高重量戦ならインフィニティーの出番
ばんえい記念の次に基礎重量が重い帯広記念。最近の重賞は馬場が軽くて決着タイムも速いために、スピードのある馬が活躍することもしばしばですが、さすがに890㎏(牝馬870㎏)の高重量戦ともなると、雪が降ってある程度は馬場が軽かったとしても、スピードだけでは押し切れないはず。
よって、◎には昨年のばんえい記念の勝ち馬インフィニティーを推します。この馬は昨年11月のドリームエイジカップを勝利しているようにここへ来て調子を上げています。近2走のオープン戦では序盤で置かれて、ドリームエイジカップで破ったオイドンや、ニュータカラコマに先着を許していますが、この2頭はスピードを生かすタイプ。高重量戦なら条件好転でしょう。
○は今シーズンは2度重賞を使われて、着外に敗れていますが、昨シーズンのドリームエイジカップでは1着、チャンピオンカップでは2着のトレジャーハンター。今回は、前走で重量500㎏の軽量戦から一気の重量増という点が嫌われているようですが、昨年のチャンピオンカップは重量500㎏のスピードスター賞4着からの巻き返しでした。この馬はもともと軽量戦で活躍していた馬だけに、スピードタイプのイメージが強くありますが、実は、年齢を重ねて高重量戦向きになったフクドリのような馬と見ています。確かに直線でパッタリ止まってしまうことがあるのが玉に瑕ですが、配当妙味タップリなので狙う価値は十分あるでしょう。
▲は昨年のこのレースの勝ち馬でばんえい記念3着のホリセンショウ。近走はひと息でしたが、前走ではオリオン特別で逃げ切り勝ち。逃げ一手のタイプだけに、なるべくなら軽馬場が理想のタイプです。同型インフィニティーよりも10kg軽い重量で障害を先頭でクリアなら、昨年の再現が期待できるでしょう。
△は昨年のばんえい記念の2着馬フクドリ。今シーズン初めは絶不調でしたが、秋の岩見沢記念で5着と調子を取り戻し、北見記念では初重賞制覇しました。この馬は年齢を重ねてより高重量戦タイプとなっているので、巧みな障害力を生かしての再度の一発を狙います。
他では今年7月の北斗賞の勝ち馬ニュータカラコマ。この馬は同世代のオイドンの良きライバルで、かつては障害が課題も、抜群の決め手の持ち主でした。しかし、昨年の秋口から障害が上手になり、障害であまり心配をすることが少なくなった反面、かつての決め手が使えなくなってきているのも事実。それが近走の終いの甘さに繋がっているのでしょう。重量910㎏の今回は過大評価できませんが、馬場が軽いことを考えると過小評価もできません。
あとは4歳シーズンの3冠馬で、昨シーズンのドリームエイジカップ2着、今年は岩見沢記念1着、北見記念2着のホクショウユウキ。今回の重量900㎏は初めてですが、820㎏までは実績があるので特に問題はないでしょう。この馬は北見記念2着以降は下降線でしたが、前走では2~3走前で崩れた障害を修正してきたように良化が見込めます。
◎ (4)インフィニティー
○ (9)トレジャーハンター
▲ (6)ホリセンショウ
△ (3)フクドリ
△ (2)ニュータカラコマ
△ (1)ホクショウユウキ
馬複
4-9,3,2,1 1000円 計4000円
4-6 1200円
9-6,3,2,1 200円 計800円