21日に行われた、昨季の勝利数の多い馬による選抜戦・ゴールドトロフィーは、4歳馬が1~4着を独占。勝ったゴールドハンターは障害を7番手で降りると、残り10メートルで先頭へ抜け出しています。3着ヤマトタイコーとともに次走は7月4日のBG3・柏林賞を予定。相手は強化されますが、ひと皮むけた姿を披露してくれそうです。
8月15日に実施されるBG2・ばんえいグランプリのファン投票を6月26日(土)より実施します(詳細はこちら)。
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【第6回開催1日目】
6月26日(土)のメイン第10レースは、拓成湖特別(B2級-1組・20:10発走予定)。
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◎ジェイアースは、前走のゴールドトロフィー(3歳以上選抜)では、7番人気で2着と好走しました。障害を2番手クリアし残り30メートルで一旦は先頭と見せ場は十分。一気の追い込みを決めたのはA2格付で20キロ重かったゴールドハンターで、同じくA2級で1番人気のヤマトタイコーは振り切っています。前走からB2格付で、今回10キロ増なら障害への不安は少なく、引き続き首位争いが期待できます。
○ギンジは、B2へ昇級後4戦して、2着2回、3着1回。3走前は10着でしたが、勝ち馬はオープンからの降級馬で度外視が可能でしょう。近2走はともに障害ひと腰から2着。2走前のB2級-1組平場戦(6月14日)は今回のメンバー6頭のうち最先着、前走は昨季オープンのナカゼンガキタから2秒7差は評価できます。今回が古馬相手の特別戦初挑戦ですが、昨季A1級のカネサスペシャルを除けば特別戦に良績が少ない馬が多く、チャンスはありそうです。
▲コウテイは、6月14日のB2級-1組平場戦では8番人気でしたが、障害先頭クリアから粘りを見せて勝ち馬から1秒9差の4着。昇級初戦だったことを考慮すれば上々の結果でした。こちらも古馬相手の特別戦ははじめて。しかし、重賞で5着2回はジェイアースやギンジよりも世代限定戦での実績上位。今季すべてひと腰で越えている障害力を発揮すれば、クラス慣れも見込める今回は楽しみです。
△カネサスペシャルは、6月14日のB2級-1組平場戦では、障害9番手から3秒7差まで差を詰めており、6着という着順ほど悪くない内容。勝ち馬不在のほぼ再戦だけに、昨季A2級の特別戦を勝利しているキャリアがものを言うかもしれません。
【第6回開催2日目】
6月27日(日)のメイン第10レースにはミントスポット杯(オープン・A1級-2組混合・20:10発走予定)が行われます。
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今開催はオープン・A1級混合の特別戦が2鞍組まれており、このレースには今季の収得賞金が少ない馬たちが出走します。
◎ミノルシャープは、今季5戦して重賞を除けば、2着1回、3着2回の好成績です。5月30日の大雪賞(オープン・A1級混合、馬場水分3.1%)ではメンバー中最先着の3着。2着だったさつき特別(5月16日、オープン、馬場水分1.3%)でしりぞけていた4着アアモンドグンシン、6着マツカゼウンカイに逆転されたかたちですが、軽馬場適性の差ともいえそう。今回は大雪賞ほど馬場が軽くないはずで、同条件でも戦いやすい相手関係。今季初勝利が期待できます。
○アフロディーテはA1昇級初戦。今回のA1級馬はこの馬を含む5頭すべてが昨季オープン格付ですが、2頭は5歳で、1頭は3月以来。アフロディーテは7歳で今季2着1回、3着2回、4、5着各1回と順調に使われており、唯一の牝馬で最軽量ハンデということも考えると、いきなり勝ち負けでしょう。
▲カンシャノココロは、3月のばんえい記念以来の実戦という点が心配材料。しかし、昨季オープン特別戦を勝利し、準重賞で3着2回という成績は、今回のメンバーでは重賞3勝のミノルシャープ、ばんえい十勝オッズパーク杯3着のセンゴクエースに次ぐ実績。しかもA1へ降級しており、狙ってみる価値はあります。
△センゴクエースは、6月の今季初戦から3着と6着。シーズン初勝利が17、18年5月、19年7月、20年8月と、年を重ねるごとに叩き良化型になっている感はあり、3走目というのは歓迎でしょう。ただ、過去には馬体重1200キロ超で走っていた馬が、1100キロを割ろうかという前走1107キロというのは気になります。
【第6回開催3日目】
6月28日(月)のメイン第11レースは、こと座特別(A2級-1組混合・20:15発走予定)。A2級馬7頭、B1級馬2頭の9頭立てです。
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◎マルミゴウカイは、A2へ昇級しての近2走では4、2着。ともに前半40秒台で飛ばしたカネゾウが逃げ切り勝ちを収めています。2走前の旭岳特別(A2級)は隣枠のカネゾウをマークするようなレースで無理をしたぶん障害は三腰と苦戦しましたが、前走のシルバーカップ(オープン・A1級混合)では相手強化でも2着に前進。ペースを守って追走したぶん障害をひと腰で越えると、末脚を発揮しました。今開催からカネゾウはA1へ昇級。今回はB1級との混合で近2走と比べ相手が楽になります。差し切りも十分です。
○ココロノタカラは、旭岳特別が2着で、シルバーカップは9着。A2級同士の2走前は、障害前でためる余裕があり、ひと腰5番手クリアから追い上げてカネゾウから3秒差に健闘しています。しかし前走はオープンやA1級と混合で相手強化もありましたが、隣枠はカネゾウで、旭岳特別でのマルミゴウカイのパターンにハマって見せ場がありませんでした。今回は旭岳特別から5頭が出走していますが、勝ち馬は不在。馬場状態は変わりそうですが、巻き返しが期待できます。
▲ハクタイホウは、3走前のつつじ特別(A2級-1組)を勝利。障害を3番手で越えると、叩き合いの末カネゾウを3着にしりぞけており実力は確かといえます。ただ負担重量が10キロ増えた近2走では9、6着とひと息で、同じ重量の今回は単穴評価に留めておきます。
△オレノタイショウは、ムーンストーン特別(B1級-1組)2着からの昇級初戦です。B1級時代の特別戦では5走前が1着ココロノタカラと8秒6差、4走前がマルミゴウカイから11秒7差とやや力差は感じるものの、当時と違うのは鈴木恵介騎手とのコンビだということ。同騎手が3月以来の手綱だった前走では今季2度目の連対を果たしています。