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2025年11月 アーカイブ

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11/30ばんえいオークス予想 須田鷹雄

障害巧者パワフルクィーンにチャンス到来

 定量戦になって格上タイプが有利......といっても、この世代の牝馬には絶対的な存在がいるわけではない。

 2月の黒ユリ賞はホクセイヒラリの完勝だったが、当時の同馬は5番人気の立場。2着ウンカイマジックは6番人気だった。その後各馬が自己条件で使われてきた競馬を見ても、他馬より抜けているというインパクトを示した馬はいない。

 ホクセイヒラリは前走ばんえい菊花賞で膝をついて大敗。牡馬相手に無理をしたせいではあるが、その次走で人気というのは扱いが難しいところ。通算賞金トップのサッコも前走膝をついて負けているが、それ以前に溜めたわりには仕掛けたときのは反応が鈍いように見えた。今回は10コースでもあり、軸には推しづらい。

 ◎パワフルクィーンでいく。惜敗体質で誰かしら切れ味のある馬に負けがちだが、670キロになるとそこまでキレてこない可能性もある。位置を取れることと障害の上手さは推せるところで、見せ場は作ってくれるはず。そこから藤本匠騎手になんとか残してもらいたい。

◎5 パワフルクィーン
○7 ホクセイヒラリ
▲10 サッコ
☆1 キョウエイカスミ
△3 ウンカイマジック

3連単1着流し
5→1,3,7,10 各300円
3連単2着流し
5→1,3,7,10 各200円 計6000円

今週の見どころ(11/29~12/1・11/30 ばんえいオークス)

2025年11月27日(木)

 11月30日(日)のメインには、3歳女王決定戦・ばんえいオークスが組まれています。22年はB3級のダイヤカツヒメ、23年はB2級のルイズ、昨年はA2級のスマイルカナが制していますが、今年のメンバーはB4級とC1級のみ。近年では最も力量接近といえる顔ぶれとなっています。出走予定10頭の今季の収得賞金順上位5頭は、3位パワフルクィーンを除く4頭がC1格付か今回がB4昇級初戦で格下といえる馬のほうが好調。定量690キロでの争いですが、波乱の可能性もありそうです。
 12月1日付で、藤野俊一騎手、藤本匠騎手が調教師へ転身。30日には、帯広競馬場にて引退セレモニーが実施されます

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…60万8,650円
5重勝単勝式…なし

※今週のイベントはこちら
※開催日程/時刻についてはこちら
※オッズパークのキャンペーン情報についてはこちら

【第17回開催4日目】
 11月29日(土)のメイン第11レースには、トドワラ特別(A1級-2組・19:40発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前開催のA1級は、1組のティワイネット杯、2組のピヤシリ特別と2レース実施されました。
 注目はティワイネット杯で逃げて3着◎アアモンドキーマンです。走路のヒーティングが稼働した初週(11月8~10日)は中間の雨の影響もあってか速い時計での決着も見られましたが、翌週のティワイネット杯のほうが今回の馬場に近いはず。そこで結果を出したのは評価できます。当時先着された2頭が不在で、前走2組勢との対戦なら勝機は十分。
 ○ギンジは、同5番人気で6着。見せ場はありませんでしたが、馬場の脚抜きが悪くなりさらに時計がかかるようになれば、末脚の出番があるかもしれません。
 ピヤシリ特別組では3着▲ブラックサファイアに期待します。オープンでも通用する決め手があり、不向きと思われる特別戦でも4頭による2着争いに加わっており、調子もいいのでしょう。あまり馬場が重くなければ引き続き勝ち負けです。
 △ジェイヒーローもピヤシリ特別では2着争いを演じて4着。ここも連争いのチャンスがあります。

【第17回開催5日目】
 11月30日(日)のメイン第11レースには、第50回ばんえいオークス(3歳牝馬・19:30発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 勢い重視ならC1級か今回がB4昇級初戦の馬、実績なら既存のB4級馬からの狙いになります。
 実績上位なのは2歳シーズンの黒ユリ賞馬◎ホクセイヒラリ。同レースは5番人気と決して前評判は高くなかったものの、ゴール前の混戦からしぶとく抜けてきました。ここまでの3歳二冠とも苦戦ですが、前走ばんえい菊花賞で今回と同じ670キロを経験しているのも強みです。
 勢いでは○プロサングエ。メンバー中今季の収得賞金最多を誇ります。黒ユリ賞は5着とはいえ、この馬も優勝争いに加わっていました。今季14戦して着外2回のみと安定感抜群。ここでもやれそう。
 ▲サッコは、黒ユリ賞で1番人気に推された素質馬。勝ち負けがハッキリしたタイプですが、ある程度の位置で流れに乗れれば、末脚が生かせるはず。
 △パワフルクィーンには、この日で引退する藤本匠騎手が騎乗。B4昇級2走目で、走路のヒーティングが入った前走で2着に巻き返しました。黒ユリ賞の4着馬で、いまの馬場が合うなら軽視できません。

【第17回開催6日目】
 12月1日(月)のメイン第11レースには、摩周湖特別(B1級-1組・19:25発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 出走9頭中6頭の前走が1組の三国山特別で、1、3着馬も参戦しています。
 注目はもちろん勝ち馬◎コウシュハハリアー。B2級-1組の特別戦から連勝を決め、クラスの壁を感じさせません。走路のヒーティングが稼働した前走でも末脚を伸ばしたレースぶりから、今回から賞金ハンデ5キロを課されても勝ち負けが期待できそうです。
 ○リュウセイウンカイは、4歳重賞銀河賞・4着を挟んで12戦続けて3着以内。三国山特別は逃げたアサゾラをとらえられず、コウシュハハリアーには差されましたが4秒2差3着なら悪くありません。コウシュハハリアーとのハンデ差が縮まることで逆転も十分。
 3番手は他路線組から▲スカーレットに注目。銀河賞の3着馬で、今季12戦して馬券圏外わずか1回というのはリュウセイウンカイと負けず劣らず。9月のB2級-1組の特別戦1着以来となる自己条件戦がB1級-1組とはいえ、不安より期待が勝ります。
 △フレイムファーストは、三国山特別4着ですが、銀河賞2着という実績から力差は感じません。

11/23ドリームエイジカップ回顧

2025年11月24日(月)

タカラキングダムが混戦を制す

 11月23日(日)にドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜)が行われ、ゴール前の大混戦の末、タカラキングダムが北見記念に続き重賞2連勝を飾りました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右は単勝オッズ
 1.オーシャンウイナー(760) 39.8
 2.ツガルノヒロイモノ(770) 6.0
 3.タカラキングダム(770) 5.2
 4.コウテイ(760) 17.5
 5.マルホンリョウユウ(760) 159.3
 6.キングフェスタ(780) 1.8
 7.サクラヒメ(740) 5.2
 8.コマサンブラック(760) 141.7
 9.ホクセイハリアー(740) 19.1
 10.スマイルカナ (720) 50.0

 4~7歳、8歳以上の各世代から通算収得賞金上位2頭が選抜されて行われる一戦。1番人気は岩見沢記念を制してトップハンデの6歳馬キングフェスタが1.8倍。北見記念で古馬重賞初勝利を飾った5歳馬タカラキングダム、2年前にドリームエイジカップを制している7歳馬サクラヒメが5.2倍で並び、前走オータムカップを完勝した6歳馬ツガルノヒロイモノが6.0倍で続きました。

 タカラキングダムがスタートでやや遅れますが、それ以外は一斉のスタート。キングフェスタ、サクラヒメがスピードに乗って第1障害を先頭で越えます。中間点で先行勢が息を入れると、オーシャンウイナー、ツガルノヒロイモノ、コウテイ、タカラキングダムも追いつき先行集団を形成します。コウテイとタカラキングダムが並んだまま先頭で第2障害に到達。前半は53秒の流れでした。
 第2障害はコウテイが最初に仕掛けるも途中で止まります。4、5頭が続いて仕掛けた中からサクラヒメがすんなり先頭でクリア。差なくキングフェスタが続き、タカラキングダム、オーシャンウイナー、立て直したコウテイという順で第2障害をクリアします。
 キングフェスタがすぐにサクラヒメはに並びかけ、タカラキングダムも追い上げてきますが、サクラヒメは先頭を譲らず激しい叩き合いに。残り10メートルで3/4馬身ほど抜け出したサクラヒメですが、ゴール手前で一杯になって転倒。これを交わしたキングフェスタと、じわじわと迫ったタカラキングダムが並んだところ、ゴール線上で両馬とも脚が止まります。キングフェスタは転倒、その間に立て直したタカラキングダムが先頭でゴール。障害5番手から歩ききったコウテイが2着、後方から脚を伸ばしたツガルノヒロイモノが3着。サクラヒメ、キングフェスタは競走中止となりました。

 ゴール前の大混戦を制したタカラキングダムは、今シーズン北見記念に続く重賞2連勝で、通算では重賞8勝目となりました。まだ5歳馬ですが、粘り強く歩いて大逆転を成し遂げた自慢の末脚は、今後の古馬重賞戦線でも注目となりそうです。

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赤塚健仁騎手
(重賞を連勝して)非常にうれしいです。今回も第1障害をうまく上げられるように考えていました。スタートは今回うまくいったと思います。1障害は少し緩みかけましたが、うまくいきました。2障害まで止めずに行って、天板で止まってしまったので、ちょっときつかったのかなと思います。ゴール前は、前に2頭いたので苦しかったんですけど、最後まで頑張ってくれました。

ドリームエイジカップ 予想結果

今週は2名が的中!

今年度の予想対決第15Rはドリームエイジカップ。障害を3番手で越えた2番人気タカラキングダムが、ゴール前で転倒した2頭を交わして重賞連勝。2着に5番人気コウテイ、3着に4番人気ツガルノヒロイモノが入りました。予想対決はタカラキングダムを軸にした赤見さんと斎藤さんが的中。特に3連複を的中させた赤見さんは大幅なプラス収支となりました。

赤見:3連複600円的中! 収支+23,700円
斎藤:3連単100円的中! 収支+17,410円

【集計】投資額 6,000円×15R=90,000円

 荘司  -5,350円
 目黒  -14,650円
 赤見  -15,930円
 矢野  -22,120円
 斎藤  -36,870円
 須田  -47,190円
---------------------------------------
 紅組  -35,930円
 白組  -106,180円

11/23ドリームエイジカップ予想 赤見千尋

2025年11月23日(日)

北見記念覇者タカラキングダムが上位

 ドリームエイジカップは昨年こそ1番人気のメムロボブサップが勝ちましたが、その前は6年連続1番人気が勝てず、波乱の決着が多いイメージです。

 本命にしたのはタカラキングダム。前走の北見記念で古馬重賞を制覇。20キロの重量差で、キングフェスタを下しました。今回は10キロ差に縮まりますが、勢いで前走の再現に期待します。

 キングフェスタは昨年メムロボブサップの2着。今年は780キロで最も重い重量を曳きます。タカラキングダムと15キロ差だった狩勝賞は僅差でしたが、余裕で差し切ったように見えました。今回は10キロ差で、北見記念の雪辱なるか注目しています。
 
 2連勝と好調なツガルノヒロイモノ。これまで重賞ではあまり結果が出ていませんが、力をつけた今ならば一発があってもおかしくありません。

 実力馬コウテイは夏場休養していましたが、レースを重ねて状態が上がってきているのではないでしょうか。

 3連勝と一気にステップアップしたホクセイハリアー、そして一昨年の勝ち馬であるサクラヒメまで。

◎3 タカラキングダム
○6 キングフェスタ
▲2 ツガルノヒロイモノ
△4 コウテイ
△9 ホクセイハリアー
△7 サクラヒメ

3連複ながし
3-6,2,4,9,7 各600円 計6000円

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