今週からの第12回開催では、重賞が2つ組まれています。前半の15日(日)に行われるのは3歳以上による岩見沢記念です。ばんえいの重賞でも伝統と格式ある四市記念競走の第2弾。同じ『別定1-b』(今季の収得賞金280万円につき10キロ加増)という条件だった7月の旭川記念はハンデ差がつきませんでしたが、今回はメムロボブサップが出走し、最大20キロ差ついての争いです。
なお今週・来週は、3歳以上の1走目が通算収得賞金順で編成されます。普段とは違った顔ぶれのレースも多く馬券的な妙味もありそうです。
【オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…1万3,300円
5重勝単勝式…22万7,780円
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【第12回開催1日目】
9月14日(土)のメイン第11レースには、デイリースポーツ杯(B1級-1組混合・20:05発走予定)が行われます。
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ウンカイタイショウのみA2級で、その他9頭はB1級です。
◎マツノタイガーは、前開催の菊月特別(B1・B2級混合)を1番人気で勝利。2、3走前のA2級混合の特別戦でも善戦できていましたが、さすがに格下相手では力上位でした。今回のA2級馬は大きな着順続きのウンカイタイショウだけ。連勝も十分です。
○レジェンドボスは、菊月特別の5着馬。マツノタイガーより先に障害を越えながら踏ん張れないことが多いものの、通算収得賞金順の今回のメンバーに入れば好勝負が期待できます。
▲ホクショウカップは、前開催の長月特別(B1級-2組)では障害での苦戦が響き2番人気で7着。ただ重量慣れが見込め見直せます。
△キタノボブサップも、菊月特別では3番人気で8着と残念な結果でした。馬場は軽めのほうが動ける印象がありますが、流れに乗れれば上位と差はないはず。
【第12回開催2日目】
9月15日(日)のメイン第11レースには、重賞・第60回岩見沢記念(20:00発走予定)が行われます。
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通算収得賞金順上位馬では、1位メムロボブサップ、5位インビクタ、7位クリスタルコルド、9位コマサンエースが出走。有力なのはその4頭です。
◎メムロボブサップが、今季初戦からの連勝を6に伸ばしそう。今季の重賞2勝、ばんえい十勝オッズパーク杯はオープン馬同一重量、ばんえいグランプリもファン選抜戦で牡馬同士では10キロ差しかつきませんでしたが、今回の20キロ差はまだ恵まれています。過去1年、現役馬で唯一先着を許しているアオノブラックが不在ならまず崩れることはないはず。
同じく今季重賞2勝の○クリスタルコルドは、メムロボブサップと同じ重量800キロだったばんえいグランプリでは詰めを欠いて4着でした。今回は10キロ差つくことで巻き返しはありえますが、初の800キロ超の830キロがどうか。ここで結果を出せれば今後の高重量戦へ視界が広がります。
▲インビクタは、ばんえい十勝オッズパーク杯、ばんえいグランプリとも3着。勝ちみには遅くても連争い候補としては有力でしょう。
△コマサンエースは、ばんえいグランプリの2着馬。ほぼ同時に障害を越えたメムロボブサップにジワジワ離されましたが、この馬なりに粘りました。好相性の金田利貴騎手へ戻るのは間違いなくプラスといえます
【第12回開催3日目】
9月16日(祝・月)のメイン第11レースには、千樹橋特別(A2級-1組混合・20:00発走予定)が行われます。
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A1級6頭、A2級4頭による争い。
◎マサタカラは、前開催の第51回別海町馬事競技大会(A2級)を1番人気で勝利。5走前のA2級混合の特別戦を勝ちA2へ昇級後、自己条件では3、1着と崩れていません。今回は格上のA1級が相手ですが、通算収得賞金順のため近況ひと息の馬が多数。連勝も十分です。
○リュウセイペガサスは、第51回別海町馬事競技大会で2着。マサタカラとは近5走すべて対戦し、2勝3敗という成績。とはいえ前走はこちらが賞金ハンデのぶん5キロ重く、差し切られたとはいえ差はわずか3秒9。同じ重量の今回は逆転可能。
▲ダイリンファイターは、2開催前・8月19日のJRAジョッキーDAY特別(A2・B1級混合)を逃げ切っています。ただし3着マサタカラ、10着リュウセイペガサスとも障害でロスがありました。どちらかが崩れることが浮上の条件です。
格上A1級では△トワトラナノココロが筆頭格。2開催前・8月17日のアルタイル特別(A1・A2級混合)を逃げ切って今季初勝利を挙げています。軌道に乗るかと思われましたが、前回が競走除外で取捨に迷うところ。