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今週の見どころ(7/10~7/12)

 7月12日(月)のメインには、5歳牡馬オープンによる瑞鳳賞が組まれています。今年の5歳世代は、世代重賞3勝に加え、今季ばんえい十勝オッズパーク杯も制しているアオノブラック、2~4歳シーズンで八冠を制したメムロボブサップが牽引していますが、その二強はともに次週の旭川記念へ出走予定。出走各馬にとっては賞金加算のチャンスと言えるでしょう。
 また、7月12日(月)より当面の間、月曜日に続いて日曜日も全12レース編成となりますのでご注意ください(※詳細はこちら)。

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【第7回開催1日目】
 7月10日(土)のメイン第10レースは、文月特別(B1級-1組混合・20:10発走予定)。A2級馬3頭、B1級馬7頭の10頭立てとなっています。

※出馬表はこちら

 ◎ナカゼンガキタは、約10カ月半の休養明けで臨んだ6月の今季初戦はB3級-7組混合で、2着に15秒7差をつけて圧勝すると、前走のわし座特別(B1級-1組)まで4戦4勝。わし座特別では障害の天板で膝を折ってしまいましたが、立て直してふた腰2番手クリアから力強く伸びての差し切り。B1昇級初戦も難なくクリアしました。今回は基礎重量の10キロに加え賞金ハンデ5キロも課されますが、格上A2級馬はすべて2走前までB1格付と相手強化の感はありません。今季負け知らずの勢いを買いたいです。
 ○ハマノダイマオーは、3走前のB1級-1組・黒岳特別(5月31日)では障害でのロスが響いて8着でした。しかし、松田道明騎手に手替わった近2走は障害前でためているとはいえ、ともにひと腰でクリアすると末脚を繰り出しています。前走でのナカゼンガキタとの差は4秒4。ハンデ差が5キロ縮まることで際どい勝負に持ち込めそうです。
 ▲センリョウボスの前走こと座特別(A2級-1組混合)は、今回と同じくA2級とB1級の混合でしたが、ハイレベルなメンバー構成。前半54秒で飛ばし逃げ切ったハクタイホウ、2着マルミゴウカイともオープンからの降級馬でした。センリョウボス自身も昨季A1級-1組で勝ち星がありましたが、障害8番手から6着まで押し上げるのが精一杯。しかし、今回は前走の1、2着馬が不在になるなど相手関係が大幅に楽になります。2走前のムーンストーン特別(B1級-1組)では障害ひと腰から抜け出し勝利を収めており、巻き返しも十分です。
 △コウシュハルパン△オレノタイショウは、ムーンストーン特別ではセンリョウボスに敗れています。しかしナカゼンガキタを除けば力差の少ないメンバーだけに上位争いに期待します。

【第7回開催2日目】
 7月11日(日)のメイン第11レースには、層雲峡特別(A1級混合・20:10発走予定)が行われます。

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 オープン、A1級、A2級の3クラス混合戦。今開催には、5歳の牡馬・牝馬それぞれのオープン特別戦が組まれていることで、4歳2頭、6歳以上8頭というメンバー構成です。
 天の川特別(オープン・A1級-1組混合)で6着の◎シンエイボブに注目します。前走は、オープン馬6頭すべてが重賞・北斗賞を使われ、1~4着馬も参戦とハイレベルな一戦。障害7番手から追い上げて、マツカゼウンカイ、カネゾウとの接戦の5着争いに加わりました。A1昇級初戦でこれだけ走れれば、北斗賞出走馬は8着コウシュハレガシーのみで、しかも格下A2級も相手となる今回は勝利が期待できます。
 シンエイボブと今回ライバル視される2頭は、2走前のシルバーカップ(オープン・A1級混合)でも対戦しており、カネゾウが1着、マルミゴウカイが2着で、シンエイボブは3着でした。当時は3頭ともA2格付で、クラス据え置きの○マルミゴウカイが相手筆頭です。ほか2頭が昇級と賞金ハンデにより20~25キロ増なのに対し、この馬は10キロ増なのは有利です。
 ▲カネゾウは、天の川特別ではシンエイボブよりかなり前で障害を越えましたが、ゴールでは並ばれて同タイムの7着。ともに昨季オープンでは未勝利で今季降級と力差はありません。しかし再びゴール前が混戦になれば、シンエイボブに分がありそうです。
 △アフロディーテは、前走ミントスポット杯(オープン・A1級-2組混合)では障害を2番手で降りて4着。残り20メートルまではオープン馬のミノルシャープ、コウシュハレガシー(今開催からオープンへ昇級)に食らいついていたものの、突き放されてしまいました。しかし、A1昇級初戦で見せ場を作れたのは収穫といえます。

【第7回開催3日目】
 7月12日(月)のメイン第11レースは、瑞鳳賞(5歳牡馬オープン・20:15発走予定)

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 3月のオッズパーク賞スターライト特別(牝馬も出走可能)以来となる5歳限定戦。同レースで5着だった◎インビクタに勝機到来です。一騎打ちを演じたのは人気のメムロボブサップとアオノブラックでしたが、離れた3着争いに加わった4頭は6、8、7、5番人気だったように、この世代は3番手以下の力量が接近。それから約4カ月が経過してのここは、1~4着馬が不在となっています。オープンからA1へ降級した今季は初戦の青葉特別(A1級混合)をはじめ2着が3回があり、3~5着も各1回とすべて掲示板内を確保。今回のメンバーには1頭も先着を許していません。持ち味の先行力を生かし今季初勝利に期待です。
 ○コマサンブラックはスターライト特別が6着で、こちらもオープンから今季A1に降級。5月の大雪賞(オープン・A1級混合)では逃げて失速したインビクタに2秒3差まで迫っており、今回のメンバーではもっとも健闘しています。遅れず追走ができればゴール前で際どい勝負に持ち込めそうです。
 ▲アオノゴッドは、3走前に今季初勝利を挙げるなど、最近4戦ではいずれも4着以内と安定した成績を残しています。オッズパーク賞スターライト特別は750キロの重量が堪えたか10着でしたが、2走前は今回と同じ670キロで障害をひと腰で越えて4着だけに、見直しが必要でしょう。
 △コマサンエースは、今季インビクタと2度対戦してともに敗れてますが、ばんえい十勝オッズパーク杯で5着の実績があります。前回のミントスポット杯(オープン・A1級-2組混合)が出走取消と状態面が気になりますが、押さえておく手はありそうです。

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