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2013年8月 アーカイブ

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8/11ばんえいグランプリ回顧

ホクショウダイヤが持ち味を発揮!

 11日(日)は重賞・ばんえいグランプリ(3歳以上オープン)が行われ、単勝5番人気のホクショウダイヤが優勝。2012年のチャンピオンC以来となる、重賞2勝目を挙げました。

 馬場水分2.0%と多少重めの状態でスタート。キタノタイショウやブラックボスあたりが先行する構えを見せますが、馬場の重さもあってか、道中はスローペース。ほぼ一団で障害中間点を目指します。しかし、途中からシベチャタイガーがペースアップ。やや縦長の状態で第2障害を迎えました。
 じっくりためたのち、最初に障害に挑んだのはインフィニティー。やや遅れてホクショウバトル、シベチャタイガーも仕掛けます。しかし、その後に動いたギンガリュウセイがジワジワ荷物を曳き上げて天板へ。ほぼ同時にシベチャタイガーも登り切り、インフィニティーも加わった3頭が並んで障害をクリアしました。少し遅れてホッカイヒカル、ホクショウダイヤも障害を越え、追撃態勢に入ります。
 先頭争いはシベチャタイガーとインフィニティー。半馬身ほど遅れてギンガリュウセイが、これに食い下がります。しかし残り20メートルを切ってから、3頭の脚が鈍りはじめ、ホッカイヒカルとホクショウダイヤが急追。残り10メートルで5頭が横に並ぶ大混戦となりました。そして最後は入り乱れる形でゴールイン。わずかに内の2頭が遅れたのは視認できたものの、上位3頭は0秒6の間にゴールする大接戦となりました。結局は、追う者の強み。ホクショウダイヤが鋭く差し切って優勝。0秒3差でギンガリュウセイが2着に粘り、さらに0秒3差の3着にインフィニティーという結果となりました。

 持ち前の末脚で重賞戦線を沸かせてきたホクショウダイヤですが、意外にもこれが重賞2勝目。力の要る馬場で、そのたぐいまれな決め手が生きた格好です。そうはいっても、今回はトップハンデタイの810キロを課せられており、それで勝ち切ったのなら実力の証明。今後も高いレベルでの好勝負が期待できそうです。
 昨年に続く連覇を狙ったギンガリュウセイは悔しい2着。昨年の北見記念制覇以来、勝ち切れないレースが続いています。しかしその間、帯広記念、ばんえい記念、旭川記念でいずれも2着と、地力の高さは折り紙付き。きっかけさえつかめば、現役最強の称号を手にすることも可能でしょう。
 インフィニティーは終始レースをリードしながら3着に粘る好内容で、そのレースぶりには風格さえ感じさせました。しかも810キロを曳いていたなら胸を張れる3着。今後も重賞戦線を賑わせてくれるに違いありません。

成績はこちら
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松田道明騎手「(ケガから復帰後の重賞勝ちに)このレースを狙うために、ちょっと入院してベッドで腕立て伏せをしていました(笑)。馬場が重かったですが、状態はずっとよかったし、末脚にも自信がありました。いい位置がとれたのが大きかったですね。10歳になってよみがえってくれました」

8/11ばんえいグランプリ予想 山崎エリカ

2013年8月11日(日)

死角の少ないホッカイヒカルに期待

 ファン投票1位のキタノタイショウの断然人気が推測されるばんえいグランプリ。しかし、旭川記念も北斗賞も1~5着までが接戦だったように、実は前記のレースの上位馬はそれほど能力差がないというのが私の見立て。今回はクラス別定戦となり、キタノタイショウはトップハンデを背負わなくてもすみますが、それだけで本命にするというのは心もとない気がします。

 また、北斗賞で今シーズンの充実度、成長力を買って本命にしたインフィニティーは、前走で後方のまま終わってしまうというあまり見どころのない内容でした。北斗賞の激戦を制した後の一戦だったことを考慮しても、今シーズンではワースト1の内容だっただけに危うさもあります。

 よって◎は北斗賞の2着馬ホッカイヒカルとします。ホッカイヒカルはテンが遅いタイプですがバテない強みがあり、前走でも直線で競り負けての3着と悪い内容ではありませんでした。ここも上位争いに加われる可能性が高いです。

 ○は旭川記念の勝ち馬キタノタイショウ。北斗賞では5着に敗れましたが、障害を7番手で越えて直線で一旦前に並びかける見せ場は作っているので、やはり古馬重賞路線をリードしていく馬の1頭であることは間違いないでしょう。近3走ともトップハンデを背負っていたこともあり、障害ではスムーズさを欠きましたが、オープンクラスが同重量のここなら馬券圏内突入の可能性は高いです。

 ▲は旭川記念の2着馬ギンガリュウセイ。前走の北斗賞では10コースだったこともあり、いつも以上に追走に苦しみ、障害でもスムーズさを欠きましたが、それでも4着にこられたのは能力があればこそ。しかし、このレースを勝った昨年ほどの勢いが感じられないので狙い下げました。

 あとは△にインフィニティー、ホクショウダイヤ、クロフネオーザン。インフィニティーは前走の敗戦をあくまでも今回に向けての叩き台の一戦と捕らえるならば、巻き返しがあるでしょう。ホクショウダイヤは人気先行型で高重量戦がイマイチなタイプですが、旭川記念で5着の実績を考えると軽視もできません。クロフネオーザンは唯一の重賞挑戦が今年の帯広記念で結果3着。条件馬の身のですが高重量戦が得意で、帯広記念のように障害を早めにクリア出来れば一発があるかもしれません。

 ◎ (4)ホッカイヒカル
 ○ (2)キタノタイショウ
 ▲ (8)ギンガリュウセイ
 △ (6)インフィニティー
 △ (9)ホクショウダイヤ
 △ (1)クロフネオーザン

 馬複
 2-4 3000円
 4-8,6 各1000円
 4-9,1 各500円

帰ってきた!馬券おやじは今日も行く 古林英一

2013年8月10日(土)

キタノタイショウで鉄板っ!...かなあ...

 今年もやってきましたばんえいグランプリ。ファン投票第1位はキタノタイショウでした。今や人気・実力ともにナンバーワンはキタノタイショウといって過言ではないでしょう。ここは素直にキタノタイショウに◎。

 相手は? となると、悩みますなあ。ホッカイヒカル、インフィニティー、ギンガリュウセイ、ホクショウダイヤのどれかでしょう。横一線という感じではありますが、ここは○ホクショウダイヤ、▲ホッカイヒカル、△インフィニティーとします。

 「これでグランプリは取ったも当然」といいたいところなんですが、どうも心にもやもやが...。キタノタイショウで固いんでしょうか? 昨年も一昨年もファン投票第1位はしっかり負けてます。北海道・東北は一昨日から場所によっては断続的に大雨です。帯広の天気が気になります。もし軽くなるようなら、インフィニティーから買ってみたいと思います。

 なお、当日第8レースは小生の個人協賛競走(「現代社会は持続可能か?」出版記念)です。小生、環境経済学者なんですね、実は。こちらの方にもご注目下さい。

8/11ばんえいグランプリ予想 矢野吉彦

キタノタイショウでしょうがない

 お暑うございます。ところによっては大雨に見舞われている地方もあるようですが、残暑お見舞い申し上げます。

 さて、ばんえい競馬は真夏のBG1・ばんえいグランプリです。今回の重量なら、キタノタイショウでしょうがないんでしょうね。その相手に順位をつけると、斎藤さんの印と同じになってしまいました。これもまぁ仕方ないと言えば仕方ないですよ。
 となるとここは買い方の問題。まずはキタノタイショウからホッカイヒカル、インフィニティー、ギンガリュウセイ、ホクショウダイヤへの馬複を1000円ずつ流します。
 そして、3着に意外な馬が来ることを期待して、1着=キタノタイショウ、2着=ホッカイヒカル、インフィニティー、ギンガリュウセイ、ホクショウダイヤ、3着=1、2着の5頭以外全馬という3連単(計20点)を100円ずつ買い足します。これであわせて6000円。キレイにまとまりました。

 馬複
 2-4,6,8,9 1000円 計4000円
 3連単
 2→4,6,8,9→1,3,5,7,10 100円 計2000円

 終わってみれば、3連単の1、2着候補にした5頭のボックスを買っておけばよかったのに、ってなことになりそうですが、それもまぁしょうがないでしょう。
 とにかくここは、キタノタイショウにとっては負けられない条件が整ったと思うんですけどね。さぁ、どうなりますか。では、今回はこのへんで。

8/11ばんえいグランプリ予想 須田鷹雄

安定感のホッカイヒカル

 この予想企画、毎年ひとりだけ調子が良くて残りがぱっとしないという展開になってますな......。まだシーズン前半、なんとか2番手には食いついていきたいところ。

 さて、ばんえいグランプリ。重量面で有利、というか不利さが後退する○キタノタイショウが人気になりそうだが、同馬とて人気になる条件下ならきっちり来てくれるという信頼感まではない。カネサブラックやニシキダイジンを買っていれば、ハズレるにしても大ハズレだった時代の感覚は通用しない。
 馬券だけのことを言うなら、◎ホッカイヒカルの安定味のほうが魅力だ。自分で競馬が作れないタイプだが、堅実に走るので前がモタモタしてくれれば上位に食い込める。ただ、テンに遅れるぶん1着付けでは買いづらく、ここは◎を3連単の2,3着に置くという変則的なスタイルでいきたい。
 1着候補は○に加えて▲ギンガリュウセイと☆ホクショウダイヤ。あとは△を3頭につけて。○▲☆→○▲☆△△△←→◎というフォーメーションでいく。6000円の枠内に収めるため◎は2着も3着も均等に買う形になったが、実際の馬券では◎の3着付けを厚くしたい。

 ◎4ホッカイヒカル
 ○2キタノタイショウ
 ▲8ギンガリュウセイ
 ☆9ホクショウダイヤ
 △6インフィニティー
 △5シベチャタイガー
 △10ホクショウバトル

 3連単
 2,8,9→4→2,5,6,8,9,10
 2,8,9→2,5,6,8,9,10→4 各200円 計6000円

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