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1/25ヒロインズカップ回顧

クインフェスタ有終の美を飾る!

 25日(日)は重賞・ヒロインズカップ(4歳以上牝馬オープン)が行われ、単勝3番人気のクインフェスタが優勝。引退レースで見事に重賞初制覇を果たしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.タケノビジン 58.5
  2.アアモンドマツカゼ 5.6
  3.ナナノチカラ 2.8
  4.タカラハヤヒメ 72.3
  5.セイコークイン 17.1
  6.クインフェスタ 5.1
  7.ダイリンビューティ 4.1
  8.ニシキエース 19.1
  9.コウシュハクィーン 27.9
 10.キュートエンジェル 8.8

 ばんえいオークスなど重賞3勝を誇る5歳馬ナナノチカラが1番人気。しかし2番人気以降は混戦で、ダイリンビューティからアアモンドマツカゼまではほぼ実力差がないという評価。それらにA2で連続連対中のキュートエンジェルがどこまで迫れるか。馬場水分2.7%のなか、注目のスタートが切られました。

 積極的に先行したのはナナノチカラ。第1障害を抜けて、やや後続を引き離します。しかし、レースはまだ序盤。各馬も徐々に差を詰め、ほぼ横一線の状態で第2障害を迎えました。
 最初に仕掛けたのはダイリンビューティ。ニシキエースがこれに続き、他馬もいっせいに登坂を開始します。しかしダイリンビューティは抜群の登坂を見せ、先頭でこれを突破。リードを広げにかかりますが、そうはさせじとナナノチカラ、キュートエンジェルが続き、その直後にタカラハヤヒメ、クインフェスタ、セイコークイン、アアモンドマツカゼと、続々と障害をクリアしていきました。
 最初に突破したダイリンビューティでしたが思ったほど進まず、障害を下りた直後にナナノチカラが先頭へ。快調に飛ばしたナナノチカラは、残り20メートル付近でも2~3馬身ほどのリードを保ちます。ダイリンビューティも懸命に前進するものの徐々に苦しくなり、代わってクインフェスタが2番手に浮上。クインフェスタはさらに脚を伸ばして、ナナノチカラに迫ります。そしてゴール線上での逆転劇。怒濤の末脚を発揮したクインフェスタが寸前でナナノチカラを捕らえ、悲願の重賞初制覇を果たしました。
 さらにナナノチカラは寸前で脚を止めてしまい、そこへしぶとく歩き続けたダイリンビューティが肉薄。そのままかわし去ったダイリンビューティが、2番手でゴールを果たしました。ナナノチカラはさらに遅れること1秒6差の3着となりました。

 クインフェスタは今回が引退レース。これまで重賞ではナナノチカラの後塵を拝してきましたが、ラストチャンスでリベンジを果たしました。牝馬での力上位を示しただけに引退は残念ですが、今後は仔に夢を託したいところです。
 ダイリンビューティは昨年のこのレースを制して以来となる重賞連対。勝ったクインフェスタには完敗でしたが、その他の5歳勢に先着を果たしたように、8歳を迎えた今年も衰えのないことを証明しました。古馬の牝馬重賞はこの一戦だけですが、これまでと同様に条件戦なら、牡馬相手でも好勝負を演じ続けてくれることでしょう。

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浅田達矢騎手「このレースで引退が決まっていたので、勝ちたかったです。レースではもう少しタイムがかかるかと思っていましたが速い展開でしたね。障害を降りてから、あんなに走るとは正直思っていませんでした。クインフェスタは自分の恋人みたいな存在。馬主さん、生産者、調教師、厩舎関係者のみなさん、なかなか結果を出せずにすみませんでした。最後に結果を残せて良かったです。ありがとうございました」

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