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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。

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今週から舞台は水沢。初日メインはB1・1300m戦。適性一目ソーラーインパルスに注目

 今週から戦いの舞台は盛岡から水沢へと替わり、盛岡データは一旦クリアーしたい。言うまでもなく水沢と盛岡は真逆のコース形態。1周1200mのフラットコースに加え、直線が約200m。一見すると先行馬が圧倒的有利と思ってしまうが、あにはからんや。


 今回のテシオ特集(tesio.jp)で今季これまでの水沢データを掲載したのでご覧になってほしい。ダート競馬なので先行有利は動かないが、差し馬の健闘も目につく。見どころは3コーナー、ラスト600mの攻防。そこから各馬が一気にスパートをかけ、そのときの手応えが重要となる。


 開催代わり初日メインは「刮目相待て!三陸は必ず復興する」(B1 水沢1600m)。調騎会騎手部会の協賛でネーミングをファンから募集。詳細は当日メインの勝ちそーファイナルチェックで報告があると思うが、由来は三国志から。「士別れて三日、即ち更に刮目して相待すべし」


 意味は日々鍛錬している者は三日も会わなければ見違えるほど変わっているということ。復興が思った以上に進んでいないのに対する意思表示。ジョッキーたちの気持ちも同じに違いない。


 主軸をソーラーインパルス、ギシアラバストロのどちらにするか迷ったが、最終決断はソーラーインパルス。ギシアラバストロのレース間隔が詰まっているのが若干不安だったからだ。


 ソーラーインパルスは中央0勝だったが、船橋の条件交流(1400m)で勝利を飾り、2着2回はダート短距離戦でマーク。転入初戦の前走は3ヶ月ぶりの実戦だったが、3着にまとめた。


 馬体重がマイナス19キロだったが、上記の好成績を収めていたときとほぼ同じ。近走不振は体が重かったと解釈して間違いない。


 今回は休み明け2戦目に加え、ベストの1300m戦。小回り対応がネックだが、好走要因がほぼ整った。

 
 ギシアラバストロは中央ダート1400mで4勝。準オープンから鳴り物入りで転入し、初戦を快勝。2戦目のすずらん賞でも逃げて2着に粘ったが、その後、脚部不安が発生。以降は順調さを欠いて昨年は1勝のみ。


 不本意なシーズンに終わったが、今季は短距離をメインにローテーションを組み、前走で待望の白星。盛岡ダート1200mを1分12秒2の好時計で快勝し、ようやく吹っ切れた印象。間隔詰まっても2連勝の可能性も高い。


 タケノトレジャーはシーズン当初、マイルで勝ちきれないレースが続いたが、短距離に路線変更して反撃。早池峰賞2着、3走前の水沢1400m快勝で古豪健在を誇示した。


 前走・クラスターカップ13着はメンバーが強い上、1分9秒台の決着でブービー13着も仕方なし。地元同士の戦いなら絶対能力でアッサリまで。


 レッドヴェレーナは芝1600m・レインボーカップで嬉しい初勝利。自慢の切れがさく裂した。1300mの忙しい競馬がどうかだが、4走前の水沢1400mでギシアラバストロに先着3着。位負けはまったくない。


 モンテムーンは次第に尻すぼみ気味だが、条件も合わなかった。マイル実績はひとまずあるが、本質的には短距離向き。サーストンサブリナは開幕2連勝後、精彩を欠いているが、前走・盛岡ダート1200mで4着。1300mなら逃げなくても好勝負に持ち込める。


◎(7)ソーラーインパルス
○(9)ギシアラバストロ
▲(10)タケノトレジャー
△(5)レッドヴェレーナ
△(8)モンテムーン
△(4)サーストンサブリナ


<お奨めの1頭>
5R セイカスプレンダー

近走は入着が一杯だが、3歳の強豪相手で仕方なしの結果。それでも前走タイム1分27秒5をマークし、ここは相手有利

2013/08/22
レース展望
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若鮎賞から本格化する2歳戦線/ラブバレットが一歩リードと見る

 今日・18日日曜に行われる若鮎賞は岩手競馬の今季最初の2歳重賞です。前開催までの2歳新馬戦勝馬は7頭。その中の6頭を含む計9頭が「2歳最初の重賞勝馬」をかけて戦います。

 このレースは芝の重賞であり9月に行われるジュニアGP、同じ芝マイルの重賞のトライアルでもありますし、第1回の勝馬があのネイティヴハートという事もあって、芝馬たちの舞台と思われがちですが、実は意外にそうでもありません。
 過去10年のこのレースの優勝馬でこのレース後も芝で勝ち星を挙げた馬はたった3頭。むしろダートへ転じて活躍する馬の方が多いのです。
 という事で若鮎賞の価値は「ここを制した馬はその後の2歳戦線をリードする存在になる」。どの馬が勝つのか? 勝った後のその馬が、この後どんな戦績を重ねていくのか? そんなところにも注目しておいていただきたいですね。



 さて本命は。やはりここは、3連勝中(3)ラブバレットを推すしかないでしょう。ここまでデビューから3連勝、それもいずれも着差以上の力の差を感じさせる内容。ここ2戦のダートでの戦いなどは同日・同距離の古馬戦と並べても最速のタイムを叩き出しており、それもまたこの馬の能力の高さを感じさせます。
 走りの印象からすると芝はこなす程度、距離もマイルあたりが上限かも・・・という感じではありますが、先も述べたようにこのレースには高い芝適性はあまり必要ではありません。それよりも地力の高さ・底力が要求されます。その点で、この馬の戦績はそのイメージに合致するものでしょう。
 対抗は(4)ライズラインです。初芝という点が、芝を経験している他馬に対してややマイナス材料になるかと思いますがそれはここでは些細な事。何よりも前走の、ラブバレットに負けてなお強しの走りが出色でした。こちらは距離が伸びる点がむしろ好都合になりそうですし、そこに逆転のチャンスもあると見ます。
 三番手は思い切って(2)グンザンスターを採ります。ダートの3戦がからきしで評価を下げつつありますが、デビュー戦の芝ではラブバレットの2着。上がりタイムはラブバレットよりも速かったくらいです。芝で変わる可能性が高いうえに人気の盲点になるのなら馬券的に狙い目では。

 (1)ターントゥタイドも素質馬として期待がかかります。コース・距離を問わないレースセンスの高さが武器だと思えるだけに芝マイルも苦にしないでしょう。(9)シグラップロードも同様。ただこの二頭、前者は相手関係がやや甘かったし後者はこれが2戦目。対戦の中で経験値を積み増した◎○に比べると、まだちょっと強気になりづらい・・・という所に留まるのが現時点での評価ではないでしょうか。




●10Rの買い目
馬単(3)=(4)、(3)→(2)、(3)→(1)、(3)→(9)、

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2013/08/18
レース展望
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17日メインは芝2400m戦・桂樹杯。ロッソコルサの復活に期待する

 14日、クラスターカップは笠松代表・ラブミーチャンがJRA勢を一蹴。史上3頭目の地方優勝の快挙をやってのけた。


 振り返れば2年前、3.11東日本大震災後、開催すらも危ぶまれていた岩手競馬だったが、当初予定から1ヵ月半ほど遅れて再開。しかしテレトラック釜石が閉鎖。テレトラック三本木、宮古は復旧に時間がかかり、売り上げが大幅減。


 しかも水沢競馬場の損害も尋常ではなく、復旧のメドが立たず盛岡競馬場1場での開催を余儀なくされた。


 そんな中、ドクターコパさんこと小林祥晃さんに所有馬ラブミーチャンが盛岡に行って元気を岩手へ送りたいと話をしたという。結果は3着。ドスライスのマークがきつく、直線で一杯となった。調子も本物じゃなかった。


 レース後、コパさんはこう語ってくれた。「ラブミーチャンは今年で引退をさせる予定ですが、やり残したのはクラスターカップを勝つこと。あの時の約束を果たせてホッとしました。今から引退のことを考えるだけで非常にさびしい。ですが、ラブミーチャンは神から授かった馬ですから、最後までキッチリいい競馬をしてほしいですね」


 ウイナーズサークルの表彰式には多くのファンが詰めかけ、コパさんが音頭をとってみんなで万歳三唱。最高の時間を共有した。


 17日メインはオープン重賞「第36回桂樹杯」(盛岡芝2400m)。主軸をマイネルファルケにするか、ロッソコルサにするか非常に迷った。


 マイネルファルケは2009年のマイルチャンピオンシップでカンパニーの2着。また09年、10年と2年連続でダービー卿チャレンジトロフィー2着。通算5勝中、4勝を芝1600mでマークするなど断然の過去履歴。


 ただ、南関東移籍後は大敗の連続。オグリキャップ記念6秒8差9着、大井記念10秒6差16着。前走は適距離の1600m戦も3秒7差13着とあまりにも負けすぎ。


 敗因はダートが合わなかったという話だが、すでに戦意喪失した可能性もなくはない。岩手で再生できるか、関係者も不安と期待が入り混じった気持ちで臨む。圧勝か、はたまた大敗かの両極端な結果が考えられる。


 よって本命はロッソコルサに落ち着く。4月のA級戦を2着にまとめ、マズマズの滑り出しだったが、その一戦を使った反動が大きかったため陣営は思い切って2ヶ月休養を選択。


 満を持して伝統のみちのく大賞典へ名乗りを上げたが、3コーナーで一杯となって7着。昨年の年度代表馬だけに周囲の落胆も大きかった。


 その後は短距離に活路を求めて岩鷲賞2着。これで復調の手応えをつかみ、クラスターカップ挑戦も視界に入れたが、陣営は時期尚早と判断。今度は芝に路線を替えてこの桂樹杯に駒を進めた。


 昨年の桂樹杯はコパノマユチャンの0秒1差3着。超ハイペースの流れの中、ただ1頭だけ先行して馬券対象となり、敗れて強しの一戦だった。盛岡芝適性も問題なく、今季初勝利を飾り、今後に弾みをつけるか注目。


 ハカタドンタクは古馬初挑戦だが、今年はひと皮むけて先行競馬を身につけた。その成果がやまびこ賞、芝・はまなす賞、前走・オパールカップと重賞3勝。3歳トップを確定させた。ここで通用すれば視界も非常に明るくなる。


 ダートGウイナー(兵庫CS)エーシンブランは前回快勝でようやく復調し、芝1600mがベストの舞台リビングストンまでが争覇圏内。あとは古豪スーパーワシントンも押さえ必要。


◎(11)ロッソコルサ
○(6)マイネルファルケ
▲(2)ハカタドンタク
△(4)エーシンブラン
△(3)リビングストン
△(8)スーパーワシントン


<お奨めの1頭>
8R ティニーキングダム

前走はハイレベルのメンバーがそろって苦戦を強いられたが、2着を死守。メンバーが緩和され、首位奪回に燃える

 

2013/08/16
レース展望
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距離か芝か?難解なサファイア賞はコスモフェイトに期待!

 先の8月14日。クラスターカップも注目でしたが、競馬ファン的にはそれ以上かもしれないという注目のレースがありました。山本三兄弟がついに同じレースで戦ったのです。

 03年にデビューした山本政聡騎手。05年にデビューした山本聡哉騎手。そして昨年船橋でデビューした山本聡紀騎手。葛巻町出身の三兄弟が次々と騎手になって、政聡騎手と聡哉騎手の対決はもうおなじみですが、聡紀騎手が南関でデビューしたのでこれまでは三兄弟が揃って騎乗するチャンスがなかなかありませんでした。

 それが、山本聡紀騎手騎手がクラスターカップの遠征馬に騎乗できる事になり、それにあわせて当日何戦か騎乗する事に。その中で"三兄弟対決"が実現する事になったのです。
 最初の対決となった3Rは政聡騎手が勝って兄貴の貫禄を見せつけました。次いで9R、クラスターカップでは聡紀騎手が兄弟の中では最先着して弟もがんばりました。


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右から山本政聡騎手、山本聡哉騎手、山本聡紀騎手

 兄弟2人が騎手・・・という例は武豊・武幸四郎兄弟を出すまでもなく日本中、世界中にあり、「兄弟でGIワン・ツー」とか「双子でワン・ツー」などという結果も珍しくありません。
 かつて上山競馬では「兄弟ジョッキーズカップ」という、地方競馬の兄弟騎手を集めたレースをやった事がありますが、それが12頭フルゲートを組めるくらいでしたから、兄弟が騎手というのは意外に多いものです。
 しかし"兄弟3人が揃って騎手"という例はおそらく戦後初。3人対決となると、もしかしたら日本の競馬史上初かもしれません。
 山本政聡・山本聡哉騎手は今や岩手のトップクラスとしてがんばっていますし、山本聡紀騎手騎手も激戦区・南関で順調なスタートを切りました。三兄弟対決はまだまだ序章。次に3人で戦った時にはどんな結果になるのか?次の機会が楽しみです。



 16日・金曜のメインは3歳馬の芝2400m戦「サファイア賞」です。11頭の出走馬にとって初めての距離、それも芝。そこでどんな戦いをするのか・・・?が焦点ですが、これがなかなか絞りづらいですね。
 芝に実績があって芝が合いそうな馬は距離に不安がある。逆に距離が良さそうな馬は芝に不安がある。どっちを重視するか?が悩みどころ。

 そこで本命は(10)コスモフェイトを採りました。岩手では転入後1勝のみ、芝も2戦して未勝利ですが、JRA時代には芝のみを使われていて1800mでもそこそこの結果を残しています。血統的にも父グラスワンダーなら距離が伸びてより良い・・・という判断も可能でしょう。ハカタドンタクあたりの3歳トップクラスとの対戦だと強気になりづらいですが、今回程度の面々なら距離経験だけで押し切れる可能性は高いと見ます。
 相手は(3)エンジェルブレイヴ。恐らく適性はマイルあたりでしょう、この距離はちょっと長い印象ですが、ダート2000mの重賞を経験したことである程度の経験値の上積みはできたはず。(11)フジノチーターも同様。芝もそれなりにこなすだけにすんなり流れを作れてしまえば、それで決まってしまうかもしれません。

 芝実績最上位の(9)オールマイウェイは、芝は間違いなく合うのですが距離がどうか?の不安あり。これは流れ次第・折り合い次第と言うしかない。それによっては(5)マイネルカミカゼが、JRA時代の芝中距離経験にものを言わせて突っ込んでくる可能性にも注意しておきたいところです。




●10Rの買い目
馬単(10)=(3)、(10)=(11)、(10)=(9)、(10)=(3)、

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2013/08/16
レース展望
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15日メインはB2・芝1600m「葉月賞」。トートアフィシオンが1枠から逃げ切る

 クラスターカップの前日13日、交流厩舎へお邪魔してセレスハントの担当・井上厩務員と話をした。まずは北海道スプリントカップ2連覇から。


「これまで内にもぐって脚を貯めて抜け出す競馬だったが、外から血から強く抜け出して収穫の多い一戦でした。セレスハントは毎年、この季節が稼ぎ時。寒い時期になると動きが堅くなって結果もひと息。どこか苦しくなるので掛かってしまって終いが伸びなくなるんです」


 それで7、8月成績が<3.1.0.2>も納得。ただ1頭だけ、環境に慣れるため早々と10日に盛岡入りした。よく1頭だけでいるとレースに集中できないケースもあるが、セレスハントは別のようだ。


「その面の神経は太いので大丈夫。それに栗東にいると暑さが半端じゃない。盛岡は日中は暑いですけど、朝晩が涼しいのでホッとしました。街から離れているので人間は大変ですが、馬にはとてもいい環境ですね。早めに入厩して正解でした」


 この原稿が掲載されている頃には結果が出ているかもしれないが、セレスハントは万全の態勢で臨めそうだ。


 15日(木)メインはB2級馬による芝1600m戦「葉月賞」。4歳馬が5頭、5歳馬が3頭。そして7、8、9歳がそれぞれ1頭ずつエントリーしたが、この3頭はすべて格上。活きのいいメンバーがそろって好レースが期待できる。


 主軸はトートアフィシオン。父サクラバクシンオー譲りのスピードで今季<3.1.1.0>。短距離路線で大活躍している。圧巻は3走前の芝1000m戦。スタートを切ったと思ったが、早々と5馬身ほどリードし、直線でも必死に追撃を図る後続を尻目に4馬身差で圧勝。コースレコードに0秒2差、58秒0の驚異的なタイムをマークした。


 これはオープン馬を含めても屈指のレベル。今回は未経験の芝1600mが舞台に加え、57キロのハンデを課せられたが、小回り盛岡芝なら克服十分と見ていいだろう。


 レディージャスミンは前走・ジョッキーズマッチ第2戦・輝を快勝。福永祐一騎手いわく「芝適性が非常に高い。直線でまだ余裕があり、もっと上のクラスでも好勝負できますね」。福永騎手のお墨付きをもらい、2連勝のお膳立ては整った。


 シーグランディは今季未勝利ながら2着5回3着2回。一昨年12月以降、白星から遠ざかっているのがネックだが、元A級の底力で抜群の安定度を誇っている。当然だが、上位扱いが必要だ。


 マツリダガッツはダートもこなせるようになっているが、本質的にはターフホース。昨年はオープン・桂樹杯でタイム差なし2着。今年も前々走のジョッキーズチームマッチでレディージャスミンの2着を確保した。7歳馬だが、流れ次第では単まで考えられる。


 ソノマンマは盛岡芝5勝。好、凡走の落差が激しく信頼度はひと息だが、時に大駆けを披露するし、揉まれない外枠も今回は好材料。軽視すると痛い目に遭う。あとは盛岡芝1600m<2.2.1.0>のバクソクトレインも押さえたい。


◎(1)トートアフィシオン
○(9)レディージャスミン
▲(3)シーグランディ
△(8)マツリダガッツ
△(11)ソノマンマ
△(6)バクソクトレイン


<お奨めの1頭>
11R ホッコーキンツル

転入初戦を4角先頭の強いレースで完勝。盛岡ダート1600mを1分39秒4で駆け抜ければB2では敵はいない

2013/08/13
レース展望
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