
栗原佳祐が遠征の強豪勢を破る
3日目の最高タイムをマークした栗原佳祐がキッチリ先手を取れば前団の3車を交わして高速展開に持ち込み、銘柄級の遠征3名を突き放せる。
飯塚2名は有吉辰也の方が仕上がりの充実度は高そう。とはいえ荒尾聡も実力があるので上位争いに参加してくるか。深谷俊太は自身の10メートル前に選手がいないため思いきった飛び出しを見せる可能性もあり、30線勢より先にハナを奪えるようならハイペースの大逃げ十分。逆に牧野竜人が本走3秒台を出せれば独走に入るシーンも一考したい。
三浦康平の速攻が冴えわたっており、深谷俊と同様に速攻で抜け出すようだと一発逆転あるか。
◎ 4 栗原佳祐
○ 7 有吉辰也
△ 1 牧野竜人
▲ 6 荒尾聡
穴 5 三浦康平
おすすめの買い目
4=7-165
穴なら
5ー6=714
文/鈴木
SGホルダーの意地見せた久門徹
『A級選手権』と銘打って0メートルのハンデレスで行われた3日間。優勝戦は西原智昭と久門徹が人気を分けるオッズに。2連単は1=3同じ4.4倍。3連単は10倍切る組み合わせはなく、わずかに久門からの3-1-4が一番人気だった。
スタートで主導権取ったのは西原。しかし、久門もいい位置へ付けて西原のインへ前輪をねじ込む。浜野淳はワンテンポ遅れて西原を差して追走。岩崎亮一も姿を見せたが最終3コーナーで西原に突っ込むまで。浜野はゴール前、久門のアウトからグリップ開けて行ったが微差届かず準優勝。
2003年と05年の2度SGオールスターを獲ってる英雄だが、もう20年以上前のことなのか...。悲しいかな現在はA級に下がってしまったが、最近は機力が上がっており再びS級の座へ返り咲くことを願いたい。これは浜野淳もしかりだ。スタンド等の改修工事で地元の飯塚走路を走れない久門は今月末の山陽ナイターに再び参戦予定。
内枠の2名を逃がすと他者は抜きづらそうだ
準決勝戦で丸山智史を抑えた高橋義弘と、浜野淳に付け入る隙を与えなかった西原智昭は、ともに後続が攻めにくいコース取りを走れていて、それぞれ速いタイムも出ているので、スタートで先行態勢を作れれば3号車から外枠の面々はかなり苦戦させられそうだ。
もし割って入れるなら、捌きの高い技術を持つ浜野淳と、今節2走とも中団~後方から捌いて上位に入着している山本翔の2名だろう。久門徹・岩崎亮一・木山優輝は準決勝戦の本走タイム比較から首位争いは難しいかも。
◎ 1 西原智昭
○ 2 高橋義弘
△ 4 浜野淳
▲ 6 山本翔
穴 7 木山優輝
おすすめの買い目
1=2-467
穴なら
7=6-421
文/鈴木
長田恭徳が華麗な捌きで今年初V!
0ハンからペース良く逃げるのは藤本梨。10線先行は清水卓だったが、1周バックで松井が捲ると藤本梨を追う態勢を作れた。しかし、最後まで攻略できず追走一杯。後方からは長田恭がじわじわと番手を上げていた。5周3コーナーで松井を差すと、そのまま6周ホームストレッチで藤本梨のインに突っ込んで先頭を奪取。2着には藤本梨が残り、3着は松井が入線した。人気に押された浅倉は、レース序盤で仲田に交わされ苦しい展開になった。その後も車を押し上げることができず後方のままだった。
長田恭はこれが今年初優勝。昨年はケガにより長期欠場を余儀なくされたが、復帰5節目からは優出ラッシュ。その中には優勝もあった。その時は最重ハンの10メートル前だったが、今回は正真正銘の最重ハン。ここに完全復活となった。この後は地元での開催が続くが、そこでも勢いを付け、記念レースで活躍する姿を見せたいところ。
バレンタインデーに鈴木清が3連覇!
試走タイム3.28秒の吉林直都、次は29秒の石井大志。0ハン単騎の中村晋典も人気の一角を担い、3連単は6-1-7が一番人気なのに、2連単は6-7が一番人気と変わったオッズ構成に。
中村晋に深沢隆が続いてレースは始まり、吉林は早めに4番手へ浮上し石井大志をパス。懸命に逃げる中村晋を吉林が射程に捕えると最終3コーナーで突っ込む。両者流れたところへ鈴木清が車をうまくねじ込み、前節2/5デイV⇒2/8ナイトV⇒そして今回と、乗り手とマシンの融合で3連続優勝の荒稼ぎ。VTRを見ると吉林が仕掛けるのを待っていたようにも見える。
吉林は反則妨害で失格となり、3着に深沢隆が入り3連単は2万円超えのビッグな配当。来月には地元G1も控えており、鈴木清はこの状態をキープしたい。