状態良い青山周平がシリーズの核!
この開催と同じ日程で行われている川口オートでもそうだが、コロナウィルス感染拡大防止対策として、あっ旋される選手の移動が制限されている。今回は地元伊勢崎と、浜松から数名が来場するのみで、ほぼ地元勢による戦いになる。ちなみに各レース7車立ての12R制だ。
地元S級は9選手が出場予定。その中で最も状態が良いのは青山周平だ。前走となるSGオールスターでは準優勝の結果。優勝戦は序盤で苦しい位置取りになったが、そこから驚異の追い込みを見せ2着入線。優勝こそ果たせなかったが、レース内容としてはかなり価値のある準優勝だった。ここ一連の流れも悪くないので、今回も当然の優勝候補。よほどの事がない限りは優出してくるだろう。
地元3強の内、他の2人は早川清太郎と高橋貢。早川はSGで初日からリズムに乗れず、準決入りを逃してしまった。遠征先での走りに課題を残したままではあるが、4日目は白星を挙げており、全くダメと言うわけではない。今回は走り慣れた地元走路。SGの分まで取り返す走りを見せてくれるだろう。高橋貢は準決まで進めたが7着で優勝戦には乗れなかった。シリーズを通してエンジンの仕上がりがイマイチだったので、今回の地元でしっかりと立て直しておきたい。
吉原恭佑もSGでは見せ場を作ることができなかった。ただし、こういった大舞台で経験を積むうちに底力が自然と身につくというもの。新井恵匠はSGの初日と3日目に白星。準決では力を出し切れなかったが、エンジン的にはまずまずか。内山高秀は初日から着をまとめていたが、肝心の準決では7着。優出はならなかった。田村治郎、松本やすしといったところもSGではイマイチだったので、今回の地元一般開催では頑張りたい。森村亮は前走が川口一般開催だったが、活躍はできなかった。
外来S級は金子大輔と木村武之。少数ではあるが強力な2者。金子は前走のSGオールスターで優出。優勝戦は0Mオープン8枠からの競争で厳しい展開になり6着。予選中や準決などは金子らしいクレバーな走りが見られていた。エンジンがある程度仕上がっているからこそ、乗り手の方も落ち着いて走れているのだろう。伊勢崎走路との相性もバッチリで、前回のような活躍を見せてくれる。木村武はSGの準決こそ5着だったが、それ以外はソコソコの走りを見せていた。今年はまだ波に乗れていないが、そろそろ結果を出したいところ。
A級では吉田恵輔が現在3連続優出中。まだ優勝の経験がない同選手だが、その気運は高まっている。浜松の中村友和は今期A級にランクされているが、スピードだけならS級ひと桁の選手と変わらないモノがある。SGでは準決に反則妨害をしてしまったが、それ以外の4走は1着2本を含む、全て車券に絡めていた。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-3(29期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-5(22期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-18(32期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-21(30期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 S-30(26期)〕
金子 大輔〔浜松 S-15(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-17(26期)〕