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2025年3月 アーカイブ

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3/9イレネー記念予想 矢野吉彦

スーパーシンここも崩れない

 マイナス約2万5000円ですか。回収率は83%を超えているわけですから、あと2戦でこの数字をキープできれば上出来だと思うんですけど、とりあえず最後まで黒字転換をあきらめずに頑張ります!

 とは言ってみたものの、イレネー記念はスーパーシンを軸にしちゃいました。翔雲賞が案外でしたが、藤野騎手には失礼ながらちょっと過信があったのかも。そういうレースをすると大負けもあり得るのに3着に残ったのは、力の証と捉えています。ここでも大崩れすることはないでしょう。

 相手はキョウエイエースが最有力。となると高配当は期待できませんよね。でも仕方なし。同馬に2400円、ココロノニダイメとスターイチバンに800円、他の馬に400円を流してまとめます。

 さぁ、イレネー記念が終われば、あとはばんえい記念を残すのみ。あっ、そうそう、10日(月)はDASH心斎橋で予想トークショーをやりますので、関西のみなさん、どうぞよろしく。では、今回はこのへんで。

◎4 スーパーシン
○5 キョウエイエース
▲9 スターイチバン
△3 ココロノニダイメ
△7 アルイテイコウ
△8 ホクセイテンリュウ

ワイド
4-5 2400円
4-3,9 各800円
4-1,2,6,7,8 各400円 計6000円

今週の見どころ(3/8~3/10・3/9 イレネー記念)

2025年3月 6日(木)

 今季のばんえい十勝は残り2週。前半の3月8日から10日は通常の土日月ですが、後半は14日(金)から16日(日)の変則開催で16日にはばんえい記念が行われます(出走予定馬はこちら)。
 9日(日)のメインには明け3歳のチャンピオン決定戦・イレネー記念が組まれています。21~24年にはばんえい記念の前日に実施されていましたが、今年は1週前に移動。定量690キロという高重量に加え、以前はシーズン終盤には停止されていた本走路のヒーティングが稼働したままということで、若馬にとっては過酷なコンディションといえます。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…5万4,040円
5重勝単勝式…49万7,630円

※今週のイベントはこちら
※開催日程/時刻についてはこちら
※オッズパークのキャンペーン情報についてはこちら

【第25回開催1日目】
 3月8日(土)のメイン第11レースには、道産牛肉食べて元気に特別(オープン-2組混合・19:30発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前開催がA1級-1組混合・サッポロビール杯か、定量500キロのスピードスター賞だった馬の対戦です。
 ◎コマサンブラックは、年明け2戦目にオープン-2組・睦月特別で2着に粘ると、続くレースも2着。その後が8、5着と期待される今季初勝利になかなか手が届きません。ひと押しが課題ですが今季最終出走のここで達成なるでしょうか。
 ○ギンジは、前走がスピードスター賞ですが、3、2走前にはオープン-1組の特別戦で揉まれています。格下馬もいるここなら地力上位です。
 ▲ヤマノコーネルは、サッポロビール杯では6着ですが障害で大崩れがなく、ここも手堅くまとめてくるはず。
 △ヤマカツエースは、なかなか成績が上向きませんが、今季オープン・A1級混合の特別戦で1勝、3着2回。ここで通用する力は持っています。

【第25回開催2日目】
 3月9日(日)のメイン第11レースには、第56回イレネー記念(3歳・19:30発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 定量690キロ(牝馬670キロ)で2歳シーズンのチャンピオンを決定します。
 ここまでに実施された重賞や、直近の3歳A級-1組の結果を見ると牝馬は厳しそう。
 注目は牡馬限定重賞・翔雲賞の上位馬。なかでも注目はトップハンデで3着に敗れた◎スーパーシンです。世代最多の8勝をマークし、12戦中11戦が3着以内と波のない成績が魅力。翔雲賞はキョウエイエース(5着)とともにトップハンデの660キロを課されながら障害を2番手で越えると一旦は先頭をうかがい見せ場十分。ハンデ差のつかない条件なら1着スターイチバンとの6秒5差、2着ココロノニダイメとのコンマ4秒差は逆転可能。
 ○スターイチバンは、今季の第1回能力検査をトップタイムで通過した素質馬。十勝産駒特別(1着スーパーシン、2着キョウエイエース、3着ココロノニダイメ)には賞金順12番目(2歳全体では20番目)で出走叶わずも、他の産駒特別であれば悠々出走できたレベル。十勝産駒の層の厚さを見せました。ハンデには恵まれたとはいえ重賞を勝ったことは評価できます。
 ▲キョウエイエースは、デビューから13戦連続で3着以内を確保し、スーパーシンと同様に8勝を挙げています。ただ時計がかかるようになった年明けからの成績がひと息なのは気になります。
 △ココロノニダイメは、翔雲賞では9番人気ながらしぶとく追い込んで2着。当時の長澤幸太騎手から乗替わりますが、通算4勝のうち3勝をマークしている鈴木恵介騎手なら期待十分。

【第25回開催3日目】
 3月10日(月)のメイン第11レースには、白樺賞(A2級-1組・19:45発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前開催の1組・ラビッツプラネット杯の上位3頭が不在。ならば注目は4着だった◎コマサンタカラです。障害で転倒しかける場面もありながら3着サクラヤマトに4秒0差まで迫ってみせました。
 ○マツノタイガーは、前走がコマサンタカラより後に障害を降りてコンマ4秒差の5着。明け10歳となりさらに勝ちみに遅くなっていますが、特別戦ではまだ侮れません。
 別路線組では▲アオノソルテに期待。近走3走は平場戦を走っていますが、4走前には1組・吹雪特別で前述2頭に先着しての2着があります。特別戦へ変わるのはマイナスにはならないはず。
 △ジェイアースは、ラビッツプラネット杯が昇級初戦で6着。クラス慣れが見込めるうえ上位3頭が不在だけにさらに上位が狙えます。

3/2ポプラ賞回顧

2025年3月 3日(月)

マルホンリョウユウが接戦を制す

 3月2日(日)には重賞・ポプラ賞(4、5歳オープン)が行われ、単勝2番人気のマルホンリョウユウがタカラキングダムの追い上げをわずかにしのぎ、久々の重賞制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ライジンサン(780) 18.5
 2.クリスタルゴースト(760) 49.2
 3.ジェイホース(760) 1.9
 4.タカラキングダム(810) 13.2
 5.スマイルカナ(770) 50.5
 6.ホクセイハリアー(740) 50.4
 7.ウルトラコタロウ(740) 9.6
 8.マルホンリョウユウ(780) 2.9
 9.ジェイヒーロー(760) 9.3

 4、5歳世代による重賞で、今年は4歳馬4頭、5歳馬5頭が参戦。5歳馬ジェイホースは天馬賞で3着など12戦連続で3着以内と安定しており、トップハンデと50キロ差がある今回は単勝1.9倍と高い支持を集めました。昨季3歳二冠を制した5歳馬マルホンリョウユウは今季1勝止まりですが、天馬賞では2着と好走し、先着を許したタカラキングダムとは今回30キロ差と重量面で恵まれたこともあって2.9倍の2番人気。この2頭に人気が集中し、以下、天馬賞4着の5歳馬ジェイヒーロー、重賞3着5回で最軽量の4歳馬ウルトラコタロウと続き、4歳シーズン三冠を制したタカラキングダムはトップハンデ810キロとあって13.2倍の5番人気でした。

 第1障害を先頭で越えたクリスタルゴーストが果敢に先行し、ジェイヒーロー、マルホンリョウユウの8枠2頭に、ジェイホースが追走。序盤からばらけた展開となり、クリスタルゴーストは中間点の手前で初めてひと息を入れます。中間点を過ぎたあたりで追走する3頭が位置取りを上げると、ジェイヒーローが抜け出して最初に第2障害下に到達。ここまで60秒というペースで進みました。
 第2障害では最初に仕掛けたジェイヒーローがひと腰先頭で通過。続いたジェイホースは障害の天板で膝をつき、マルホンリョウユウが差なく2番手で続きます。ウルトラコタロウがやや離れた3番手でクリアし、立て直したジェイヒーローが4番手。後続はさらに離れてタカラキングダムが5番手から追いかける展開となります。
 障害を降りてすぐにマルホンリョウユウが先頭に立つと、ジェイヒーロー以下を引き離しにかかりますが、残り20メートル手前で一杯に。立て直す間に後続が一気に差を詰めてきますが、マルホンリョウユウが先頭を譲らず歩を進めると、最後は追い込んできたタカラキングダムをわずかにしのいで先頭でゴール。タカラキングダムはコンマ4秒差届かず2着。5歳馬のワンツーで、しぶとく脚を伸ばした4歳馬のウルトラコタロウが重賞で6度目の3着となりました。

 勝ったマルホンリョウユウは23年ばんえい菊花賞以来となる久々の重賞制覇で、重賞は通算3勝目。年明けの天馬賞ではタカラキングダムの僅差2着に敗れていましたが、今回は30キロのハンデ差を生かしての勝利となりました。
 一方、2着に敗れたタカラキングダムですが、最大70キロ差のトップハンデを考えれば負けて強しの内容。この2頭を筆頭に、5歳世代が来シーズンの古馬戦線でどこまで通用するか楽しみになる結果となりました。

成績はこちら
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鈴木恵介騎手「いろいろなハンデがありましたが、前回(この馬に)騎乗した時に調子は上がっていると思っていたので、その時のようなレースができれば勝てると思って騎乗しました。乾いているけどそこまで重いような感じがしない馬場でした。(重量について)あまり速い展開よりは、このような落ち着いた流れの方が向いていると思います。障害は最近うまく上がっているので、きれいにひと腰で上がってくれました。(降りてから)止まるとは思っていなかったのですが、すぐ立ち直って最後まで頑張ってくれました。重賞で良いレースはしているのですが、なかなか勝つ機会に恵まれなかったので勝つことができてよかったです。体格に恵まれていて気性面も良いので、(古馬の)オープンでも通用すると思っています」

ポプラ賞 予想結果

今週は的中者なし

今年度の予想対決第25Rはポプラ賞。障害を2番手で越えた単勝2番人気のマルホンリョウユウが降りてすぐに先頭に立つと、離れた5番手から追い込んできた5番人気のタカラキングダムをわずかにしのいで勝利。障害3番手からじわじわと脚を伸ばした4番人気のウルトラコタロウが3着に入りました。予想対決はトップハンデのタカラキングダムに重い印をつけた人はおらず、的中者なしという結果になりました。

【集計】投資額 6,000円×25R=150,000円

 斎藤  +30,260円
 赤見  +15,400円
 矢野  -24,660円
 荘司  -28,200円
 須田  -59,880円
 目黒  -92,140円
---------------------------------------
 白組  -54,280円
 紅組  -104,940円

3/2ポプラ賞予想 荘司典子

2025年3月 2日(日)

先行力あるジェイの2頭に期待

 4歳・5歳によるポプラ賞。斤量差もあって、例年人気通りには収まらない難解な重賞です。天馬賞上位馬の5歳馬たちが揃っていますが、1着だったタカラキングダムは今回810キロで少し厳しい印象。2着マルホンリョウユウも天馬賞から20キロ増量の780キロ。その中で3着だったジェイホースと4着だったジェイヒーローは天馬賞の時と同じ760キロで出走できるのは好材料ではないでしょうか。

 特に先行力があるジェイヒーローは昨年のポプラ賞で第二障害を最初に下り、最後は4着に敗れたものの4歳勢では最先着。ひとつ歳を重ねて昨年以上に粘る姿を見せて欲しいと思います。

 今回のメンバーで今季最多の7勝を挙げているジェイホース。成績の安定感は抜群で、ここでも上位争いに期待。

 以下ウルトラコタロウ、ライジンサン、マルホンリョウユウに印を打ちましたが、馬券はジェイヒーローの単勝と、ジェイホースとの馬複に絞って勝負します。

◎9 ジェイヒーロー
○3 ジェイホース
▲7 ウルトラコタロウ
△1 ライジンサン
△8 マルホンリョウユウ

単勝
9 3000円
馬複
3-9 3000円 計6000円

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