カイシンゲキが圧巻のレースを披露!
20日(日)は重賞・銀河賞(4歳オープン)が行われ、単勝1番人気のカイシンゲキが優勝。昨年のばんえい大賞典以来となる重賞2勝目を挙げました。
【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
1.アアモンドセブン 38.5
2.シンザンボーイ 15.5
3.ゴールデンフジ 10.3
4.アサヒメイゲツ 11.3
5.ホクショウメジャー 12.3
6.センゴクイチ 16.6
7.ホクショウマサル 38.7
8.カゲホウトウ 16.3
9.カイシンゲキ 2.5
10.カンシャノココロ 2.8
重量と実績のバランスを重視されたか、人気は山鳩賞の1、2着馬でともに720キロのカイシンゲキとカンシャノココロに集中。前走の条件戦を勝ったゴールデンフジ、アサヒメイゲツがこれに続きましたが、ともにオッズは2桁台。一騎打ちムードのなか、馬場水分2.4%でスタートを迎えました。
スタートでホクショウマサルが多少モタついたものの、各馬ほぼ横一線で第1障害を通過。そのままの態勢で中間点も通過しましたが、その後にゴールデンフジ、ホクショウメジャー、カゲホウトウ、カンシャノココロの4頭が抜け出し、2グループに分かれた形で第2障害を迎えました。
最初に仕掛けたのはホクショウメジャーで、カゲホウトウ、カンシャノココロも続きます。なかでもカゲホウトウの掛かりが良く、先頭で障害を突破。差なくカンシャノココロ、ホクショウメジャーもクリアし、センゴクイチ、カイシンゲキ、ゴールデンフジも圏内で追撃態勢に入ります。
残り30メートルの手前で、6頭横一線の状態から力強く抜け出したのはカイシンゲキ。次元の違う末脚を繰り出し、他馬をグングンと引き離しにかかります。残り10メートルでは3馬身ほどの差をつけ、独走状態に。結局、そのまま押し切って先頭でゴールを果たしました。注目の2着争いは残り20メートルで抜け出したカンシャノココロに軍配。3着には、ゴール前でわずかに抜け出したセンゴクイチが入りました。
前走のはまなす賞こそ7着に敗れたカイシンゲキでしたが、今回は圧巻のレースぶりで勝利。21キロの馬体増がそのままパワーアップにつながったような、ワンサイドレースを展開しました。着実な成長もうかがえるだけに、今後の世代重賞でも要注目の1頭になるでしょう。
カンシャノココロはこれで5連続連対。成長の度合いではこちらも負けておらず、積極的に運んだレースぶりにも見どころがありました。引き続き目が離せない存在となりそうです。
浅田達矢騎手「前走のはまなす賞で1番人気に推されていたのに、みっともないレースをしてしまい、今日は巻き返したいと気合を入れていました。いい結果を出せて良かったです。両隣の馬をマークしていて、うまくついて行く形で障害を越せました。障害を越せた時点で勝てると思いました。本当に馬のおかげです」