
山陽オートでミッドナイト4日間開催!
前回の山陽オートはGII若獅子杯争奪戦。31期の佐藤摩弥が圧巻の走りを見せ、快勝した。今回はミッドナイトの時間帯に移行し、夜の戦いが始まる。優勝争いの行方は...。
地元のS級は3者の予定。その中でランクトップは前田淳。ただし、このところ思うような成績を残せていない。スタートは変わらずだが、道中の仕掛けが決まっていない。エンジンが並以上にさえなれば、今回のメンバーなら十分捌いて行ける。同じレースのメンバーの中で試走一番時計は出しておきたい。
他の2人は藤岡一樹と人見剛志。どちらも近況の動きはイマイチ。やはりエンジンが並の域を脱していない。ちょっとでも上積みができれば、藤岡はスピードに乗った爆発的な走りができ、人見は自在の捌きで中団を突破してくる。予選中なら試走一番時計は必須と言える。
外来S級は2者。どちらも前走は今回と同じ山陽オートのGII若獅子杯争奪戦だった。ここで優勝戦まで進んだのが新井恵匠。初日からオール連対で優出したが、その優勝戦ではスタート直後に外枠の選手に被害を与えて反則失格。乗り手への精神的なダメージはありそうだが、エンジン面は良好。平田雅崇は準決6着で優勝戦までは進めなかった。ただし、2日目に白星があるなどエンジンはそこまで崩れていない。
A級で注目なのは丸山智史。若獅子杯で優出し5着。その後の飯塚一般開催でも優勝戦まで進んでいた。エンジン上昇と共に乗り手の捌きも上達しており、困難なレース状況でも打開できている。丸山と同じ飯塚の優勝戦には阿部仁志も乗っていた。こちらもここ数節はエンジン状態がいい。
若獅子杯で見せ場を作ったのは浜松の落合巧。準決は6着だったが、それ以外の4走は1着2本を含むオール連対。スピードと捌きが良くなってきている。同期の伊藤正真も若獅子杯では、後半3日間は全て1着。
強烈な捲りが武器の角南一如が復調気配。前走の飯塚でも車は良く伸びていた。吉田恵輔は前走の伊勢崎アフター6ナイターで準優勝。そろそろ自身初優勝を決めておきたい。堅実な走りができるのは越智尚寿。一発力があるのは長田恭徳や木村直幸、畦坪孝雄などだ。
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主な出場予定選手
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前田 淳〔山陽 S-42(27期)〕
藤岡 一樹〔山陽 S-46(29期)〕
人見 剛志〔山陽 S-47(28期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-11(30期)〕
平田 雅崇〔川口 S-36(29期)〕
角南 一如〔山陽 A-11(27期)〕
丸山 智史〔山陽 A-15(31期)〕
落合 巧〔浜松 A-57(33期)〕
巧腕の展示会・GIIレジェンドカップが開幕!
伊勢崎オート恒例のGII競争・レジェンドカップが今年も開催。26期以前の選手たちによるバトルは、スピード戦より捌き合いになりがち。先ほど山陽オートで行われた若獅子杯争奪戦とは間逆の趣に。
絶対王者・高橋貢はただ今絶好調。前走の地元3日間開催では完全優勝を達成した。高橋貢はこれまで通算206回の優勝を誇り、まさにレジェンドの名に相応しい。前回のこの大会も制しており、今回は連覇がかかっている。シリーズを引っ張っていく存在になるのは間違いない。地元伊勢崎のS級は他に内山高秀だけ。前走の地元3日間ではしっかりと優出を決めており、エンジンや乗り手は好調と言える。
外来勢で最も勢いがあるのは伊藤信夫。前走の地元4日間開催で完全優勝。その前の地元開催も制しており連続優勝中。前走の準決では試走24を叩き出しており、今回出場する中ではスピード最上位の部類。圧巻の速攻劇を見せてくれるかも。
同じく好調の部類なのは永井大介、池田政和、浦田信輔、佐々木啓、鈴木清など。永井は前走が今回と同じ伊勢崎。ここでは初日から連勝を決めて優出。優勝戦は5着だったが、エンジン面はおおむね悪くない。池田は前走が浜松4日間開催。肝心の準決は重走路になり7着に散ったが、それ以外の3走は全て1着。今年は好調が続いている。浦田は前走が伊勢崎。ここでは優勝戦で高橋貢に敗れはしたが、準優勝の結果だった。佐々木は長らくエンジンが高位で安定。前走の浜松4日間開催では、初日から3連勝で優出していたし、その前の浜松でも準優勝の結果を残していた。鈴木清は前走の伊勢崎アフター6ナイターで優勝していた。昼間の時間帯にエンジンを合わせられるかがカギ。
他に有力どころは松尾啓史、篠原睦、木村武之などの26期勢。松尾の近況はマズマズといったところだが、この大会は2018年に制した相性のいいシリーズ。篠原は代名詞である安定感が全く衰えていない。木村武は今年まだリズムを掴めていない印象だが、そろそろ本格始動しそうな雰囲気。
有吉辰也も近況は連対率が高く、伊勢崎走路との相性も良い方だ。森且行、若井友和、田中茂らはエンジン状態がそこそこ。もうひと上積みがあれば優勝戦にまで進出できそう。岡部聡、岩崎亮一、笠木美孝らはエンジン悪くはないが、近況はパッとしない印象。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-7(22期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 S-31(26期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-4(26期)〕
永井 大介〔川口 S-9(25期)〕
池田 政和〔川口 S-18(23期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-10(26期)〕
木村 武之〔浜松 S-13(26期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-22(24期)〕
荒尾聡が存在感を示しそうだ!
飯塚オートの開催は約2週間ぶり。前回は重走路の優勝戦で、山陽の山本将之が自身初優勝を決めた。その山本将は今回も参戦。ただし、その時とはハンデが重くなっているだろうから、レース展開は厳しくなる。S級は川口を除く各地から強力な車が襲来し、優勝争いが展開される。
まず今回の地元エース格は荒尾聡。近況のリズムは悪くない。前走となる浜松3日間開催では優勝戦まで進めなかったが、その前の地元GIでは準優勝。その優勝戦ではレース内容も良く、乗り手の状態の良さが感じられた。今回は浜松から地元に戻っての戦いなので、その時の走りが期待できる。
地元S級は他に2人。滝下隼平と桝崎陽介の28期両者。滝下は前走の地元で準決5着だった。ただし、連日いい試走タイムが出ていたように、エンジン自体はある程度の位置にある。桝崎も前走は地元4日間開催。初日から3、3、3、4着だった。白星はなかったが、大きな着も取っておらず、エンジン自体は並。もう少し上積みは図りたいところだ。
外来S級で好調なのは丹村飛竜と吉原恭佑。どちらも前走は山陽のGII若獅子杯争奪戦だった。2人とも優勝戦まで進み、丹村が準優勝、吉原が7着の結果だった。吉原はスタート直後に被害があり、レース展開は厳しいモノになってしまった。丹村も同様にスタート直後に被害があったが、そこは地元の意地。怒涛の巻き返しを見せ、3着入線を果たした。2着で入線した新井恵匠が反則で失格になったため、丹村は繰り上がりで2着となった。あの追い込みを見る限り、エンジンは好調。乗り手の捌きも冴えている。
他でビックネームは金子大輔。前走の若獅子杯争奪戦では準決3着で優出を逃したが、初日や2日目などは金子らしい走りができていた。エンジンが並にさえなれば、落ち着いた捌きで番手を上げていける。中村友和も気配は良さそう。前走の若獅子杯争奪戦では準決4着だったが、それ以外の4走は全て車券に絡める結果を残していた。持ち味のスピードを活かした走りができている。前田淳、藤岡一樹、人見剛志の3者はエンジンが上向いてこず、本来の走りができていない。どこかで立て直しを図りたい。
A級では若獅子杯争奪戦で優出した岩見貴史と丸山智史が好調。特に丸山は準決で素晴らしいタイムを出しており、今まさに成長盛り。若獅子杯争奪戦では町田龍駿、森本優佑、泉田修佑、松井大和らも見せ場を作っていた。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-6(27期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-34(28期)〕
桝崎 陽介〔飯塚 S-45(28期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-15(32期)〕
金子 大輔〔浜松 S-17(29期)〕
中村 友和〔浜松 S-27(32期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-23(29期)〕
前田 淳〔山陽 S-42(27期)〕
地元走路に折り合っている伊藤信夫が中心!
前回の浜松オートは地元24期・伊藤信夫の優勝でシリーズを終えた。その伊藤信はただ今、絶好調で今回も参戦する。他にも好調な外来勢を迎え入れ、戦いは激しさを増していく。
伊藤信夫は前回の優勝戦で、試走26、上がり356のタイムを叩き出し快勝した。その前の節でも準優勝と、エンジンはかなり高い位置で推移している。同じ地元走路で走れているアドバンテージも加味し、今回も優勝戦まで進むものと思われる。もちろん連続優勝も視野に入っているだろう。
木村武之は今年、まだ優出がない。それどころか開催の前検日に受付遅れで罰休を受けてしまうなど、本人のリズムも良くない。ただし、近況は1着率が高くなっているなどエンジン面は悪くなさそう。悪い流れを断ち切り、今回こそ今年の初優出を果たしておきたい。 地元勢では鈴木健吾(追加配分)が好調で2節連続優出と侮れない存在になる。
外来S級でランクがシングルなのは中村雅人と松尾啓史。中村雅の前走は飯塚GIだった。ここでは準決7着で優勝戦には進めなかったが、それ以外の4走は1着2本含むオール車券に絡む結果。エンジン的には中堅上位で、十分戦える機力はある。松尾啓は前走が飯塚一般開催。ここでは初日に1着を取ったが準決以降は失速。その前の飯塚開催では優勝戦まで進めていた。
勢いでは池田政和や佐々木啓の23期両者の方が上位。池田は前走となる飯塚GIで優出。優勝戦ではスタートダッシュが付かず6着に終わったが、準決では上がり363をマークするなどスピードある走りを展開していた。更に今年は早くも2Vを決めている。このままの流れで行きたいところ。佐々木は長らくエンジンが高い位置で安定。前走の浜松3日間開催では初日からオール2着の準優勝。その前の飯塚でも優出し3着に食い込んでいる。レース序盤の展開不問で追い込んでいくスタイルは信頼感が増す。
他のS級は若井友和と岡部聡。若井は今年まだ優出がないが、昨年から続く好調をある程度維持できている。混戦でもスピード戦でも対応できるエンジン力がある。岡部は前走が飯塚GIだった。ここではイマイチな結果に終わったので、今回は巻き返しを図るシリーズになる。
A級では重富大輔が前走の地元GIで優出。課題のスタートにも一定の改善が見られ、ツボにはまった時のスピードは脅威。松山茂靖や下平佳輝も前走で優出していたので、本人のリズムとしては悪くない。
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主な出場予定選手
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木村 武之〔浜松 S-13(26期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-22(24期)〕
中村 雅人〔川口 S-3(28期)〕
若井 友和〔川口 S-14(25期)〕
池田 政和〔川口 S-18(23期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-4(26期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-26(23期)〕
アフター6ナイター第3弾!
これまで2度開催された伊勢崎オートのアフター6ナイター。前回の昼間開催を挟んで、再びこのシリーズが行われる。7車立て7R制で、レースとレースの間の時間が詰まっているので、軽快に次々と競争を楽しめる。これまで佐藤摩弥、渡辺篤が優勝しているが、今回は地元から優勝者を出す事ができるか。
出場する中で地元ランク筆頭は三浦康平。前走の地元昼間開催では優勝戦まで進み3着。予選準決も連対しているし、その前のアフター6ナイターでは準優勝。レースの時間帯を問わず、好調の波に乗れている。今回は優勝までこぎつけたいところ。
他に地元S級は2人。三浦と同期の西原智昭は、前走の地元昼間開催で優出モレ。ただし、初日は白星を挙げていたようにエンジンが崩れているわけではない。その時の動きを取り戻せれば戦える状態。その昼間開催で優出していたのは岩田行雄。現在62歳の岩田は、以前のような迫力ある攻めは見られないが、それでも気合は変わらず鋭い突っ込みを見せている。久々の優出をキッカケに上昇気流に乗りたい。
外来S級は2人の予定。川口から佐藤裕二と鈴木清だ。佐藤裕は前走の飯塚GIでは白星を挙げることができなかった。それどころか今年に入ってから1着がまだない。悪い流れにはまりかけているが、いつかは脱出の兆しを出してくるだろうから、その瞬間は狙い撃ちしたい。鈴木清は前走の浜松で初日に白星。その後は失速したが、今年はある程度の成績を残せている。エンジンが並以上になれば、ダッシュ乗ったスタートからの速攻に期待できる。
A級では阿部剛士が好調。近況は浜松で連続参戦していたが、その両方で優出していた。上がりタイムも40を切る数字をマークしているのでエンジン面は良好。
地元勢では鈴木将光が前々走の飯塚で優出。その後の地元でもマズマズの走りを見せていた。清水卓は前々走の地元アフター6ナイターで優出。この時間帯でのセッティングが分かっている。戸塚尚起、芝崎茂信、栗原勝測あたりもソコソコの成績を残せている。元々スピードがある浅香潤は、エンジンが並か並以上になれば快速を発揮できる。
B級では上々のエンジン力をバックに深沢悟が渋太い走りを展開している。逆に内田利彦は独走時の逃げ切りに警戒。北爪勝義は同ハンの中ではスタート力がある方で、レース序盤に好展開を作るケースが多い。
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主な出場予定選手
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三浦 康平〔伊勢崎 S-35(28期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-39(28期)〕
岩田 行雄〔伊勢崎 S-44(15期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-24(24期)〕
鈴木 清〔川口 S-41(23期)〕
阿部 剛士〔川口 A-3(27期)〕
浅香 潤〔伊勢崎 A-42(23期)〕
鈴木 将光〔伊勢崎 A-77(27期)〕