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8/11ばんえいグランプリ回顧

ホクショウダイヤが持ち味を発揮!

 11日(日)は重賞・ばんえいグランプリ(3歳以上オープン)が行われ、単勝5番人気のホクショウダイヤが優勝。2012年のチャンピオンC以来となる、重賞2勝目を挙げました。

 馬場水分2.0%と多少重めの状態でスタート。キタノタイショウやブラックボスあたりが先行する構えを見せますが、馬場の重さもあってか、道中はスローペース。ほぼ一団で障害中間点を目指します。しかし、途中からシベチャタイガーがペースアップ。やや縦長の状態で第2障害を迎えました。
 じっくりためたのち、最初に障害に挑んだのはインフィニティー。やや遅れてホクショウバトル、シベチャタイガーも仕掛けます。しかし、その後に動いたギンガリュウセイがジワジワ荷物を曳き上げて天板へ。ほぼ同時にシベチャタイガーも登り切り、インフィニティーも加わった3頭が並んで障害をクリアしました。少し遅れてホッカイヒカル、ホクショウダイヤも障害を越え、追撃態勢に入ります。
 先頭争いはシベチャタイガーとインフィニティー。半馬身ほど遅れてギンガリュウセイが、これに食い下がります。しかし残り20メートルを切ってから、3頭の脚が鈍りはじめ、ホッカイヒカルとホクショウダイヤが急追。残り10メートルで5頭が横に並ぶ大混戦となりました。そして最後は入り乱れる形でゴールイン。わずかに内の2頭が遅れたのは視認できたものの、上位3頭は0秒6の間にゴールする大接戦となりました。結局は、追う者の強み。ホクショウダイヤが鋭く差し切って優勝。0秒3差でギンガリュウセイが2着に粘り、さらに0秒3差の3着にインフィニティーという結果となりました。

 持ち前の末脚で重賞戦線を沸かせてきたホクショウダイヤですが、意外にもこれが重賞2勝目。力の要る馬場で、そのたぐいまれな決め手が生きた格好です。そうはいっても、今回はトップハンデタイの810キロを課せられており、それで勝ち切ったのなら実力の証明。今後も高いレベルでの好勝負が期待できそうです。
 昨年に続く連覇を狙ったギンガリュウセイは悔しい2着。昨年の北見記念制覇以来、勝ち切れないレースが続いています。しかしその間、帯広記念、ばんえい記念、旭川記念でいずれも2着と、地力の高さは折り紙付き。きっかけさえつかめば、現役最強の称号を手にすることも可能でしょう。
 インフィニティーは終始レースをリードしながら3着に粘る好内容で、そのレースぶりには風格さえ感じさせました。しかも810キロを曳いていたなら胸を張れる3着。今後も重賞戦線を賑わせてくれるに違いありません。

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松田道明騎手「(ケガから復帰後の重賞勝ちに)このレースを狙うために、ちょっと入院してベッドで腕立て伏せをしていました(笑)。馬場が重かったですが、状態はずっとよかったし、末脚にも自信がありました。いい位置がとれたのが大きかったですね。10歳になってよみがえってくれました」

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