
絶好の位置を生かして中野光公が抜け出す!
10線が不在のため、0ハン単騎の猿谷はスタートの心配もなくレース序盤からマイペースで走ることができる。20線3車のスタート争いは枠ナリ発進か。30線最内の野本はスタートが巧いので、30線も枠ナリに出て行きそう。
20線最内から先行する中野光は、準決で軽快な走りを見せていた。逃げる猿谷との差を徐々に詰め、レース中盤から後半にかけて交わしそう。そのまま後続を寄せ付けず先頭ゴールを迎えるとみた。その中野光に山際と田中哲がピタリと続いていく展開になる。30線の泉田と田村は野本を交わせる機力はなさそう。30線の中で上位に浮上できるとしたら、その野本だ。また、20線勢や30線勢が激しくやり合うような流れになれば猿谷の残り目もなくはない。
◎ 2 中野光公
○ 3 山際真介
△ 4 田中哲
△ 5 野本佳章
▲ 1 猿谷敦史
おすすめの買い目
2-1345-1345
穴なら 猿谷敦史の逃げ粘り
1-2345
地元の浅田真吾を谷津圭治と飯塚勢が追う
あいにくの天気予報で濡れ走路での決戦になる見込みが高い。
石貝武之は以前よりは最近こなしているものの、軽ハン3名は雨では厳しい戦いになりそう。先行力のある浅田真吾が20線の最内枠から先制。谷津圭治と鐘ヶ江将平が離されずにスタート出て、滝下隼平と中村友和はレース前半は少し離れての追走になるか。
前節伊勢崎の後半から上位入着が急増して雨でも2連対している谷津が浅田にジカ付けから差す。またはいきなり20線からトップスタートを切るシーンも大いにある。飯塚2名は谷津に比べると捌きの自在性はやや劣るが、ハマった際のパワーは凄い。
◎ 4 浅田真吾
○ 5 谷津圭治
△ 6 鐘ヶ江将平
▲ 8 中村友和
穴 2 石貝武之
おすすめの買い目
4=5-682
穴なら
2=4-856
文/鈴木
有吉辰也が勝負強さを発揮した
この日の雨は1レースの開始時点ですでに上がっていて、開催が進むとともに走路は少しずつ乾いていき、終盤レースへ差しかかる頃には3秒台の試走が多く見られるようになり、12レース決勝戦はほぼ良走路といえるコンディションまで回復した。
レースは20線の最内枠から山本翔が鋭くダッシュすると、1周目で10メートル前の前田淳を突破。そして2周目で0ハンの道智亮介と矢野正剛を1車ずつ捌いて、早々と逃げ展開に持ち込んだ。
今節ただひとり無敗で優出した有吉辰也も3周目に2番手へ上がり追撃態勢を整えたが、3.369秒のハイペースを作る山本翔との車間が常に2車身ほど開いていてなかなか仕掛けられない。しかしそこで終わらないのが有吉の強さ、凄さだ。最終6周回2コーナーを強力に立ち上がると、狙いすましたような差し。ワンチャンス、ラストチャンスで獲物をきっちり仕留める、さすがのレース運びだった。
通算1010勝目で68度目の優勝を飾った有吉は、17年ぶり2度目のSGオールスター優勝をめざして川口レース場へ向かう。
文/鈴木
黒川京介が今年6度目の優勝
10線2車並びの外枠から押田和也に伸び勝って先行した早津康介が1周回4コーナーで0ハン田辺誠を差して先頭に立ったが、20線の大外枠からダッシュ決めた黒川京介がその時すでに背後へ迫っていて、あっさり捌いて首位。
小林瑞季がレース中盤に2番手へ浮上したが、追い上げてきた佐藤貴也が5周回4コーナーから直線への立ち上がりで切り返し、ここで余力がなくなった小林瑞を中村雅も続いてイン攻め込んだ。
黒川は今節3戦3勝の完全V。3月31日の山陽G2『ミッドナイトチャンピオンカップ』以来、今年早くも6度目の優勝を決めた。4日後に開幕する川口ナイター『オールスター』で2冠目のSG獲得をめざす。
文/鈴木
有吉辰也の総合力がモノをいう
0ハンは矢野正剛よりスピード上回る道智亮介がスタートも切れているのでカマシ先行から主導権。その道智を、今節の速攻冴えている前田淳が後続の来る前に交わせるかどうかがレース序盤のキーポイント。
準決勝戦の本走タイムが優秀だった山本翔が位置も良いので人気の上位に喰い込むことが想定されるが、それを包み込むように岩見貴史が飛び出すケースがありそう。そこへ続いてスタート出るのは丸山智史ではなく有吉辰也だろう。とにかく展開への対応力は天賦の才能があり、篠原睦が敗退して不在となった今回の最重ハン勢なら難なく攻略できる。
ひとつ考えられるケースは、先行力ある前田淳と山本翔がイン戦で重なって、20線の飯塚勢を捲らせないように粘る展開。もしそうなると道智が得意の独走に持ち込んで押し切る可能性もありそうだ。
◎ 7 有吉辰也
○ 3 前田淳
△ 6 岩見貴史
▲ 4 山本翔
穴 2 道智亮介
おすすめの買い目
7-3=642
穴なら
2=7-643
文/鈴木