2月6日(日)のメインには今年で2回目となる翔雲賞が組まれています。2歳シーズン三冠には含まれない明け3歳の牡馬限定戦は、10キロ減があるセン馬、20キロ減がある牝馬がいないため、賞金ハンデ以外の重量差がつきません。第1回の昨年は、最大でも5キロ差しかつきませんでしたが、勝ったタカナミを含め3着までを賞金ハンデが課されていなかった馬が占めました。しかし、今年は最大10キロ差(登録時点)とやや力量差がありそうなメンバー構成となっています。
【第23回開催4日目】
2月5日(土)のメイン第10レースには、六花特別(オープン-2組混合・18:25発走予定)が行われます。
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前開催の睦月特別(オープン-2組)から4頭、山羊座特別(A1級混合)から5頭が参戦。山羊座特別は、唯一のオープン馬だったコウシュハレガシーが9番人気9着で、実質A1級-1組といえるメンバーでした。
『好調で賞金ハンデが重いA1級馬』対『近走ひと息で賞金ハンデが軽いオープン馬』という構図で、睦月特別2着の◎コマサンブラックに注目します。前走は若馬10キロ減があった同厩舎のコマサンダイヤに逃げ切りを許したとはいえ、最後まで食い下がって1秒0差での惜敗。帯広記念(7着)で890キロの高重量を曳いた反動も感じられませんでした。勝ち馬は7日の5歳オープンに出走予定のため不在だけに前進に期待できます。
○コマサンエースも同じ厩舎。2走前がオープン-2組程度のメンバーだったばんえい十勝金杯(3着)で、コマサンブラックよりやや見劣ります。睦月特別は伸びを欠いて5着でしたが、今回は減量ある若馬に牝馬も不在。ベテランが牽引する流れならスムーズに運べて、詰めもさほど甘くならないはず。
▲マルミゴウカイは、帯広記念6着、山羊座特別8着。定量500キロの地吹雪賞での3着を除けば掲示板に載れないレースが続きます。しかし、前週から1~2障害の間に砂が増量されたことで時計がかかるようなら見直せます。
△ゴールデンフウジンは、障害のタイミング次第では890キロの帯広記念(4着)で見せたような末脚が使えます。睦月特別が7着でも侮れません。
【第22回開催5日目】
2月6日(日)のメイン第11レースは、BG2・第2回翔雲賞(3歳牡馬・18:25発走予定)。収得賞金180万円につき5キロを課される別定重量戦。基礎重量640キロでの出走は4頭だけで、645キロがヘッチャラら4頭、トップハンデ650キロがキングフェスタとヤマカツエースの10頭立てです。
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2歳シーズン二冠目・ヤングチャンピオンシップ上位馬が有力でしょう。ただ、2着トワイチロはセン馬のためここにはいません。
◎キングフェスタの巻き返しに期待します。ナナカマド賞に続く2歳シーズン二冠を狙ったヤングチャンピオンシップでは、唯一、20キロのハンデを課されていましたが、障害6番手から追い上げ、勝ったヤマカツエースとは2秒6の僅差4着と底力を披露しました。今回もトップハンデですが、10キロしか課されないのは有利。1開催調整され、前走の3歳A級-1組(1月23日)を叩かれての参戦で、世代最多の9勝と重賞2勝目を目指します。
○ヘッチャラは、ヤングチャンピオンシップ3着後、キングフェスタが不在だった3歳A級-1組を使われ、前開催を調整に充てられました。ヤングチャンピオンシップはキングフェスタより10キロ軽く今回は5キロ差に縮まるのは微妙な感はありますが、13戦連続で3着以内と安定感は抜群。引き続き好勝負になりそうです。
▲ヤマカツエースは、ヤングチャンピオンシップを1番人気にこたえて勝利。障害3番手から勢いよく抜け出し、3着だったナナカマド賞で先着されたキングフェスタ、ヘッチャラに借りを返しています。3頭のなかで今回はヘッチャラがもっとも軽い重量。ここまでの2重賞とは異なり重量の有利さはなくなるのがどうでしょうか。
△クリスタルコルドは、ナナカマド賞4着で、ヤングチャンピオンシップ5着。ともに障害をひと腰で越えながら、馬券圏内に届いていません。ただ、切れずともバテない脚は重量増のパワー勝負で生きてきそうです。
【第22回開催6日目】
2月7日(月)のメイン第11レースは、ダイヤモンドダスト賞(5歳オープン・18:25発走予定)。
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出走馬10頭のうち7頭が出走していた1月3日の天馬賞(定量760キロ、牝馬20キロ減)は、逃げたのはゴールドハンターでしたが、ゴール前で脚勢が衰えたところを、障害3番手から差を詰めてきていたキョウエイリュウがとらえてコンマ2秒差先着。障害4番手から伸びたカイセドクターが3着。コマサンダイヤが4着に入り、ここまで着差は2秒8と接戦でした。
天馬賞の上位4頭はすべてオープン格付。しかし今回は賞金ハンデのぶん重量差がつき、20キロ増で770キロのカイセドクター、ゴールドハンター、キョウエイリュウの3頭より、10キロ軽い760キロで出走できる◎コマサンダイヤに注目します。
○キョウエイリュウは柏林賞、▲カイセドクターは銀河賞でそれぞれトップハンデを経験。馬券に絡めませんでしたが、定量の天馬賞ではそれぞれ1、3着と巻き返しており実力上位といえます。同世代のなかではオープン歴が長く、10キロくらいのハンデ差なら問題にしないかもしれません。
△ゴールドハンターは柏林賞で勝利しているものの、3歳以降の世代限定戦でトップハンデは今回が初。前走のオープン-1組特別戦では、ためていったわりに障害で苦戦しており、チャンピオンカップやポプラ賞といった重賞へ向けて態勢を整えてきたいところ。