淳〔山陽 S-42(27期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-8(29期)〕
田中 賢〔伊勢崎 S-37(29期)〕
早くも伊勢崎アフター6ナイター第二弾!
新たな試みで始まった伊勢崎オートのアフター6ナイター。2月2日の最終日に行われた優勝戦では、川口の佐藤摩弥が鋭い追い込みを見せて優勝を決めた。今回は佐藤摩は不在だが、その優勝戦に進出していた選手が2人いる。リズム的にもセッティング的にも連続優出がありそうだ。
今回出場予定のS級は5人。地元から3名、川口と浜松から各1名。出場する中で地元ランクトップは三浦康平。前走はアフター6ナイターだったが、ここでは準決3着で優勝戦には進めなかった。ただし大きな着は取っておらず、エンジンも試走27近辺をマークできていた。田中賢も前走はアフター6ナイターだったが、思うような走りはできていなかった。試走タイムもこの時期のナイター戦ならもう少し欲しいところ。西原智昭は前走が浜松3日間開催。準決を1着で通過し優出。優勝戦は末着に終わったが、優出はしたので勢いとしては悪くない。
外来S級の一人・渡辺篤は前走の地元で優出。予選準決を1着で突破していた。優勝戦も8番手からの苦しい状況ではあったが、不屈の精神で追い込み3着に食い込んでみせた。初日には試走23の驚異的な数字をマークしておりエンジン面は全く問題ない。もう一人の外来S級は平田雅崇。こちらの前走は山陽ミッドナイト。シリーズ序盤で波に乗れず準決モレとなったが、後半2走は連対しておりエンジンはソコソコ。
A級では佐久間健光と桜井晴光が、前走のアフター6ナイターで優出。佐久間にいたっては準優勝だった。更に3日間のシリーズでオール連対。この時間帯のセッティングが見つかったか。同期の桜井は、その前の山陽から連続優出中。最重ハンの10M前に置かれている限りは好成績が残せる。
他のA級では、現在エンジン状態は並だが捌きがある谷津圭治、S級並みのスピードがある田村治郎、近況はメキメキと力を付けている泉田修佑、攻撃的な走りができている田中哲などに注目。
B級では、独走になれば車券の対象になってくる田崎萌、高橋絵莉子、金田悠伽あたりがハンデ構成によってはチャンスが生まれてくる。
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主な出場予定選手
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三浦 康平〔伊勢崎 S-35(28期)〕
田中 賢〔伊勢崎 S-37(29期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-39(28期)〕
渡辺 篤〔浜松 S-28(31期)〕
平田 雅崇〔川口 S-36(29期)〕
谷津 圭治〔伊勢崎 A-5(25期)〕
田村 治郎〔伊勢崎 A-38(30期)〕
佐久間 健光〔伊勢崎 A-71(26期)〕
第63回G1開設記念レース開幕!
2月7日~11日の日程で、飯塚オートレース場でGIレースが開催される。地元の主力はフル出場するが、川口からも好調者が多く来場する。もちろん他の地区からも強豪が集結し、激しいバトルが繰り広げられる。
地元のランクトップは荒尾聡。前走となる地元4日間開催では、初日から3連勝を決め優勝戦へ進出。しかし、優勝戦では1周バックで被害があり落車。そこまではいい流れで来ていただけに残念な結果になってしまった。落車による悪影響がなければいいが...。このレースでは最重ハン最内に入った東小野正道が、逃げる田中正樹を捕えて優勝。今回に向けて弾みになった。
地元のランク次位は篠原睦。前走の地元4日間開催では2日目に6着で準決モレとなったが、それ以外の3走は全て1着。エンジンは悪くない。有吉辰也は初日に反則で早々と失権。しかし、その後の3走はオール連対。滝下隼平は準決3着だったが、悪くない追い足を見せていた。浦田信輔は今年に入り2節を消化。前走は初日の雨に泣かされたが、その前の節ではしっかりと優出。田中茂はエンジン堅調。レース後半の追い込みに期待できる現状。
外来は川口勢に注目。池田政和は前走の伊勢崎GIで久々に記念を制覇。3日目の3着以外は全て1着と波に乗れている。永井大介と森且行の25期コンビは、前走の浜松一般開催で優出。森は準優勝で、永井は4着だった。大木光は違う浜松開催で優出。イン攻めが冴えている。ランク的には中村雅人の方が上位。前走の飯塚一般開催では優出できなかったが、最終日は良い走りを見せて快勝。今回につなげた。佐藤摩弥は前走の伊勢崎アフター6ナイターで優勝。今年は好調が続いている。
今回は全国ランク1位の鈴木圭一郎も参戦。前走の地元では優出できなかったが、その前の地元では優勝を果たしている。エンジン面は全く問題ない状態。浜松勢では中村友和が今年地元で優勝している。金子大輔も復調ムードが出ており、冷静な追い込みを披露している。
高橋貢もおおむね好調。前走の地元4日間開催ではオール連対の準優勝だった。更にその前の地元GIでも優出しており、健在っぷりを示している。伊勢崎勢は新井恵匠や吉原恭佑などが若さ溢れる走りを展開している。山陽勢では丹村飛竜が気を吐いている。前走の地元3日間開催では初日から連勝で優出。そこでは3着の結果だった。ちなみにこのレースで準優勝だったのは山崎進。3走して全て2着と流れが向いてきている。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-6(27期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-10(26期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-16(23期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
中村 雅人〔川口 S-3(28期)〕
永井 大介〔川口 S-9(25期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-7(22期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-23(29期)〕
青山周平がシリーズの核に!
前回の浜松オートは、中村友和が快走を見せて優勝をもぎ取りシリーズを終えた。今回、その中村友は不在。外来から強力な一車が来場する。青山周平だ。現在絶好調で他の選手で勢いを止められるかどうか。
先述の青山は、前走の地元4日間開催で完全優勝。優勝戦は不安定な走路状況だったが、8号車ながら高橋貢や早川清太郎より先行し、待ったなしの攻めで先頭に踊り出た。準決では試走27、上がり365の好タイムをマークし、エンジンも乗り手も最高潮だ。スタートも切れており、よほどの事がない限り、今回も優出はノルマ。連続優勝まで十分視野に入っている。
対する地元勢の筆頭は佐藤貴也。前走の地元4日間開催は準決3着で優出を逃したが、エンジン面はおおむね悪くなさそうだった。今回は地元勢を引っ張っていく存在になる。浜松2番手は木村武之。木村武は長期欠場から復帰して2節を消化した。今年はまだ優出がないが、試走タイムはソコソコ出ているようにエンジン的には戦える状態にある。乗り手の方が完全復活さえすれば優勝争いに加わってこれる実力を有している。
伊藤信夫はマアマア好調。前走の山陽では優勝戦まで進出していた。今年は4節走って優出が2回。この時期らしいスピード戦にもしっかりと対応できている。青山との直接対決があるようなら、スタートで先行して早めにリードを作っていきたい。青島正樹もエンジン面はマズマズで推移中。武器のスタート力を遺憾なく発揮したい。
外来S級は青山の他に川口から3者、山陽から2者。山田達也は前走の伊勢崎4日間開催では、準決3着で優出を逃したが、初日から2着2本。更にその前の地元ではしっかりと優出していた。今年はまだ白星がない点は気がかりだが、山田達らしい追い込みは決まっている。黒川京介は今年、まだ波に乗れていない。ただし、まだまだ伸び代が大いにある若手選手。1走ごとの成長は楽しみだ。鈴木清はエンジン状態ソコソコ。速攻を武器に中団を切り裂いていける。山陽からは前田淳と藤岡一樹が来場。どちらも近況はイマイチなイメージだが、底力はかなりあるので上昇のキッカケを早く掴みたい。
A級では岩科鮮太が前走の地元で優出。違う浜松開催では川口の山田真弘が優出。高橋義弘は地元のお正月開催以来の出走だが、その節では優勝戦まで進んでいた。稲川聖也はまだ優勝の経験はないが、前走の山陽で優出するなどその機運は高まっている。
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主な出場予定選手
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佐藤 貴也〔浜松 S-5(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-13(26期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-22(24期)〕
青島 正樹〔浜松 S-48(22期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-2(31期)〕
山田 達也〔川口 S-12(28期)〕
黒川 京介〔川口 S-38(33期)〕
前田 淳〔山陽 S-42(27期)〕