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2011年3月 アーカイブ

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今週の見どころ(3/19~3/21)

2011年3月18日(金)

 3月19日(土)~21日(祝・月)の3日間は、帯広競馬場および、とかちむらで様々なイベントが行われます。20日(日)のメインには4歳と5歳による世代混合重賞・ポプラ賞が組まれています。3連休もぜひ競馬場へお越しください。
 ばんえい十勝では、3月28日(月)までの開催日に、東北地方太平洋沖地震での被害に対する募金活動をしています。なお、ばんえい十勝騎手会でも25日(金)10:00~12:00の間、帯広駅、藤丸百貨店・ふれあい広場にて募金活動を実施します。

 3月19日(土)のメイン第11レースはプラタナス特別(A1級-1組・17:05発走予定)
 3月5日の前走・とかちえぞまつ特別(A1級-1組)を制したヒロノドラゴンに引き続き注目。前々走まで2、2、3、3着と、4走連続してゴール前で競り負け惜敗していたうっ憤を晴らしました。今回は前走で接戦を繰り広げたシベチャタイガーが不在と、相手関係が有利です。
 とかちえぞまつ特別3着のミサキスペシャルが相手筆頭。前走のA1級決勝混合できっちり巻き返しました。このところ障害でやや安定味を欠きますが、末脚でカバーできており、ここも大崩れはないでしょう。
 アアモンドヤマトはとかちえぞまつ特別では8着に敗れたものの、それまではA1級-1組の上位常連でした。巻き返しが期待されます。
 前走はオープンとの混合戦で惨敗したアオノレクサスも、自己条件に戻るここはチャンスがありそうです。

 3月20日(日)のメイン第11レースは4歳・5歳による第32回ポプラ賞(17:10発走予定)。重賞としては07年以来の実施となります。1重量格により10キロ加減、オープン馬は本年度の収得賞金120万円につき10キロ加増となり、5歳のオープン馬キタノタイショウが別定20キロ増でトップハンデとなります。
 同条件の特別だった近3年を含む過去5回を見てみると、連対したのはすべて牡馬(セン馬は出走なし)で、5歳が9頭、4歳が1頭という結果。トップハンデは昨年の3着(キタノタイショウ)が最高でした。
 過去の結果から中心は、トップハンデではない5歳の牡馬ホクショウバンクでしょう。今季は春から夏にかけてやや精彩を欠き8月に休養入り。11月の復帰後は16戦5勝、2着3回、3着5回の堅実行進です。オープン戦で2連勝中と好調持続で、今回は別定重量の加増もなく、目下障害のキレも文句なし。2歳12月のヤングチャンピオンシップ以来となる重賞制覇のチャンスといえます。
 相手は5歳のセン馬フクドリでしょう。1月の5歳重賞・天馬賞では、ホクショウバンク(3着)と同重量で2着に入った実績があります。障害次第では、初重賞制覇のシーンも一考できます。
 キタノタイショウは昨年3着の雪辱を期したいところですが、今年もトップハンデを課せられました。ここは5歳二冠(銀河賞、天馬賞)を制した底力に期待でしょう。

  3月21日(祝・月)のメイン第11レースは白樺賞(オープン-1組・17:05発走予定)。次週(3月27日)に大一番・ばんえい記念を控えており、やや手薄なメンバーとなりました。
 ライデンロックが負けられません。前回の然別賞(3月6日・オープン-1組)は感冒のため出走取消しましたが、それまではオープン-2組特別、選抜混合特別と2連勝していました。今回は、オープン-2組程度の相手関係だけに、連勝を3に伸ばす公算が大といえます。
 強敵はギンガリュウセイただ1頭。10月の北見記念で2着など、古馬重賞でも上位争いできる力を身につけてきました。障害力を生かした積極策でライデンロックに迫ります。
 末脚切れるニシキセンプー、古豪ヤマノミントらは一角崩しが目標です。

イレネー記念 予想結果

2011年3月14日(月)

須田:馬複2-4 2,000円的中! 収支+2,600円
矢野:馬複2-4 1,500円的中! 収支+700円
山崎:ハズレ 収支-5,000円
斎藤:ハズレ 収支-5,000円

【ここまでの集計】投資額 5,000円×23R=115,000円
矢野 吉彦 +10,780円
山崎エリカ -11,410円
斎藤  修 -20,000円
須田 鷹雄 -38,150円

3/13イレネー記念回顧

ニュータカラコマが2歳シーズン王者に!

 13日は重賞・イレネー記念(3歳オープン)が行われ、ニュータカラコマが優勝。2歳シーズンチャンプの座に就きました。

 馬場水分は0.6%と重めで砂煙がもうもうと上がりましたが、各馬の脚いろは軽快。第1障害を横一線で越えたあと、オイドンが先頭へ。ニュータカラコマ、ホクショウバルトなどが続き、レットフジもこの一角で第2障害を迎えました。
 先頭で障害にたどり着いたオイドンが速攻をかけ、天板に脚をかけた状態で息を入れると、ふた腰目でクリア。その間、脚をタメていたニュータカラコマが一気に障害を登り切り、1馬身程度の差で追撃態勢。勝負の行方は、この2頭に絞られました。
 残り30メートル付近でニュータカラコマがオイドンに並び掛け、白熱したマッチレース。しかし残り20メートルを切ったところでオイドンがストップ。勝負あったかと思われましたが、残り10メートル付近で、今度はニュータカラコマがストップ。ふたたびオイドンが肉薄して、手に汗握る叩き合いとなりました。しかし、リードを保った状態で立て直したニュータカラコマが懸命に脚を伸ばし、オイドンに2秒の差をつけて先頭でゴールを果たしました。この2頭から30秒ほど離された3着にはレットフジが入線しました。

 ニュータカラコマはナナカマド賞2着、特別の青雲賞でも3着と、これまでも世代トップクラスの成績を残してきましたが、改めてその実力を誇示。これまでオイドンとの直接対決では分が悪かったですが、この大一番で、正攻法で、これを下しただけに価値があります。やはり障害下でしっかり息を入れたことが勝因。人馬ともに落ち着いたレースぶりに好感が持てました。順調に馬体を増やしつつこの重量を克服しただけに、今後の成長次第でさらなる活躍が期待できそうです。
 オイドンはこの馬らしい軽快な先行力を発揮。終いに一度脚が止まったものの、全体的なレースぶりは悪くありませんでした。今回に限っては仕掛けのタイミングの差。負けてなお強しといった印象で、今後の巻き返しは必至でしょう。

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藤野俊一騎手「(最後に脚が止まったのは)オイドンの脚が止まったので、いったん様子を見て止めてみました(笑)。前走で勝った時にはすごく落ち着いていたし調子も良かったですからね。今回も、一緒に障害を下りれば負けないと思っていました。
 11日の地震で被災した方々に、心からお見舞いを申し上げます」

3/13イレネー記念予想 山崎エリカ

2011年3月13日(日)

高重量戦で期待のフナノコーネル

 東日本大震災で一人でも多くの方が助かり、少しでも被害が拡大しないよう、心からお祈り申し上げます(*´人`*)。東京にいる私ができることは節電と募金しかないので、イレネー記念の予想を当てたら、配当金の半額を募金したいです(*^▽^*)。

 今回の出走メンバーで実力断然なのは目下4連勝中の2冠馬オイドンでしょう。しかもその4連勝はトップハンデでのものですから、普通に考えれば定量戦のここは負けないでしょう。

 しかしここはヤングチャンピオンシップ2着馬の◎フナノコーネルで攻めます。フナノコーネルは2~3走前のA1クラスでオイドンに完敗でしたが、同馬はテンに置かれる馬なので、高重量戦のゆったりとした流れはプラスに転じると見ました。能力面はともかく、適性面ではオイドンを下す条件は整いました。

 ○には前記したオイドン。約1ヵ月ぶりの実戦で重量が60㎏増量されることが気になり、対抗評価までとしましたが、まともなら一騎打ちでしょう。

 ▲にはヤングチャンピオンシップの3着馬レットフジ。重量差があったとはいえ、その後もフナノコーネルに勝ったり負けたりの競馬を繰り返しており、オイドンが自滅すればチャンスはあるでしょう。

 あとは△に上がり馬のタカノテンリュウと、前走でフナノコーネル、レッドフジに先着しているように、気性の悪ささえ見せ泣かれば強いニュータカラコマ。

 ◎ (8)フナノコーネル
 ○ (4)オイドン
 ▲ (6)レットフジ
 △ (3)タカノテンリュウ
 △ (2)ニュータカラコマ

 馬複
 4-8 3000円
 6-8 1000円
 8-3,2 各500円

3/13イレネー記念予想 矢野吉彦

2011年3月12日(土)

定量戦ならオイドン軸で

 「こんな時に競馬なんて」と思われる方もいらっしゃると思います。言葉を失うほどのことが起こりましたから。
 幸い無事だった私にとっても、今回受けた心の衝撃は、簡単に消えそうにありません。ただ、netkeiba.comのコラムにも書いたように、この際、無事だった人たちが、できる限り本来の"生業"を続けることが最も重要だ思います。競馬をはじめとするスポーツも、多くの人たちにとって"生業"の場です。それを継続させて"雇用"を確保することで、無事だった部分の経済活動を維持していかなければなりません。「こんな時だからこそ、競馬やスポーツイベントを開催する」という方針に、どうかご理解をいただきますように。そして、無事だったファンのみなさんには、ばんえい競馬だけでなく、国内すべての競馬に、より一層のご声援をよろしくお願い致します。
 では、イレネー記念の予想です。定量戦のここは、素直にオイドンを軸馬にします。ここ3戦、体重が1トン台をキープ。成長著しいとあれば、外すわけにはいきません。
 馬券は、弱気というわけではなく、頭で堅そうな馬がいるときは馬複も馬単も配当に大差はないということで、オイドンからの馬複流し。これまでにオイドンの2着に来たことや、オイドンの出たレースで勝ったことがある馬を相手にします。なので、フナノコーネル、ニュータカラコマへ1500円ずつ、ホクショウバルトとトモエウンカイに1000円ずつです。

 馬複
 4-8,2 各1500円
 4-1,9 各1000円

 もうこの際、私の予想の年間プラスなんてどうでもいいことです。未曾有の事態に飲み込まれて、ばんえい競馬が立ちゆかなくなることがないよう、祈るばかりです。今回はこのへんで。

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