オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。 広瀬勝光が約8年半ぶりに栄冠をゲット!
0ハンから先行したのは広瀬勝。そこへ牛沢と谷島が続いていった。いきなり逃げに入った広瀬勝は、自分のコースを丁寧に回り、ペースを落とすことなく最後まで走り切り先頭ゴール。後ろでは、牛沢が離れ追走で谷島も付いていくのが一杯。前の3車は最後まで態勢が変わることなくレースを終えた。20線から単独の競走となった青木治は、10線3車を交わすまでで4着入線となった。
川口最終日のこの日は第5レースの試走後から降雨で重走路になった。雨を苦にしない広瀬勝にとって、トップスタートを切れたことは優勝の最大の要因。自分の好きなコースを回って走ることができた。広瀬勝は今年4回目の優出にして、今年の初優勝。通算では5度目の優勝となった。スタートの切れの良さは良走路でも示している。目下の課題はレース中盤から後半にかけてのペース配分か。レース序盤で自分の展開を作れることは多いので、その辺の課題が克服されればもっと優勝回数は増えていくことだろう。当分、地元での競走が続くので、エンジンのセッティング面でのアドバンテージはある。次の開催でも期待したところだ。
9R...鈴木圭一郎と永井大介が先行しそうだ
鈴木圭一郎と永井大介が3日目のように中央付近の枠からスタート先行する。この両者へ新井日和もカマシ気味に出て続きそう。丸山智史は道中に外コースを進む。中村雅人と早川清太郎は発走時に内へ包まれると展開が悪くなる。
◎ 4 鈴木圭一郎
○ 5 永井大介
△ 7 新井日和
▲ 6 丸山智史
穴 2 中村雅人
おすすめの買い目
4-5=762
穴なら
2=4-567
10R...先手の篠原睦を川口2名と伊藤信夫が追う
篠原睦は先行力があり、道中のスピードを上げつつ後続を防御する力もある。だが今やSGウイナーである佐藤励なら捌くシーンを見せられるかも。この夏ずっと平田雅崇のエンジンが充実している。伊藤信夫も最近の中では今節の仕上がり度が高い。
◎ 1 篠原睦
○ 2 佐藤励
△ 6 平田雅崇
▲ 7 伊藤信夫
穴 3 新井恵匠
おすすめの買い目
1=2-673
穴なら
3=1-267
11R...現状は荒尾聡よりも伸び優っている黒川京介
荒尾聡が枠番抽選で最内枠を得て大チャンスだが機力は前節の山陽から今ひとつ。黒川京介がスタート伸びていった勢いで捲って一気に先頭まで奪えそうだ。高橋貢が3日目のあとにクランク交換を決断。試走から気配に注目したい。加賀谷建明も上向きだと語っており、スタート包まれる・挟まれる危険のない大外枠はプラス材料にできるかも。
◎ 4 黒川京介
○ 1 荒尾聡
△ 5 森本優佑
▲ 6 高橋貢
穴 8 加賀谷建明
おすすめの買い目
4-1=568
穴なら
8=1-456
12R...ダッシュする青山周平に長田稚也が挑戦状
安定してスタート切れている青山周平が内寄り2枠ならスンナリ先手を奪おう。佐藤貴也と佐藤摩弥が飛び出して先行を狙ってくる。長田稚也はスタート包まれて番手を下げると苦戦もあるが、3日目に1枠で包まれたが盛り返した浦田信輔のように長田稚も上位争いへ加わるか。
◎ 2 青山周平
○ 1 長田稚也
△ 5 佐藤貴也
▲ 4 浦田信輔
穴 8 佐藤摩弥
おすすめの買い目
2-1=548
穴なら
8=2-154
文/鈴木
牧野貴博が自在性を発揮するか
今節2日目の準決勝戦。濡れ走路では5年半ぶりの1着となった牧野貴博はエンジンも乗り手のリズムもかなり上向いているとみられ、圧倒的な強力車が不在で混戦模様のここは華麗なテクニックで抜き上げてこれる。
牛沢和彦は準決勝戦の後に自身でコメントしたように今節はスタート浮き気味だが、0ハンの最内枠ゆえ1周回1コーナーへは先回りしてトップ進入すると期待。先頭を走ると高い防御力で粘りを見せる。先行力のある広瀬勝光は飛び出しが決まって逃げる展開へ持ち込めれば独走シーンを披露できるかも。
今月の川口ナイターで優勝している青木治親、今月は勝ち星を増やしている谷島俊行も上位争いできる機力を備えている。
◎ 5 牧野貴博
○ 1 牛沢和彦
△ 2 広瀬勝光
▲ 7 青木治親
穴 3 谷島俊行
おすすめの買い目
5-1=273
穴なら
3ー1=257
文/鈴木
辻大樹が得意の速攻決めて今年初V!
0ハン先行は竹中修で、桜木も10線のスタートを残して出た。10線からは内山雄が先行したが、2番手発進の辻がバックストレッチで内山雄と桜木をまとめ差し。その後も竹中修がペースを上げる前に辻が差し込み、速攻を炸裂させた。辻はそのままゴール。後ろでは内山雄と井村が浮上し2、3着となった。
優勝戦は走路の一部が濡れている難走路だったが、辻はモノともしなかった。試走タイム一番時計の裏づけもあったのか、自信を持って走れていた様子で人気に応えてみせた。辻は今年3回目の優出にして、今年の初優勝となった。通算では9V。今年の前半は苦しむ時期もあったが、7月後半からは調子を上げている。このまま今年の最後まで良い流れを持続させたいところだ。
本田仁恵が今年&通算2度目の優勝
人気の集中した本田仁恵が単独0ハンから6周回逃げ切り。今年4月の初優勝ぶりとなる自身2度目の優勝を果たした。レース確定を待つ間は大勢の仲間に囲まれて祝福を受け、初めてのウイニングランを地元のファンの前でおこなうことができた。
10線3車のうち西村義正と辰巳裕樹が序盤の周回から出入りの激しい競り合いを繰り広げ、いずれも前を追う展開を作れなかった。その競り合いに敗れた西村義を5周目に、離れた2番手追走となっていた辰巳を6周目に、森谷隼人が捌いて2着へ進出した。
本田が初優勝した山陽ミッドナイト4月28日は、本田の所属レース場である川口でSGオールスターが開催されている真っ最中であった。2022年と2024年に選出されて出場したオールスターに、今年は選ばれなかった。
今回の優勝の喜びを、いずれはオールスターの、SG開催の常連となれるよう今後ますます活躍して実力を上げる契機としたい。
文/鈴木