ダイヤカツヒメが難なく逃げ切る
5月7日(日)には重賞・カーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)が行われ、単勝2番人気のダイヤカツヒメが逃げ切り、重賞2勝目を挙げました。
【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
1.サクラヒメ(690) 1.6
2.サクラシュンカ(670) 51.2
3.ミソギホマレ(690) 12.8
4.ヒメトラマジック(670) 94.6
5.ダイヤカツヒメ(660) 4.1
6.ナカゼンガキタ(680) 競走除外
7.アバシリサクラ(670) 22.7
8.ホクセイサクランボ(650) 11.6
9.ピュアリーナナセ(650) 22.1
10.シンエイボブ(680) 8.9
有力馬の1頭ナカゼンガキタが競走除外。天馬賞を制すなど重賞4勝のサクラヒメがトップハンデながら単勝1.6倍と断然の人気に。昨年のばんえいオークス馬ダイヤカツヒメが2番人気で、一昨年のこのレースの覇者シンエイボブが3番人気。ここまでが単勝ひと桁台で、以下はホクセイサクランボ、ミソギホマレ、ピュアリーナナセと人気で続きました。
第1障害を勢いよく越えて先行したのはダイヤカツヒメでしたが、サクラヒメが降りて間もなく先頭に替わると、外からシンエイボブも位置取りを上げてきます。この3頭が先行するかたちで後続は少しばらけながら進み、第2障害下にはわずかにサクラヒメが先頭で到達。前日の降雨の影響もあり馬場水分は2.3%と軽めで、前半は51秒というペースで進みました。
第2障害ではダイヤカツヒメが最初に仕掛け、止まりかけながらもひと腰先頭で通過。サクラヒメは障害の天板で膝をつきながらも立て直して2番手でクリアし、ピュアリーナナセが離れた3番手で通過しました。
逃げるダイヤカツヒメに、サクラヒメがじわじわと差を詰めにかかりますが、残り20メートルで一杯に。これに対してダイヤカツヒメは最後まで止まることなく後続を突き放して先頭でゴール。ピュアリーナナセが一旦はサクラヒメを交わしますが、その直後に詰まり、立て直したサクラヒメがそのまま歩き切って2着。ピュアリーナナセは残り10メートルでも一杯になりましたが、立て直して3着に入りました。
ダイヤカツヒメは昨年12月のばんえいオークス以来となる重賞2勝目。昨季終盤にはチャンピオンカップに挑戦し、古馬一線級相手に5着と健闘していました。地力強化がうかがえる今回のレース内容なら、4歳重賞戦線では牡馬相手でも楽しみな存在と言えるでしょう。
赤塚健仁騎手「強気に行って失敗しなければ大丈夫だなと思いました。(手応えには)まあまあ余裕はあったと思います。(道中でライバルに先手をとられる場面も)そこまで焦りはありませんでした。(第2障害は)少し仕掛けに失敗しましたが、馬が頑張ってくれたので障害をひと腰で上げれて、それからは上手くゴールまで保てばいいなと思いました。(この馬は)すごい素直で真面目で頑張り屋さんです」