オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。永島潤太郎が準決勝戦から2連勝でV
小差で1番人気になったのは、10線2車並び内枠と好位置に入った早津圭介。しかし、いざレースが始まると単騎0ハンから逃げた三宅真央をなかなか攻略できないまま周回を重ねる。
20線3車並び大外枠の永島潤太郎は、前日の準決勝戦は試走タイム33秒でレースも圧勝したが、この決勝戦は試走37秒とタイムが低下してオッズは高評価を集められなかった。しかしレースでは1周回バックストレッチで同ハン2車の前へ出ると、2周回3コーナーで満村陽司の内を突いてスンナリ番手を上げられた。そして2番手にとどまっていた早津圭を4周回で捌くと6周回1コーナーで三宅のインへ飛び込んで首位を奪取。昨年11月以来、通算6度目の優勝となった。
早津圭は6周回バックストレッチでは滝下隼平の差しを耐えしのいだが、ゴールを目前にした直線の立ち上がりで車がブレてしまい落車。人気に応えられず残念な結果となってしまったが、この経験を今後の糧にして更に成長したい。
文/鈴木
颯爽と駆け抜けた! 中村颯斗が2度目のV
「エンジンは直線で行く感じがあるし乗りやすさもあります。」と優勝戦前にコメントしていた中村颯斗が岩見貴史を振り切って自身2度目の優勝を成し遂げた。
試走は3.35秒と20m後ろの選手とそん色ないタイムで人気の一角を担う。力量では唯一のSGホルダーである伊藤信夫なのだが、2連単オッズは岩見からの5-6、中村颯からの1-5、伊藤信からの6-5と続く。3連単は5-6-1のみ10倍を切って8.1倍だった。
走路温度28℃だが、湿度が88%と高い条件のなかで発走。0ハン単騎の中村颯は無難にスタート決め、10線の丹村司は序盤で後退して平塚雅樹が追う展開に。岩見は早々と3番手へ浮上し迎撃態勢が整った印象。このとき伊藤信は最後方。
番手取った平塚は思いのほか詰められず、逆にやや離され岩見が接近。青旗過ぎても中村颯のペースは落ちず、そのまま押し切った。ゴール前で岩見が平塚を交わして2着へ。
2024年8月に初優勝決めたときは10mから0ハンの水口寿治、石川岳彦を交わして独走。それから1年経ち、今回はオーバーミットで深夜に栄冠。35期は逸材が多く(佐藤励・小椋華恋・新井日和・西翔子・永島潤太郎ら)佐藤励はSGを小椋はG2を獲っており、今後は記念レースでも活躍できるよう切磋琢磨して、のし上がって欲しい。次回は9/24~の飯塚デイレースに出場予定です。
永島潤太郎の試走気配が上昇した
先月下旬の飯塚デイレースは4日間で最速の試走タイムが37秒だった永島潤太郎。今節も初日・2日目は38秒だった試走タイムが、3日目の準決勝戦は33秒へと急上昇し、レースもスピード豊かな走りでブッチ切り圧勝した。この決勝戦は同ハン石田啓貴と山浦博幸より先行することは十分に可能であり、外めのコースをグリップ開け開けで捲っていこう。
8月は11走して未勝利、2着と3着が1本ずつだった石田啓貴が、今月は8走中6走が3着以内と安定感が大幅アップ。決勝戦のハンデ位置からは捌きにくそうに見えるが、愛機を車群の外へ持ち出せれば、永島の通るコースをなぞってアウト戦で番手を上げられる。
山浦博幸と三宅真央は準決勝戦のレース終盤の足色に余力を感じられず、メンバーが一段と強化される決勝戦で上積みを望めるかどうか。
もっとタイムが出ているように準決勝戦で感じさせた満村陽司、今年2月の山陽ミッドナイトで初優勝して当地の水が合う早津圭介は、いずれも先頭へ立つとペースを上げられそうな予感。
◎ 6 永島潤太郎
○ 4 石田啓貴
△ 7 滝下隼平
▲ 3 満村陽司
穴 2 早津圭介
おすすめの買い目
6-4=732
穴なら
2=7-436
文/鈴木
伊藤信夫が総合力の違いを示す
先月下旬のG1ダイヤモンドレースから今節で連続3節目の飯塚になる伊藤信夫は、前節デイレースの決勝戦は追い上げての3着にとどまったが、その時に勝たれた篠原睦が不在でただひとりSGタイトルホルダーとして優出した今回は格上のレースメイクできっちり首位を獲りたい。
岩見貴史は準決勝戦のような鋭い飛び出しが続けて決まるかがポイント。かりに先行できたとしても、この10線2名を叩けるかどうかは微妙な情勢だ。
中村颯斗が先月下旬の飯塚デイレースから良い流れで今節まで推移しており、後続が競り合ったりして進めなくなるようなら、その間に車間を拡げて大きく逃げるシーンがあるかも。
◎ 6 伊藤信夫
○ 1 中村颯斗
△ 5 岩見貴史
▲ 3 平塚雅樹
穴 2 丹村司
おすすめの買い目
6=1-532
穴なら
2=1-536
文/鈴木
青木治親が難走路を制してV!
川口最終日は重走路で始まったが、徐々に乾いていき優勝戦は所どころが濡れているブチ走路になった。まずは0ハン単騎の吉田幸が粘っていたが、福田裕がアウトから交わすと青木治も同じように続いていった。そこからは福田裕が巧みなコース取りで先頭を死守していた。しかし、青木治がこん身の差しを決めると、そのままゴールを迎えた。
青木治は試走から気配が良かった。レースでは2番手でやや攻めあぐねていたが、慌ててはいなかった。おそらく試走での感触が良かったので、抜けそうな手応えを得ていたのだろう。青木治は今年2月に伊勢崎で優勝して以来、通算17度目となるV。次節からはハンデが重くなりそうだが、今の勢いを持続できれば十分克服できるだろう。