7月7日(日)のメインには、3歳三冠の初戦・ばんえい大賞典が組まれています。オープン馬には今季の収得賞金に応じたハンデが課されますが、現在の3歳の最高格付はA2級のライジンサンのため、クラスハンデのみで重量差がつきます。今季の3歳オープン特別2戦は、とかち皐月賞をフレイムファースト、とかちダービーをミチシオがそれぞれ勝利。昨季を重賞3連勝で締めくくったライジンサンは今季初戦でここに挑みます。王者不在の間に力をつけてきた馬がどこまで迫れるでしょうか。
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【第7回開催1日目】
7月6日(土)のメイン第11レースには、筋肉マシマシ東スポ餃子賞(A2級混合・20:00発走予定)が行われます。
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A2級とB1級の混合で、前走はA1・A2級混合の天の川特別、4歳重賞・柏林賞、A2・B1級混合のこと座特別、B1級-1組の拓成湖特別ほか様々です。
もっとも相手が揃っていた天の川特別組から◎リュウセイペガサスに注目します。A2昇級2走目で格上相手ながら障害を3番手でクリアし、A2級馬として最先着の6着を確保しました。昨季の最終出走がA1級-1組の大平原特別で2着だけに、ゆくゆくはもっと上での活躍が期待できるはず。
○ダイリンファイターは、大平原特別を逃げ切って勝利。今季も対リュウセイペガサスでは3戦とも先着しています。しかし今回対抗評価なのは、賞金ハンデ5キロを課された前走・ジュノー特別(A2級)ではやや障害で苦戦し、今季はじめてリュウセイペガサスより後に障害を越え大接戦となったため。基礎重量が10キロ増えており隙が生まれるかもしれません。
▲ノエルブランは、ジュノー特別7着から、前走のこと座特別で4着と前進。レースぶりがよくなっており、骨っぽい相手でも警戒が必要。
ジュノー特別、こと座特別とも6着だった△マルモタイショウを押さえに。
【第7回開催2日目】
7月7日(日)のメイン第11レースには、重賞・第49回ばんえい大賞典(3歳・20:00発走予定)が行われます。
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トップハンデ680キロがA2級の牡馬ライジンサンで、最軽量650キロがB2級の牝馬スマイルカナ。牡馬同士では最大20キロ差つきます。
◎ライジンサンは、間隔を空けながら5連勝で3月のイレネー記念を制し昨季を締めくくりました。重賞3勝は圧倒的な実績。少し賞金を稼げばA1に昇級しハンデがさらに不利になることを考えれば、無理に出走を重ねる必要はなく、今季初出走でもここ一本で調整されてきたとみるべきでしょう。
相手はイレネー記念2着の○スマイルカナ。離れた障害クリアからライジンサンに3秒0差まで迫っています。当時からハンデ差が10キロ広がることを考えれば逆転の可能性も。ばんえい大賞典で直近の牝馬の勝利は21年イオンですが、黒ユリ賞の勝ち馬というのは同じででも、牡馬相手の定量戦・イレネー記念で2着があるぶんこちらのほうがキャリア上位といえます。
ライジンサンが不在だったとはいえ、6月のとかちダービー(3歳オープン)の勝ち馬▲ミチシオも有力。2月の牡馬限定重賞・翔雲賞でライジンサンの2着もあります。
△ウルトラコタロウは、翔雲賞とイレネー記念が3着で、とかちダービー2着。ミチシオの10勝、ライジンサンの8勝、スマイルカナの7勝などと比べ、通算3勝は劣勢ですが、重賞で3戦とも3着と底力があります。
【第7回開催3日目】
7月8日(月)のメイン第11レースには、瑞鳳賞(5歳牡馬オープン・19:55発走予定)が行われます。
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次週の13日には牝馬による白鳳賞が行われ、8月18日の準重賞・朱雀賞で5歳のナンバーワンを争います。
天馬賞など世代重賞7勝のキングフェスタが不在。ほかのオープン馬の実力は拮抗していますが、ひとまず天馬賞で2着だった◎ツガルノヒロイモノに期待します。古馬重賞初挑戦となった4月のばんえい十勝オッズパーク杯は9着。勝ち馬メムロボブサップとは接戦歴もありましたが、ここぞの舞台では経験不足を感じさせる結果でした。6月16日の北斗賞(負担重量770キロ)を回避したことで、立て直した障害を崩さずにここへ臨むことができ、強敵不在のチャンスをモノするか。
○ヘッチャラは、天馬賞の3着馬で、北斗賞は人気通りの5着。ツガルノヒロイモノ、ヤマカツエースらとは今季も対戦し、先着したりされたりしています。決め手比べではツガルノヒロイモノに分があるだけに、逃げが理想でしょう。
条件級では▲ホクセイウンカイに注目します。クラス別定の柏林賞、銀河賞がともに4着。キングフェスタ不在のオープン勢と10キロ差つけば見せ場以上も。
3頭目のオープン馬△ヤマカツエースは、天馬賞4着、北斗賞6着。力通りなら上位争いに加わります。