バウンティハンターが本格化を示す!
28日(日)は重賞・はまなす賞(3、4歳オープン)が行われ、単勝2番人気のバウンティハンターが優勝。4歳馬の意地を見せ、重賞初制覇を果たしました。
【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
1.マルミゴウカイ 2.1
2.キンメダル 5.7
3.コウリキ 17.7
4.タキニシサンデー 8.8
5.シリウス 58.7
6.アラワシキング 50.2
7.サクラダイチ 38.1
8.キタノリュウキ 26.8
9.バウンティハンター 2.8
3歳馬マルミゴウカイと、4歳馬バウンティハンターがともに単勝2倍台で並び、一騎打ちという戦前評価。4歳のキンメダル、タキニシサンデーが続き、全体としては4歳馬優勢と見られました。
小雨の降る中、馬場水分2.6%でスタート。湿り気のある馬場だけに、各馬とも脚どりは軽快。わずかにタキニシサンデーが馬群をリードする形となりましたが、ほぼ横一線のまま第2障害を迎えました。
最初に仕掛けたのは、そのタキニシサンデーで、コウリキも即座に反応。さらにキタノリュウキとバウンティハンターも障害に挑みます。抜群のかかりを見せたのはバウンティハンターで、一気に荷物を曳き上げます。タキニシサンデーも負けじとクリアし、さらに一歩遅れて仕掛けたマルミゴウカイも突破。3頭がほぼ横並びで最後の平坦路に向かいます。4番手クリアはキンメダルで、キタノリュウキもこれに続きました。
先頭を行く3頭の中で、特に脚いろがいいのはマルミゴウカイ。バウンティハンターも一定ペースで歩き、やや厳しくなったタキニシサンデーを置き去りにしてマッチレースを展開します。残り10メートルを切ってからも一進一退を繰り返しますが、最後は年長馬の底力か、わずかにバウンティハンターが前に出て、先頭で荷物を運び切りました。0秒7差の2着にマルミゴウカイ、さらに1秒7差の3着には、ジワジワと押し上げたキンメダルが入線しました。
バウンティハンターはこれが重賞初制覇。これまでは同世代にセンゴクエースという強敵が立ちはだかっていたため、柏林賞での2着が最高でしたが、難敵不在の今回はきっちりタイトルを仕留めました。レースぶりにも安定感が出てきて、いよいよ本格化してきた印象。これからの飛躍が期待できそうです。
阿部武臣騎手「障害に不安な面がありましたが、今年に入ってからその不安も解消されて、障害を越えてからもしっかり走れるベストな状態だったと思います。内からマルミゴウカイが来ていましたが、負けられないレースだと思っていたので、馬を信じて一生懸命追いました」