障害巧者でハンデも手頃のカンシャノココロに期待
4歳重賞・第2弾の銀河賞。昨年は前哨戦の山鳩賞で牝馬が上位3頭を独占し、「今年の4歳牝馬はハイレベル」と言われながらも、このレースで総崩れしました。今、振り返ると、ばんえい重賞で基礎重量が増えるほど、スピードよりも重量を引っ張る力が要求され、牡馬の優位性が増してくるというのもあるのでしょうが、全体の傾向として4歳秋に牡馬がワンランク成長する理由もあったのでしょう。過去の傾向を踏まえると、よっぽど牝馬の実力が抜けているか、成長急でなければ、このレースで狙うべきは牡馬ということになります。
よって、◎には本来は障害巧者でありながら、柏林賞では1番人気というプレッシャーもあったのか(?)、障害で早仕掛けをして手間取り、5着に敗れたカンシャノココロを推します。この馬は山鳩賞2着でありながら、ハンデも720kgと手頃。また、山鳩賞を勝ったカイシンゲキが前走のはまなす賞でひと息だったのに対して、こちらは至って順調。唯一の不安は、今回が10番枠ということですが、今開催は外詰めなのでそれほど大きなマイナス材料にはならないはず。
○は山鳩賞の勝ち馬カイシンゲキ。この馬は8月の一般戦や特別戦でかなりの強さを見せていましたが、前走のはまなす賞では障害で手間取り1番人気を裏切る形での7着凡退。当然、重馬場が堪えた部分もあるのでしょうが、やや不甲斐ない内容でもあったので対抗評価に止めました。
▲は柏林賞の勝ち馬で、前走のはまなす賞でも2着のカゲホウトウ。今回は730㎏を背負いますが、障害に関しては問題ないし、重賞の手前になると図ったかのように調子を上げてくるところがあるのでここも要警戒です。
△は山鳩賞は跛行で除外となりましたが、8月のしし座特別では勝ち馬◎カンシャノココロと同斤量を背負って1.2秒差2着のホクショウメジャー。今回はカンシャノココロよりも10kg軽い重量。前走をひと叩きされての変わり身があれば通用して不思議ないでしょう。
あとはばんえい大賞典7着以来の久々の重賞となりますが、その頃と比べると成長の跡が窺えるゴールデンフジ。牡馬では最軽量の710㎏というのも他馬との対比で明らかに有利です。
他ではBG1・2勝の実績馬でメンバー中ではもっとも格上のホクショウマサル。実績馬ゆえに今回ではトップハンデ740㎏を背負いますが、ひと雨降っての軽馬場ならば、ハンデもそこまで負担にならないはず。トップハンデよりも本来は先行馬でありながら、近走では前に行けていないことのほうが気になりますが、このレースの傾向からいくと軽量牝馬よりも重量牡馬なので、同馬を穴馬として仕込みます。
◎ (10)カンシャノココロ
○ (9)カイシンゲキ
▲ (8)カゲホウトウ
△ (5)ホクショウメジャー
△ (3)ゴールデンフジ
△ (7)ホクショウマサル
3連単1頭軸マルチ
10→9,8,5,3,7 100円 計6000円