6月17日に今年はじめて真夏日となった帯広。次週7月2日(日)の4歳重賞・柏林賞を皮切りに、3歳、4歳の三冠がスタートします。三冠がない5歳世代も、8月28日の準重賞・朱雀賞へ向けた牡馬、牝馬それぞれの特別戦(7月10日、17日)も組まれており、若い世代のレースにも注目です。
6月24日(土)の13時より、8月13日に実施される重賞・ばんえいグランプリのファン投票がスタートします。投票された方のなかから抽選で株式会社柳月の銘菓、オッズ・パーク株式会社のクオカードなどが当たります(詳細はこちら)。
【第6回開催1日目】
6月24日(土)のメイン第11レースには、拓成湖特別(B2級-1組・20:05発走予定)が行われます。
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B2級単独での特別戦が組まれるのは今季初。トップハンデでも650キロと軽量ですが、平場戦の前走より20~30キロの重量増を克服できるかがカギでしょう。
特別戦の経験に乏しい4歳が6頭と多いですが、昨年12月30日のファイナルカップ(B3級-1組)で前走比30~35キロ増で掲示板に載った馬に注目します。
◎アサゾラは、ファイナルカップ5着でしたがしぶとく伸びて3着争いを演じました。B2級スタートの今季すでに2勝。前走2組は大逃げを打って押し切る強い内容で特別戦でも主役の資格十分です。
○グリフィスは、今季2度の9着大敗がともに1組ですが、流れに乗りやすいという意味では特別戦は歓迎のはず。8番人気で抜け出しを決めたファイナルカップの再現を狙います。
5歳以上では▲キャラメルミルクに注目。世代限定を含め特別戦初挑戦ですが、メンバー中で唯一、今季B2級-1組で勝利している実績上位。前走が減量ある今井千尋騎手でリズムを作って、主戦の阿部武臣騎手へ戻るというのも好感できます。
△スーパーシンデレラは、B2昇級初戦の1組で2着に入った勢い魅力。なお、中村太陽騎手は通算50勝を挙げたため、この開催から平場戦での10キロ減がなくなっています。
【第6回開催2日目】※メジロゴーリキは出走取消
6月25日(日)のメイン第11レースには、ミントスポット杯(オープン・20:05発走予定)が行われます。
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重賞・北斗賞の翌週ですが、1~3着馬が出走してきます。
◎メジロゴーリキは、重量を課される重賞のばんえい十勝オッズパーク杯、北斗賞の2着は納得ですが、今季特別2戦でも馬券に絡んでいます。今回一線級といえるのはこの馬とメムロボブサップくらい。賞金ハンデ5キロを課されても苦にしないはず。
○メムロボブサップは、北斗賞を逃げ切り完勝。しかし、ライバルのアオノブラックが出走取消なら順当勝ちといったところでしょう。こちらも10キロ程度の賞金ハンデなら影響はありません。
▲オーシャンウィナーは、初の古馬重賞挑戦となった北斗賞では8着。古馬の壁を実感させられました。とはいえ2走前の大雪賞(オープン)でアオノブラックの2着があるように、ここなら見せ場以上があるかもしれません。
大雪賞3着△コマサンブラックも、もう少しやれていいでしょう。
【第6回開催3日目】
6月26日(月)のメイン第11レースには、こと座特別(A1級-1組・20:15発走予定)が行われます。
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◎コウテイに注目します。A1級スタートの今季は、すべて特別戦を使われて、1勝、2着と4着が各2回と大崩れがありません。それは、古馬重賞未出走ながら、ばんえい記念に挑戦したほどの障害力に基づくものです。前走のシルバーカップはゴールドハンターが決め手の違いを見せつけましたが、障害2番手から危なげのない2着。コマサンエース、ブラックサファイアらオープン馬6頭に先着しています。
○シンエイボブは、前走A1級の平場戦では6着まででしたが、今季A1級の特別戦では3、2着とともに馬券絡みしています。5月13日の五月雨特別では、ほぼ同時に障害を降りたコウテイ(4着)を突き放しての2着と、決め手比べならこちらに分があります。
▲ヤマトタイコーは、着順が右肩上がりで、前走ムーンストーン特別(A1・A2級-2組決勝混合)は格下相手でしたが2着に歩いています。2月のウィナーズカップ3着などがある実績馬が復活したと見ていいでしょう。
前走では同馬を振り切って1着△トワトラナノココロも、当然勝ち負けが期待できます。