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2012年11月 アーカイブ

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今週の見どころ(12/1~12/3)

2012年11月30日(金)

 12月2日(日)のメインには、3歳牝馬による重賞・ばんえいオークスが組まれています。定量で争われるためか、過去5年で、勝ち馬は1番人気か2番人気、2着もすべて4番人気以内と、比較的、上位人気馬の信頼度が高いレースです。今年は目下6連勝中のニシキウンカイが人気を集めそうですが、どのような結果となるのか楽しみです。

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 12月1日(土)のメイン第11レースは、琴似駅前場外発売記念(A1級-1組・17:05発走予定)
 アオノレクサスの相手探しでしょう。今季A1級特別では、すでに勝利を挙げており、別定10キロ増となった11月12日の暑寒別岳特別(A1級-1組)でも僅差2着に好走。馬場水分9.2%の軽馬場で、詰めの甘さが出なかったことが大きいですが、勝ち馬ホリセンショウはオープン昇級初戦となった先週のレースでカネサブラック、ナリタボブサップと僅差の戦いをしています。相手関係からいってもここは負けられません。スピードと障害力で押し切りを狙います。
 暑寒別岳特別では1番人気で4着と敗れたウメノタイショウですが、勝ち馬との差はわずか1秒1。勝ちきれないまでも障害力を生かし、安定したレースを続けており、ここも上位をうかがいます。
 ライデンロックは、第2障害で競走中止後の前走暑寒別岳特別でも障害で精彩を欠いて9着でした。しかし3走前にはオープンとの混合戦を制したのをはじめA1級では力上位で、立て直しに期待したいところです。
 オレワスゴイも今季A1級特別勝ちがあり侮れないところ。A1級昇級初戦だった暑寒別岳特別でいきなり3着に好走した4歳馬フジダイビクトリーにも引き続き注目です。

 12月2日(日)のメイン第11レースは、3歳女王決定戦・第37回ばんえいオークス(17:10発走予定)。660キロの定量で争われ、今年は10頭が出走します。
 断然人気が予想されるのがニシキウンカイ。目下6連勝中で、なかでも同世代限定の2戦、秋桜賞、重賞・ばんえい菊花賞ではともに2着を10秒近くちぎっています。今回の660キロは、前走ばんえい菊花賞より10キロ軽く、しかも相手が楽になる牝馬限定だけに、負けるシーンは想像しにくいものがあります。
 相手はマゴコロ。2歳シーズン女王決定戦・黒ユリ賞(2月5日)で2着の実績があります。まだB4級格付ですが、黒ユリ賞後、半年近い休養があり、今季初戦は7月と使い出しが遅れたため。順調に使えていればもっと上のクラスで活躍していてもおかしくない実力があります。2歳時は末脚が印象的で、長期休養後は、逆に詰めを欠く傾向がありますが、障害の巧さは折り紙付き。2度目の重賞でどんなレースをするか注目です。
 タカラハヤヒメは、ばんえい菊花賞では ニシキウンカイ15秒6離された5着でしたが、2~4着の牡馬とは5秒前後以内の差でした。秋桜賞でも、牝馬ではニシキウンカイに次ぐ4着と、目下実績では3歳牝馬ナンバー2といえそう。逆転までは厳しそうですが、牝馬限定のここで大崩れは考えられません。
 黒ユリ賞4着で、それ以来の重賞となるカツダイヤも侮れないところ。B4級に上がってからは勝利がありませんが、3・4歳限定のC級では、5勝を挙げていました。ニシキウンカイとは差がありそうですが、8頭いるB4級、C1級馬のなかでは能力上位といえます。

  12月3日(月)のメイン第11レースは、トドワラ特別(A2・B1級決勝混合・17:05発走予定)。A2級-1組混合予選(11月24日第10レース)、B1級-1組予選(11月25日第10レース)の上位馬による一戦です。
 2走前の十勝岳特別(11月17日・A2級-1組)、前走A2級-1組混合予選と着順を入れ替え1、2着となったコーネルマルモスペシャルに注目します。コーネルは予選1着馬。末脚はしっかりしていますが、障害次第の面もあります。マルモスペシャルは十勝岳特別の1着馬。障害への不安は少ないですが、テンに遅いところがあるので、第2障害での位置取りがポイント。なるべく前につけたいところです。今回はどちらが先着するでしょうか。
 両馬はどちらかといえば後半勝負型。先行力では、キョウエイボーイでしょう。A2級-1組混合予選は5着でしたが、特別のほうが流れが合いそうなタイプ。先行粘り込みを狙います。同予選4着のクロフネオーザンも前走では先行力を見せていました。
 B1級-1組予選組では、2着キタノオーロラ、4着キタノドリーマーの決め手ある両馬に注目します。

今週の見どころ(11/24~11/26)

2012年11月23日(金)

 11月29日(木)より、札幌では初となるばんえい十勝直営場外「琴似駅前場外発売所(旧Aiba琴似)」での発売が開始されます(初日は大井競馬ナイターの発売)。ばんえい競馬は12月1日(土)より発売します。ぜひご利用ください。

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 11月24日(土)のメイン第11レースは、レディースカップ(4歳以上牝馬オープン・17:05発走予定)。4歳、5歳、6歳、7歳、8歳以上の各世代の牝馬から通算収得賞金上位の2頭ずつに出走権が与えられます。
 現在のような世代選抜となった過去2回とも、トップハンデはフクイズミでしたが5、6着に敗退。今年のトップハンデはエンジュオウカンユーファンタジーですが、エンジュオウカンは11歳という年齢と近況を考えても厳しい感じ。ユーファンタジーも2着だった昨年より負担重量が増えているので微妙なところがあります。
 中心視したいのはニシキエース。B3級からのスタートとなった今季はすでに9勝を挙げ活躍中です。A2級昇級初戦となった前走は6着と敗れましたが、別定15キロ増が敗因でしょう。今回はほとんどの馬が前走から負担重量が変わらないか増えているのに対し、この馬は減っているのは魅力です。
 昨年は最軽量ハンデでこのレースを制したのがタケノビジン。今年は9月が初戦と使い出しが遅れましたが、使われつつ良化をたどっている感があります。昨年よりハンデは背負いますが、障害巧者で連覇の可能性も十分でしょう。
 最軽量ハンデは、アグリコトブキブラックパールの4歳両馬。ともに同世代の牝馬戦線を牽引してきた強豪で、昨年、4歳でこのレースを勝ったタケノビジンより実績的には上だけに、侮れないでしょう。

 11月25日(日)のメイン第11レースは、知床賞(オープン・17:05発走予定)
 前開催のオータムカップ(オープン)は、トップハンデのカネサブラックが2番手から差し切って貫録を示しました。ただ、今季は連続して好走できるほどの安定感はない印象だけに、今季16戦してすべて掲示板に載っている同2着キタノタイショウが雪辱しそう。前走はこの馬も末脚を伸ばしており、カネサブラックとは第2障害を降りた位置取りの差が出ただけという感じでした。
 フクドリはオータムカップでは1番人気で6着。馬場水分6.8%の軽馬場で、ホクショウバトルが作り出すハイペースに乗れなかったようです。馬場が回復するようなら、道中息も入る展開になることで、こちらも上位進出が見込めます。
 同じ前走で7着だったナリタボブサップは、ホクショウバトルがいない今回はハナを奪えそう。自分の流れに持ち込んで、巻き返しを期したいところです。

  11月26日(月)のメイン第11レースは、北見富士特別(A2級-2組・17:05発走予定)
 近走、やや精彩を欠く馬が多いですが、近4走が5、2、1、4着と上昇気配のリキエイに期待します。馬体重が戻ってくるにつれて先行力も復活し、2走前が今季初勝利。前走の三国山特別(A2・B1級決勝混合)も先行して2秒8差に踏ん張る好内容でした。今回、メンバーは強化されますが、好調さを生かしたいところです。
 A2級での実績ならスギノハリアーでしょう。A2級特別では勝てないまでも大崩れの少ない成績を残しています。スピードのあるタイプだけに、今回の相手関係なら押し切りが狙えるかもしれません。
 ワタシハキレイズキは、前走の三国山特別(6着)でも第2障害先頭クリアと障害力には自信を持っています。2年以上、勝ち星から見放されていますが、少しの展開利があれば勝利を狙える実力があります。

今週の見どころ(11/17~11/19)

2012年11月16日(金)

 現在、毎週日曜の第9レースには、2歳馬の産地別特別が組まれています。12月30日に実施される2歳三冠の第2弾・ヤングチャンピオンシップの予選で、各レース上位2頭に出走権が与えられます。先週までに南北海道、北央と2地区の予選が終わり、今週18日(日)に行われるのが十勝産駒特別。過去5年では、08年キタノタイショウ、09年テンマデトドケ、10年オイドンなど、勝ち馬すべてがのちに重賞勝ちを収めており、出世レースとして知られています。今年も出走全馬が前走で2歳-A級に出走とハイレベルなメンバーが顔をそろえました。ぜひご注目ください。

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 11月17日(土)のメイン第11レースは、十勝岳特別(A2級-1組・17:05発走予定)
 10月29日に行われた端野峠特別(A2級-1組)の再戦模様ですが、1着馬フジダイビクトリーが今開催からA1級に昇級したため、2着だったコーネルに勝機到来といえそう。前走のA1・A2級決勝混合ではやや障害で手間取り8着でしたが、それまでの障害のキレを考えれば立て直しが可能でしょう。
 キタノストロングは端野峠特別でもしっかり末脚を伸ばして3着。展開次第の面はありますが、今季A2級特別では6戦して3、4着各1回、5着3回と堅実です。ここも上位をうかがいます。
 端野峠特別に出走していなかった馬では、ニシキエースに注目でしょう。ここ7戦が5勝、2、3着各1回と破竹の勢いで、今回がA2級昇級初戦です。別定15キロ増が課題となりそうですが、もともとはオープンで活躍していた実力馬だけに、いきなり勝利という場面もありそうです。

 11月18日(日)のメイン第11レースは、オータムカップ(オープン・17:05発走予定)
 北見記念(10月28日)組が主力となりそうですが、参考にしたいのは今回と負担重量が近かったカラフルカップ(10月21日・3歳以上毛色選抜)の結果。今回のメンバー中5頭がカラフルカップ、北見記念と連戦しました。
 カラフルカップ1着、北見記念3着だったフクドリが人気を集めそうですが、注目は両レースともに4着だったキタノタイショウ。カラフルカップは第2障害でのロスもありましたが、トップハンデで、フクドリとは20キロ差ありました。しかし、今回は10キロ差と条件は好転しており、自慢の切れ味がさく裂するかもしれません。
 フクドリはカラフルカップでは720キロをひと腰で上げていますが、障害に不安があるタイプだけに、今回の740キロでは思いどおりのレースができない可能性もあります。とはいえ状態は引き続き良さそうなだけに、狙いは下げられません。
 テンマデトドケはカラフルカップでは3着。古馬混合重賞では歯が立ちませんが、スピードが生かせる特別では侮れない存在でしょう。
 カラフルカップへは不出走だったカネサブラックは北見記念では離れた5着。ここは別定30キロを課せられることもあり、ドリームエイジカップ(12月16日)へのひと叩きといった感があります。

  11月19日(月)のメイン第11レースは、三国山特別(A2・B1級決勝混合・17:05発走予定)。A2級-2組混合予選(11日第10レース)、B1級-2組混合予選(11日第12レース)の上位馬による一戦です。
 B1級-2組混合予選で逃げ切ったクロフネオーザンに期待がかかります。追走で一杯になることも多いですが、格下B1級との混合だった予選では、流れに乗ってさすがの力を見せつけました。このところ軽めの馬場状態が続いていましたが、今週末は大きな天気の崩れはなさそう。時計がかかるレースになれば、連勝の確率が上がりそうです。
 ヒロノドラゴンは同じ前走2着で、3走連続3着以内と調子が上がってきました。同3着で切れ味自慢のミサキスペシャルも前走くらいの障害のキレなら重量が増える特別でも侮れません。
 A2級-2組混合予選組では差し切り勝ちを収めたリキエイが復調気配で注目です。障害には自信を持っている2着馬ワタシハキレイズキは先行してどこまで踏ん張れるでしょうか。

クインカップ 予想結果

2012年11月12日(月)

斎藤:ハズレ 収支-6,000円
須田:ハズレ 収支-6,000円
矢野:ハズレ 収支-6,000円
山崎:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×13R=78,000円

斎藤  修 +68,140円
須田 鷹雄 -17,650円
矢野 吉彦 -74,750円
山崎エリカ -76,700円

11/11クインカップ回顧

マリンチャンス勢いに乗って重賞制覇!

 11日(日)は重賞・クインカップ(4歳牝馬オープン)が行われ、単勝5番人気のマリンチャンスが優勝。連勝中の勢いを駆って、重賞初制覇を果たしました。

 馬場水分は3.3%で、数字上は標準的な馬場。しかし道中はトモエウンカイがハイペースで飛ばして息の入らない展開で進み、2番手は横一線で追走。結局トモエウンカイが1頭だけ抜け出した態勢のまま、第2障害を迎えました。
 後続が追いつくやいなや、トモエウンカイが真っ先に仕掛けます。しかし掛かりは案外で、障害半ばでストップ。反対に抜群の登坂を見せたのはブラックパールで、一気に障害を突破しました。少し遅れてマリンチャンス、アグリコトブキ、ダイヤモンド、アローティファニーの4頭が並んで追撃態勢に入りました。
 先頭でクリアしたブラックパールでしたが、下りてからの脚が今ひとつ。残り30メートルの手前でマリンチャンスが先頭を奪い、独走態勢を築きます。マリンチャンスの脚いろはまったく衰えず、残り10メートルでは完全にセーフティーリード。そのまま悠々と先頭ゴールを果たしました。ブラックパールは勝ち馬に早めに交わされたものの、その後はしぶとい粘りを見せて2着を確保。3着にはアグリコトブキが入線しました。

 マリンチャンスはこれまで黒ユリ賞、ばんえいオークスともに2着で、重賞での実績はひと息でした。しかし今年の夏を越えてから一変し、9月22日のレースから前走まで【5・0・0・1】と抜群の成績。その勢いに乗っての重賞制覇で、しかもその派手な勝ちっぷりに本格化がうかがえました。今後も牝馬路線では目が離せない1頭になりそうです。

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阿部武臣騎手「今年は馬の調子がいいですね。障害を越えてからの脚はあるから、障害さえうまく上がれば、と思っていました。荷物を課せられているわりにペースが速いかなと思いましたが、馬の調子もよかったので自信を持って乗っていました」

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