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1/2帯広記念予想 山崎エリカ

ホワイトクリスマス賞の凡退馬が穴を開ける!

 あけましておめでとうございます。たくさんの方にばんえい競馬を支えて頂き、新年を無事に迎えることが出来ました。今年もばんえい競馬の売り上げ増に協力できるように、がんばりますp( `o´ )q ファイトッ!どうかよろしくお願いします<(_ _*)>。

 さて、年明け最初の重賞は、ばんえい記念に次ぐ高重量戦の帯広記念。このレースは基礎重量890kg(牝馬870kg)を背負う別定戦で、各馬が近走から一気の増量となるだけに、波乱の連続です。その荒れぶりは本当に恐ろしく、1番人気が目下10連敗中。それも連対すらも出来ておらず、10回連続3着以下という成績。さらに3連単導入後の2012年度以降、3連単30万越えの特大万馬券が2度も飛び出しています。

 この荒れる一番の理由は、昨年のオレノココロのように実績馬が休養明けで挑んでくることが多く、それらが苦戦することが多いから。その隙をついて穴を開けるのは、昨年の2着馬サクラリュウ(6番人気)や3年前の3着馬・ホクショウユウキ(7番人気)などのオープン・ホワイトクリスマス賞の凡退馬たち。

 2015年に6番人気・フクドリ、8番人気・ホッカイヒカル、9番人気・フジダイビクトリーで決着し、3連単34万越えの高配当が飛び出しましたが、このうちフクドリ、フジダイビクトリーはホワイトクリスマス賞の凡退馬、ホッカイヒカルも同週のA1クラス・オリオン特別を凡退していました。つまり、レース間隔を開けずにホワイトクリスマス賞の週のレースに出走している馬が優勢であるということ。

 これを証明するかのように、帯広記念で3連単39万越えの最高配当が飛び出した2014年の9番人気・ホリセンショウ、7番人気・キタノタイショウ、3番人気・ニュータカラコマらもオリオン特別かホワイトクリスマス賞に出走し、凡退していました。凡退から巻き返しが起こるのは、オリオン特別やホワイトクリスマス賞やスピード適性が問われるレースになるからでしょう。また、特にばん馬は上級条件ほど、二番が利かないというのもあります。

 まとめると「狙うは、高重量適性のある、ホワイトクリスマス賞や同週のレースの凡退馬」ということになります。今年はオリオン特別がオープンで行われましたが(年によってクラスが異なる)本命に推すのは、強豪揃いだったホワイトクリスマス賞の凡退馬が好ましいでしょう。

 よって、◎には、前走のホワイトクリスマス賞では障害でやや手間取って3着凡退も、夏の大一番・ばんえいグランプリで2着の実績があるセンゴクエースを推します。この馬は、北見記念3着以降が不振でしたが、前々走の師走特別で完勝しているだけに、調子の面での問題はないでしょう。巻き返しを期待します。前売りの段階では、上位人気に支持されていますが、さすがに1番人気ということはないはず(?)。

 ○は、年を重ねるごとにズブさが出て、しばしば出負けしますが、今シーズンの岩見沢記念で2着に善戦するなど、高重量戦では崩れることが少ないフジダイビクトリー。この馬はトップハンデのコウシュハウンカイと比べて、40kgも軽い重量。重量の優位性を生かせば上位入線が可能と見ます。しかし、前売りの段階で1番人気だったのは不安材料。

 ▲は、今シーズンは絶好調で11戦9勝(内3勝が重賞)、2着1回、唯一、崩れたのはばんえいグランプリで4着のコウシュハウンカイ。総合力ではライバルのオレノココロを上回るものの、逃げという脚質から大レースではやや苦戦することもあるのがネック。また、トップハンデも考慮し、今回は3番手評価までとしました。

 あとは△に通算重賞勝利数20勝で、あと1勝で名馬カネサブラックの記録に迫るオレノココロ。昨年はばんえい記念とばんえいグランプリのW大レース制覇を果たすなど、大一番ではとにかく強い馬。しかし、流れが速くなると、障害で苦戦することもままあります。また、今回は休養明け。あくまでもばんえい記念が大目標なだけに、ここは割引が必要でしょう。

 他では、今シーズン一番の上がり馬で、ばんえいグランプリで3着、ドリームエイジカップでも2着と好走したシンザンボーイ。障害も上手ですが、近走やや勢いを欠いている面があるので狙い下げました。

 最後に昨年のばんえい記念の5着のソウクンボーイ。その後の重賞ではパッとしない成績ですが、最後までしっかりと歩いており、レース内容は悪くないソウクンボーイ。ここに入るとさすがに力不足の感もありますが、3着くらいならあるか?大穴一発は、オリオン特別凡退馬のこの馬に託すことにします。

◎3 センゴクエース
◯1 フジダイビクトリー
▲6 コウシュハウンカイ
△7 オレノココロ
△4 シンザンボーイ
△2 ソウクンボーイ

3連複
3-1,2,4,6,7 200円
馬複
3-1,6,7 1100円
3-4 600円
2-3 100円 計6000円

1/3天馬賞予想 荘司典子

天馬のごとく駆けろ、ミノルシャープ

 ばんえい競馬の未来を担う明け5歳世代による天馬賞。お正月開催のBGIを制し、ここからトップホースへの道を駆け上がりたい面々が揃いました。

 実力拮抗・混戦模様の世代戦の中心に推すのは◎ミノルシャープ。今季ここまで18戦して4勝、2着5回【4・5・2・7】で掲示板を外したのは1回だけという堅実ぶり。9月に4歳重賞・銀河賞を制覇。さらに注目は3走前のドリームエイジカップでオレノココロ、シンザンボーイに次ぐ3着。今回と同じ760kgでベテラン勢相手にこれは立派な成績で、同世代相手なら上位争い必至とみていいでしょう。天馬賞の歴代の勝利騎手を見てみると歴戦のリーディング上位・ベテラン騎手の皆さんが制している戦いであることにも注目。現時点で本年度勝利数トップの阿倍武臣騎手にミノルシャープがこのレース初制覇をプレゼントしてくれるのでは。

 相手筆頭は柏林賞を制したジェイワン。コンビの鈴木恵介騎手はこのレース3連覇を含む5勝(2009年、2013年、2015年、2016年、2017年)している"天馬賞男"で、最も怖い存在。

 以下マツカゼウンカイ、メジロゴーリキ、ゴールデンフウジンまで。馬券はミノルシャープとジェイワンを中心に馬複、ワイド、3連複で。◎○の2頭が3着以内に来てくれれば馬券の複数的中も見込めるので、今から当たった気分になってウキウキしています(笑)

◎7 ミノルシャープ
○2 ジェイワン
▲8 マツカゼウンカイ
△1 メジロゴーリキ
△3 ゴールデンフウジン

馬複
2-7 1500円
ワイド
2-7 3000円
3連複
2,7-1,3,8 500円 計6000円

1/3天馬賞予想 須田鷹雄

軸馬選び難解もジェイワン、ウンカイの2頭軸マルチで

 重賞勝ち馬がころころ変わってきた明け5歳世代。それだけに軸馬選びは難しい。
 定量戦だけにこれまで重量差に泣いてきたが今回は有利......という馬を狙いたいところだが、賞金も分散していたぶん極端な重量差はこの世代の重賞で発生しておらず、その線の予想も難しい。
 力量差が小さく着順の入れ替わりが多い世代ということで、近走で今回出走の他馬に先着されていて、しかし長期にわたり不調というわけでもない......という馬を敢えて軸候補にしてみようかと思う。

 1頭は◎ジェイワン。ここ2走は▲ゴールデンフウジンに先着されているが、▲も自滅するときは自滅する馬なので、レースごとにアトサキは変わりうる。

 もう1頭は○マツカゼウンカイ。理屈でいうと師走特別で先着されている☆ミノルシャープに対して分が悪いが、☆が地吹雪賞を挟んできたぶんレース勘が狂ったときに出番がありうる。

 ここはどう予想しても難しいので、◎○軸2頭マルチで決め打って相手5頭。これが当たって、しかも高めの順番で来てくれればラッキーくらいの構えでいきたい。

◎2 ジェイワン
○8 マツカゼウンカイ
▲3 ゴールデンフウジン
☆7 ミノルシャープ
△1 メジロゴーリキ
△4 ナカゼンガキタ
△10 シンエイボブ

3連単軸2頭マルチ
2,8→1,3,4,7,10 200円 計6000円

1/2帯広記念予想 荘司典子

王者オレノココロが2019年最初の重賞勝利を飾る

 皆さん、あけましておめでとうございます。12月29日のヤングチャンピオンシップ。本命◎を打ったアオノブラックの単勝1点勝負が見事にはまり、大幅なプラス収支!トータルでは未だにマイナス収支ではありますが、なんとか1位を狙える位置にまでやってきました。気分良く年を越すことができ、この勢いで年始も良い結果を出せるよう頑張ります。

 さあ帯広記念です。本命はオレノココロ。3連覇がかかっていた昨年のレースでは1番人気に推されるも4着と馬券圏外に敗れてしまいました。しかしその後、大一番・ばんえい記念を連覇し、実力を見せつけてくれました。今季も重賞3勝を挙げているものの第2障害で進まなくなることがあるのも事実。王者でありながら「不安定なところを抱えている」この感じ...危ういところもまたオレノココロの魅力。だからこそ鮮やかに勝った時の勇姿に痺れるのです。2016年、2017年の覇者オレノココロの3度目の勝利を願って馬単で狙い撃ち。

 相手は今季好調、連覇のかかるコウシュハウンカイ。オレノココロが障害で遅れた場合のリスクヘッジでコウシュハウンカイからの馬単も一応おさえておきます。さらに飛躍して欲しいセンゴクエース、去年7着以上を狙うシンザンボーイまで。今年の重賞、初当たりを目指します!

◎7 オレノココロ
○6 コウシュハウンカイ
▲3 センゴクエース
△4 シンザンボーイ

馬単
7→6 3000円
6→3,4 1000円
3連単
7→6→3,4 500円 計6000円

1/2帯広記念予想 目黒貴子

2019年1月 1日(火)

上位拮抗も今季絶好調のコウシュハウンカイから

 ヤングチャンピオンシップ!2018最後の重賞はなんとか当てて終わりたい!そんな強い願いが通じて見事的中!3連単での勝負でしたが、なんと荘司さんはアオノブラックに単勝全部!という男前過ぎる勝負で大幅プラスとなりました。こういう勝負したいですよね。

 さて新年からばんえいトップクラスの馬たちによる重賞帯広記念です。このレースはばんえい最大のビッグレース、ばんえい記念に繋がるレースですので、しっかりと見ておきたいですね。

 上位拮抗とみていますが、◎はコウシュハウンカイ。今季絶好調ですでに9勝を挙げています。岩見沢記念を取消して心配もしましたが、次の北見記念は快勝、その後も連勝で勢いよく臨めます。昨年のばんえい記念も堂々の3着でさらにそこからは充実の成績。斤量は一頭930Kとなりますが今ならこのメンバー相手にも充分に対応できるはず。他の有力馬も端枠で今回チャンス十分です。

 ◯はオレノココロ。前回のドリームエイジカップはどんな逆境でも勝つのがオレノココロというところを見せてほしいと書きましたが、しっかりその期待に応えてくれました。(とはいえ、その時の予想は◎フジダイビクトリー◯マツカゼウンカイで▲がオレノココロという申し訳ない予想ではありましたけど)。やっぱりさすがだなと感心しました。しかし今回は絶好調コウシュハウンカイも出走し、さらにまたまたオレノココロは端枠になってしまったので、◯とします。

 ▲にはセンゴクエース。さすがにこの斤量では厳しいか。しかし最近は一線級との重賞でも好成績をあげるなどその成長ぶりを頼もしく感じています。前走内容と斤量で人気を落とすなら馬券的にも面白いのではと期待します。

 △はフジダイビクトリー。今季はあと一歩のレースが多くなかなか強気にはなれませんが、重量戦ではやはりおさえないといけない馬でもあります。特に今回はトップハンデの馬との斤量差もあり注意しなければいけませんね。他には△ソウクンボーイ。

◎6 コウシュハウンカイ
○7 オレノココロ
▲3 センゴクエース
△1 フジダイビクトリー
△2 ソウクンボーイ

3連単
6,7→3,6,7→1,2,3,6,7 500円 計6000円

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