先週より今季の2歳新馬戦がスタート。第1回能力検査をトップタイムで通過したスターイチバン(牡・平田義弘厩舎)を含む4頭が初陣を勝利で飾りました。5月6日第2レースを制したスターイチバンの父インフィニティーは21年に死亡しており、産駒は今年の2歳世代がラスト。5日第2レース・スタージャガーの父コウシュハウンカイ、6日第3レース・シンザンパワーの父アースパワーはともに新種牡馬です。今週からの第3回開催の新馬戦は後半週の18日(土)~20日(月)に実施されます。
13日(月)のメインには、3歳オープンによるとかち皐月賞が組まれています。昨年の勝ち馬マルホンリョウユウはこのレースが世代オープン初勝利で、その後3歳二冠に輝いています。
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【第3回開催1日目】
5月11日(土)のメイン第11レースには、五月雨特別(B1級-1組・20:00発走予定)が行われます。
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前開催にA2級混合戦、B級選抜のスーパージョッキー賞、4歳オープン・すずらん賞を使われた馬が主力のメンバーです。
◎ダイリンファイターは、今季2、1、1着の好成績。前走はA1・A2級が相手の菖蒲特別を逃げ切って、昨季オープンのヤマトタイコー以下を寄せつけませんでした。B1級同士なら実績上位で好勝負はほぼ間違いなし。
上り馬の筆頭格は○クリスタルゴースト。シーズンをまたいで5連勝中の4歳馬です。古馬の特別戦は1月にB3級-1組(5着)があるものの、歴戦の古馬相手ではここが初。ただメンバー唯一の4歳で若馬10キロ減が生きそうです。
▲リュウセイペガサスは、昨季最終日の大平原特別(A1級-1組)でダイリンファイターの2着があります。こちらもB1へ降級した今季3、3、1着と好調を持続しています。
同じく昨季A1級だった△マサタカラに、今季1、1、3着から昇級初戦△マツノタイガーらも侮れません。
【第3回開催2日目】
5月12日(日)のメイン第11レースには、さつき特別(オープン・20:00発走予定)が行われます。
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ばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬メムロボブサップが回避しての9頭立て。メンバーを考えても同2着◎アオノブラックが主役といえます。対メムロボブサップでは3連敗中ですが、その3戦で先着を許した馬の出走はなし。ほぼ勝負づけは済んでおり今季初勝利のチャンス。
○サクラヒメは、1月20日の柏林馬事公苑特別(オープン-1組 ※アオノブラックの5走前)を逃げ切ってアオノブラックを2着にしりぞけています。前走の牝馬重賞・カーネーションカップも逃げ切り圧勝。課題はメンバー中で唯一、賞金ハンデ5キロを課されていること。
▲ヤマカツエースは、試練の5歳シーズンながら3、1着と好調な滑り出し。春の軽量が向くのか末脚が冴えています。初戦の3着はスプリングカップ(オープン)でメムロボブサップ、アオノブラックらが相手だっただけに価値が高く、ワンチャンスありそうです。
△インビクタは、メムロボブサップ、アオノブラックと同じ今季2走を使われ4、3着。机上の計算では着順アップが見込めます。
【第3回開催3日目】
5月13日(月)のメイン第11レースには、とかち皐月賞(3歳オープン・19:50発走予定)が行われます。
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ばんえいの3歳路線は、このとかち皐月賞、とかちダービーを経て、三冠初戦のばんえい大賞典へ向かいます。
3月の定量重賞・イレネー記念の勝ち馬が抜けてのほぼ再戦なら、2着◎スマイルカナが最有力。直線突き抜けたライジンサンは見事でしたが、この馬も負けず劣らずのいい脚を使い追い上げました。当時から重量80キロ減という馬がほとんどのなか、70キロ減は一見厳しいですが、春の軽量なら牝馬のキレが生きるはず。メンバーで唯一、古馬相手の特別戦(B2級-1組)を使われている経験も評価できます。
○ミチシオは、2歳シーズンにライジンサンと並ぶ8勝をマークした実力馬。イレネー記念は2番人気で8着と残念な結果でしたが、B2格付となった今季初戦で逃げて2着など復調気配があります。イレネー記念から70キロ減でも狙ってみたいです。
▲ショータイムは、2歳シーズン三冠の初戦・ナナカマド賞3着、イレネー記念5着と世代上位の力の持ち主。イレネー記念から80キロ減の利を生かせるでしょう。
△ウルトラコタロウは、イレネー記念3着。通算3勝は見劣りしますが、そのすべての勝ち星を挙げている鈴木恵介騎手の手綱は魅力です。