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2011年3月 アーカイブ

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3/13イレネー記念予想 須田鷹雄

揺るがないオイドンの軸

 どう頑張ってひねろうとしたところで、◎オイドンの軸は揺るがないところだろう。
 能検の時から印象的だった1頭だが、まさかここまで強くなるとは思わなかった。近走ではフナノコーネルやホクショウバルトに20キロ30キロを与えてもびくともしなくなっているわけで、同重量なら圧勝だろう。
 670キロという重量の絶対値そのものがリスクになる可能性はあるが、それを言い出したら他馬についても同じことである。
 相手は2頭に絞りたい。
 ○はホクショウバルト。馬格と安定味、そして鈴木恵介騎手という点を買う。
 ▲はニュータカラコマ。一戦ごとにムラはあるが、良い日に当たると◎をも脅かしてくる。
 馬単でも馬複でもオッズはさほど変わらないと思うので、馬券は馬複2点で。

 ◎オイドン
 ○ホクショウバルト
 ▲ニュータカラコマ

 馬複
 1-4  3000円
 2-4  2000円

3/13イレネー記念予想 斎藤修

2歳3冠なるかオイドン

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎(4)オイドン
 ○(8)フナノコーネル
 ▲(6)レットフジ
 △(1)ホクショウバルト
 △(3)タカノテンリュウ

 馬複
 4-8 3000円
 4-6 1000円
 4-1,3 各500円

今週の見どころ(3/12~3/14)

2011年3月11日(金)

 3月12日(土)の開催は、東北地方太平洋沖地震の影響により、取りやめとなりました。なお代替開催は、15日(火)に出走投票をやり直さずに実施します。
 メインに重賞・イレネー記念が組まれている13日(日)には、鈴木勝堤元騎手によるトークショーや、当情報局の重賞予想でもおなじみの斎藤修さんによる場立ち予想なども行われます。ぜひ競馬場へお越しください。

  3月13日(日)のメイン第11レースには第42回イレネー記念(17:10発走予定)が行われます。ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップから続く2歳シーズン(明け3歳)三冠の最終戦で、牡馬670キロ(牝馬650キロ)と定量での争いです。
 三冠達成をめざすオイドンの独壇場でしょう。別定30キロ増でヤングチャンピオンシップを楽勝し、別定40キロ増となった近2走の3歳A級-1組でも危なげなく連勝を飾っています。2歳シーズン路線が確立した近2年は、ホクショウバンク、テンマデトドケがそれぞれ二冠を制していますが、今年は初の三冠馬誕生が濃厚といえます。
 焦点は2着争い。フナノコーネルは一冠目、二冠目ともオイドンには離されましたが3、2着と上位にきています。障害巧者で、デビュー以来一度も掲示板を外していない堅実さが武器です。
 二冠目で3着のレットフジ、同5着ホクショウバルト、前走2月27日の3歳A級-1組で復活の白星を挙げたニュータカラコマも争覇圏でしょう。

  3月14日(月)のメイン第11レースはホワイトデー特別(オープン・A1級決勝混合・16:45発走予定)。3月6日第10レース(A1級-2組混合)、7日第10レース(オープン-2組混合)の上位馬による一戦です。
 オープン(負担重量区分)から320万円未満までによる混合戦ですが、ハンデ差が最大25キロしかなく、格付上位馬が有利でしょう。なかでも前走7日第10レースを制したオープン馬ホクショウバンクが中心。その前走では離れた2番手から猛烈な脚を繰り出し、逃げ切り濃厚かと思われたオレワスゴイをきっちり差し切って勝利をものにしています。
 相手もオープン馬オレワスゴイで順当でしょう。近2走は、ホクショウバンクと一進一退の競馬を繰り広げています。ホクショウバンクが障害で苦戦するようなら、逆転も考えられます。
 同じ前走でそれほど差のない4着ウメノタイショウは一角崩しが目標です。

  代替開催となる3月15日(火)のメイン第11レースは十勝川温泉特別(A2・B1級決勝混合・17:05発走予定)。3月5日第10レース(A2級-1組)、6日第9レース(B1級-1組)の上位馬による一戦です。
 前走5日第10レースで7着だったトウリュウに注目します。今回よりも骨っぽい相手関係だった前々走のA2級-1・2組決勝混合特別で快勝と、このメンバーなら実績上位です。平場の前走は敗れましたが、今回は障害力がいかせる特別戦だけに、巻き返し十分でしょう。トップハンデでも750キロなら心配ありません。
 同じ前走の勝ち馬ミスタートカチも障害巧者。745キロは微妙なハンデですが、半数が格下の今回も大崩れはないでしょう。同4着で決め手上位のホクショウマドンナも障害次第では楽しみです。
 前走6日第9レース組は実力拮抗ですが、1着で障害巧者のインフィニティーがややリード。同5着のフクノカミカゼはもともと登坂力勝負のタイプだけに、立て直してくれば侮れないところ。同2着ギャンブラーキングもしっかり歩けるタイプだけに、位置取りしだいでは勝利までありそうです。

今週の見どころ(3/5~3/7)

2011年3月 4日(金)

 先週の開催を終えて(2月28日現在)のジョッキー・リーディングでは、鈴木恵介騎手が190勝を挙げトップに立っています。鈴木騎手は昨シーズンに、ばんえい史上初となる年間200勝をマーク。今シーズンも、早ければ今週の3日間で大台到達という可能性も出てきました。名手の騎乗ぶりに注目したいところです。

帯広競馬場でのイベントはこちら

 3月5日(土)のメイン第11レースにはとかちえぞまつ特別(A1級-1組・17:05発走予定)が行われます。
 A2級で目下3戦連続連対と勢いが出てきたキンノカミに注目。2月20日のA2級-1組で悠々逃げ切り勝ちを収め、先週のA2級-1・2組混合特別は回避。レース間隔をあけて今回を迎えました。相手強化となりますが、最軽量750キロを利して押し切りを期待します。
 相手は2月19日のオーロラ特別(A1級-1組)での上位3頭、ミサキスペシャルシベチャタイガーヒロノドラゴン。4番手以下を引き離してゴール前、激しい追い比べを繰り広げました。3頭には今回もハンデ差がありません。上がり馬キンノカミを迎え撃ちます。

 3月6日(日)のメイン第11レースは然別賞(オープン-1組・17:05発走予定)。ナリタボブサップ、ニシキセンプーが回避して8頭立てとなりました。
 2月21日のチャレンジカップ(4歳以上選抜混合)で2着ホクショウダイヤを13秒3もちぎって勝ったライデンロックに期待。前々走のオープン-2組特別から2連勝中です。オープン-1組に入ると勝ち切れませんが、カネサブラックより30キロも軽い最軽量770キロなら逃げ切れる公算大でしょう。
 キタノタイショウは、前走のチャンピオンカップでは、1着カネサブラック、2着ナリタボブサップと10キロ差で3着に健闘。このところ地力強化が感じられます。
 カネサブラックは実績断然ですが、別定40キロ増の800キロが気になります。
 強力な先行馬が不在で、差し馬ホクショウダイヤホッカイヒカルらが流れに乗れれば食い込む余地もありそうです。

  3月7日(月)のメイン第11レースはたちばな賞(4歳以上牝馬オープン・16:55発走予定)
 最大40キロ差なら、トップハンデでもフクイズミの2連覇濃厚といえます。昨年のこのレースでも同じ最大40キロ差トップハンデで勝利しています。
 ただ、フクイズミは常に障害への不安がつきまとうタイプ。安定した先行力と障害力がウリのトカチプリティーの逆転も考えられます。
 エンジュオウカンはこのところやや精彩を欠いている感もありますが、牝馬限定戦なら食い込む可能性がありそうです。
 減量がある5歳の2頭、ワタシハスゴイワタシハキレイズキは、このメンバーと渡り合うには、もう少しパワーアツプが必要でしょう。

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