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2021年6月 アーカイブ

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6/20北斗賞予想 須田鷹雄

今回も5歳馬2頭が中心

 ばんえい十勝オッズパーク杯は先に下りたアオノブラックと、ふた腰になっても下りてからの脚が違ったメムロボブサップの5歳ワンツー。今回は上の世代にハンデ差を与えての一戦になる。

 ハンデが積まれたぶん今回は6歳以上馬に......と思ってしまうところだが、ここはもう一度5歳馬が勝つ前提で◎○とし、フォーメーションを組んでみたい。脚質的にこの2頭がいることでペースが上がるうえ、障害にチャレンジする順番もこの2頭が早めになる可能性は高い。ハンデのぶん2頭ともスムースに障害クリアとはいかない可能性はあるがどちらか片方はクリアしてもおかしくないし、そうなると他馬が差すのは大変だ。

 付き合う年長馬が何頭もあっさりのひと腰でまとめてこない限り、5歳馬のどちらかが生き残ると見ての馬券で。2着候補に内容良化の▲アアモンドグンシンと、ばんえい十勝オッズパーク杯の内容から☆キタノユウジロウ。3着は広めに取る。

◎7 アオノブラック
○2 メムロボブサップ
▲6 アアモンドグンシン
☆4 キタノユウジロウ
△1 ミノルシャープ
△9 メジロゴーリキ
△10 センゴクエース

3連単
7,2→7,2,6,4→7,2,6,4,1,9,10 各200円 計6000円

6/20北斗賞予想 目黒貴子

メムロボブサップ、古馬重賞初制覇へ

 久々の重賞!メンバーも揃ってとても楽しみな一戦となりました。今年のばんえい界を引っ張っていくであろう存在の馬たちにワクワクしますね。前走がスタリオンカップ組、そして大雪賞組にほとんどが分けられますが、それぞれ強い馬たちが上位を占めており,ここでの優劣もまたつけにくいのが本音です。

 今回の◎はメムロボブサップ。常に高いレベルで安定しており、これまでにも多くの重賞を制してきました。前走も注目しましたが残念ながら2着。勝った馬は勢いNo.1の馬。しかしその差は僅かで、ある意味ここに向けていいステップとなったのではと思います。古馬を相手にした重賞の初勝利濃厚とみます。

 その勢いNo.1というのが○ウンカイタイショウです。前走は上記のメムロボブサップを抑えての勝利。少しの差でもしっかり勝ちきった強さが今のこの馬にはあります。もしかしたら5連勝も可能かも。一気に100K増える斤量がこの馬にはカギとなりそうです。

 ▲にはセンゴクエース。今季初戦の前走は上位2頭には離されたものの3着を確保。流石の実力を見せてくれました。叩いての上昇はもちろん期待できるし、なんといっても実績はNo.1の馬です。ただ10番枠が気になって評価を落としました。

 △には前走大雪賞で勝利したアアモンドグンシンに、キタノユウジロウ、アオノブラック。馬柱を見れば見るほどどの馬にもチャンスがあるように思えてしまうメンバーで、レースが楽しみです。

◎2 メムロボブサップ
○8 ウンカイタイショウ
▲10 センゴクエース
△6 アアモンドグンシン
△4 キタノユウジロウ
△7 アオノブラック

馬単
2→4,6,7,8,10 各1000円
8→2 1000円  計6000円

6/20北斗賞予想 赤見千尋

一気に覚醒したウンカイタイショウに注目

 今シーズン4連勝と一気に覚醒したウンカイタイショウを本命にしました。
 前走はメムロボブサップとの僅差の戦いを逃げ切り勝ち。第2障害をスムーズに越えて、ラストは少し脚色が鈍ったものの、同じ重量を曳いてよく押し切ったと思います。ここに来て力をつけているし、今ならば重賞でも戦えるのではないでしょうか。

 気になるのは一気の重量アップで、前走からプラス100キロの780キロを曳きます。厳しい条件にはなりますが、明日の明け方に帯広競馬場付近は雨予報が出ているので、軽い馬場状態になれば十分こなせるのではないでしょうか。

 対抗はメムロボブサップ。今シーズンも安定して力を発揮していますね。
 前走は最後まで脚色が落ちず、1着馬を追い詰めて僅差の2着。負けて強しの内容でした。780キロを曳くことはまったく気にならないし、むしろアオノブラックより10キロ軽いことは大きなプラス材料。今シーズン初重賞制覇もあると思います。

 前走7着と大敗してしまったアオノブラックですが、当時は馬場水分量が3.1%と軽い状態でした。第2障害はすんなりと越えているし、着順から受ける印象ほど悪いレースはしていないと感じるので、ぜひ重賞で巻き返して欲しいです。

 実績馬ミノルシャープは着実に良化しているように思います。前走オープン混合で勝ち切ったアアモンドグンシンまで。

◎8 ウンカイタイショウ
○2 メムロボブサップ
▲7 アオノブラック
△1 ミノルシャープ
△6 アアモンドグンシン

3連単フォーメーション
2,8→2,7,8→1,2,6,7,8 各500円 計6000円

6/20北斗賞予想 斎藤修

2021年6月18日(金)

今シーズンもここからミノルシャープ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎1ミノルシャープ
 ○6アアモンドグンシン
 ▲2メムロボブサップ
 △8ウンカイタイショウ
 △10センゴクエース

 馬複
 1-2,6,8,10 1500円 計6000円

今週の見どころ(6/19~6/21)

2021年6月17日(木)

新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言の期間延長に伴うばんえい十勝の対応
6月20日(日)までは無観客開催

 6月20日(日)のメインには、今季の古馬重賞(牝馬限定戦除く)第2弾・北斗賞が組まれています。第1弾重賞のばんえい十勝オッズパーク杯は昨季の収得賞金額による選抜のため、年によっては条件級の馬も出走。古馬オープン重賞は実質このレースからとなります。ばんえい十勝オッズパーク杯を制したアオノブラックは賞金ハンデ20キロ増となり、790キロでの出走は、帯広単独開催になってから(2019年以前は同時期の旭川記念が対象)はじめて。この馬の実力はもちろん、賞金が増えていることの表れともいえるでしょう。
 また、21日(月)には、昨季1着が多い馬による選抜戦・ゴールドトロフィーが行われます。

※開催日程/時刻についてはこちら

【第5回開催4日目】
 6月19日(土)のメイン第10レースには、ムーンストーン特別(B1級-1組・20:10発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前開催の同条件・黒岳特別を使われた馬が6頭、また昇級初戦で臨む馬も3頭います。
 ◎オレワチャンピオンは、水無月特別(B2級-1・2組決勝)2着からの昇級初戦。ためずに障害で仕掛けていく馬もいるほどの軽馬場でしたが、ホクショウユヅルには交わされたものの障害を降りた2番手で辛抱しています。昨季A1級(混合戦含む)で2、3着各3回、2シーズン続けてオープンまで昇級した実績は上位。いきなり主役を演じてくれそうです。
 ○オレノタイショウは、黒岳特別では4着。2走前のB1級-1・2組決勝戦と同様の軽馬場で着順も同じでも、逃げて勝ち馬からコンマ9秒差に粘ったあたり、特別戦が合う印象です。黒岳特別1、2着馬は今回も出走しているものの、勝ち馬コウシュハルパンは当時から賞金ハンデ5キロが課されており、2着フナノダイヤモンドともコンマ6秒差なら展開次第で逆転は可能。なお鈴木恵介騎手はこの日から復帰します。
 ▲フナノダイヤモンドは、前走9番人気での快走でした。とはいえ5月にB1へ昇級してから、重めの馬場だった3走前、そして前走と、特別戦でも障害をひと腰でこなせるようになり、クラス慣れを感じさせます。負担重量は変わらないだけにこちらも上位争い候補です。
 黒岳特別で接戦をモノにした△コウシュハルパン、水無月特別を勝って昇級初戦△ホクショウユヅルは、賞金ハンデ5キロのぶん割引は必要でしょう。

【第5回開催5日目】
 6月20日(日)のメイン第10レースは、BG3・第29回北斗賞(20:10発走予定)。別定770キロで、アオノブラックに20キロ、メムロボブサップとウンカイタイショウに賞金ハンデ10キロが課されています。

※出馬表はこちら

 ◎メムロボブサップは、今季2走目のばんえい十勝オッズパーク杯では、障害にふた腰要し、4番手から差し届かずの2着も、逃げ切ったアオノブラックとは2秒6差と惜敗でした。しかし、続くさつき特別(オープン)を逃げ切って今季初勝利。今回と同じ10キロ差でアオノブラックを3着にしりぞけています。前走のスタリオンカップ(3歳以上選抜)はライバル不在ながら2着でしたが目標はここのはず。ばんえい十勝オッズパーク杯の雪辱を果たし、古馬重賞初制覇なるでしょうか。
 ○キタノユウジロウは、昨季の帯広記念で3着と健闘。そして初挑戦のばんえい記念では5番人気で堂々の2着。急遽の乗替わりで菊池一樹騎手が役目を果たしています。今季のばんえい十勝オッズパーク杯は軽量で流れに乗れるか心配されましたが、第1障害は最後方ながら、徐々に位置取りを上げると第2障害2番手クリアから3着。春の軽量戦でも好走して、菊池騎手が新味を引き出しました。怪我で休養していた松田道明騎手が先週から復帰しており、この馬の手綱も戻ります。菊池騎手のためにも松田騎手は結果を出したいところでしょう。
 ▲センゴクエースは、ばんえい十勝オッズパーク杯を回避。今季初戦となったスタリオンカップでは、障害をひと腰4番手から追い上げて3着を確保しています。2着メムロボブサップとの10秒5差は小さくありませんが、今回10キロ差つくのは有利。久々のコンビとなる鈴木恵介騎手で変わり身を期待したいところ。
 ばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬△アオノブラックは、重量差を克服できるかがカギ。△ミノルシャープにも警戒が必要。昨季はこのレースを勝つと、旭川記念、ばんえいグランプリと重賞を3連勝しています。

【第5回開催6日目】
 6月21日(月)のメイン第11レースは、ゴールドトロフィー(3歳以上選抜・20:10発走予定)。昨季の勝利数が多い馬による選抜戦で、出走9頭中4歳が5頭、5歳が3頭というメンバー構成になっています。

※出馬表はこちら

 ◎コマサンブラックは4歳だった昨季9勝を挙げ、オープンまで出世。2月には前日の北斗賞に挑戦したキタノユウジロウの2着もあります。A1格付でスタートした今季は4戦して、初戦の青葉特別(A1級混合)の3着が最高着順ですが、3走前にはばんえい十勝オッズパーク杯に挑戦するなど相手を考えれば仕方のない結果。680キロを課された前走の大雪賞(オープン・A1級混合)では、障害5番手からそのまま5着に入線。20キロの重量差があったとはいえ、ばんえい十勝オッズパーク杯勝ち馬アオノブラック(7着)に先着しています。今回はコマサンエースとともにトップハンデの670キロ。最大50キロ差の重量差さえ克服できれば、今季初勝利が期待できます。
 ○ゴールドハンターは、昨季7勝していますが、最後の勝利は8月。その後はシーズンをまたいで16戦して2着2回、3着4回に対し、8着以下も7回と成績が安定しないタイプといえます。しかし、3着だった前走のライラック賞(4歳オープン)で見せたような鋭い決め手が武器。離れた5番手で障害をクリアし4秒4差まで追い上げました。今回は金田利貴騎手のお手馬が3頭いますが、コマサンエースでもアアモンドキーマンでもなく、唯一勝利経験のないこの馬とコンビを組むということは、手ごたえをつかんでいるのかもしれません。
 ▲コマサンエースは、昨年12月デビューの金田利貴騎手がはじめて特別戦を勝った馬で、昨季は9勝を挙げています。2月にオープンへ昇級してからは未勝利で、2走前のエメラルド特別(A1級混合)では、障害3番手から粘れず4着でしたが、5着コマサンブラックには2秒5差先着しています。同馬と同じくトップハンデの克服がカギになりますが、19勝を含む3着以内51回のうち、34回で手綱を取っている藤野俊一騎手へ乗替わって変わり身が期待できます。
 △アアモンドキーマンは、昨季8勝を挙げています。B3級と格下ですが、コマサンブラックとは50キロの重量差があります。最軽量を生かして先行できれば粘り込むシーンもありそうです。

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