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2011年1月 2日 アーカイブ

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1/3天馬賞予想 矢野吉彦

2011年1月 2日(日)

素直にキタノタイショウから

 正月の重賞第2弾は5歳馬限定の天馬賞。過去3回、いずれも牡馬が優勝しています。定量戦なら実績ある牡馬が上位。だったら、この世代のチャンピオンホース、キタノタイショウを素直に買えばいいでしょう。
 イレネー記念、ばんえいダービー、銀河賞と、3シーズン連続で同世代限定の重賞を制覇。さらに、世代別選抜戦のドリームエイジカップで強い8歳馬2頭に次ぐ3着に健闘しました。今回、あえてこれにあらがうことはないと思います。
 相手は、これまでの同世代限定重賞で好走経験のある牡馬ということで、アアモンドヤマト、ホクショウバンク、アオノレクサス、トモエエーカンをピックアップ。この中には、最近の成績が今イチの馬がいますが、同世代戦だったら変わり身があっても不思議ではありません。むしろ人気が落ちて高配当が望めるので、巻き返しに期待してみました。
 逆に、近走好調の馬は押さえなきゃいけないので、フクドリと、牝馬のホクショウマドンナ、ワタシハキレイズキも買っておきます。
 ここはまず、キタノタイショウからアアモンドヤマト、ホクショウバンク、フクドリへ馬複を1000円ずつ。あとはアオノレクサス、トモエエーカン、ホクショウマドンナ、ワタシハキレイズキに馬単を500円ずつ流します。馬複の相手にした馬は、ひょっとしたらキタノタイショウを負かすことができるかもしれないと見ました。

 馬複
 2-7,1,6 各1000円
 馬単
 2→8,10,3,4 各500円

 去年4月から12月までの予想で黒字収支をマークした私。当然ながら、今年3月までの1年間で黒字になることを目標としています。正月の重賞2連戦で黒字分を増やし、今後に向けて"余裕"を残しておきたいものですが。では、今回はこのへんで。

1/3天馬賞予想 須田鷹雄

世代ナンバーワン、キタノタイショウ

 ◎はキタノタイショウ。この世代のナンバーワンであることは間違いない。重量差に苦しんだ時期もあったが、ここは定量戦。しかもこの馬自身の復調ぶりも目立つ。
 ドリームエイジカップでは3着だったが、ナリタボブサップやカネサブラック相手に20キロしかもらわないであの着差は立派。今回馬場が乾いて力勝負になりそうなのも、受けて立つこの馬にしてみたら紛れがないぶんプラスだ。
 ○はフクドリ。柏林賞や銀河賞の頃はぱっとしなかったが、当時に比べたら馬体も30キロほど増えてパワーアップ。ここまで720キロ以上を引いた3走はすべて馬券に絡んでおり、今回の760キロがプラスに働く可能性もある。

 ◎キタノタイショウ
 ○フクドリ
 ▲ホクショウマドンナ
 △アアモンドヤマト

 馬複
 2-6 2000円
 2-3、2-7、3-6 各1000円

1/3天馬賞予想 斎藤修

実績にまさるキタノタイショウ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。
 
 ◎(2)キタノタイショウ
 ○(1)ホクショウバンク
 ▲(7)アアモンドヤマト
 △(6)フクドリ
 △(3)ホクショウマドンナ
 △(10)トモエエーカン
 
 馬単
 2→1 2000円
 2→7,6 1000円
 2→3,10 500円

帯広記念 予想結果

山崎:馬複2-3 800円的中! 収支+1,880円
矢野:ハズレ 収支-5,000円
斎藤:ハズレ 収支-5,000円
須田:ハズレ 収支-5,000円

【ここまでの集計】
矢野 吉彦 - 2,400円
山崎エリカ -19,770円
斎藤  修 -29,050円
須田 鷹雄 -36,700円

1/2帯広記念回顧

ニシキダイジンが粘り腰を発揮!

 2日(日)は重賞・帯広記念(4歳以上オープン)が行われ、単勝4番人気のニシキダイジンが優勝。昨季のばんえい記念馬が持ち前の粘りを発揮して、高重量戦での強さを見せつけました。

 馬場水分は1.9%とやや重め。高重量を曳いているだけに、道中はゆったりとしたペースで進みました。カネサブラック、ニシキダイジンら実績馬が先行。トモエパワーもこの一角で、再三再四脚を止めながら、各馬ようやく第2障害にたどり着きました。
 真っ先に仕掛けたのはニシキダイジン。この馬らしい登坂力を見せ、天板近くまで駆け上がります。他馬は静観していましたが、ひと呼吸おいてカネサブラックが登坂開始。これを機にギンガリュウセイ、ニシキユウあたりも仕掛けます。そして満を持して動いたのがナリタボブサップ。抜群の障害力を発揮して、一気に障害を登り切りました。しかし、先頭クリアはニシキダイジン。高重量に苦戦する各馬を尻目に、ゆうゆうと障害を下りていきました。やや遅れてナリタボブサップがクリアして2番手から追撃態勢。以下ギンガリュウセイ、カネサブラックと続きました。
 ナリタボブサップがギャロップでニシキダイジンに追いつき、ここからは2頭による一騎打ち。まさに一進一退の攻防が続きましたが、こうなれば強いのがニシキダイジン。いったんはナリタボブサップに前に出られたものの、持ち前の勝負根性を発揮して逆転。そしてナリタボブサップがゴール直前でストップ。勝負あったと思われたところ、ニシキダイジンもゴール線上でストップ。両馬立て直して軍配は...、1秒7差でニシキダイジン。高重量戦でのしぶとさを発揮して、5つ目の重賞タイトルを手にしました。障害で苦戦を強いられたカネサブラックが、最後の直線で挽回して3着。障害3番手クリアのギンガリュウセイが4着で、障害5番手から脚を止めずに歩き切ったエンジュオウカンが5着となりました。

 この馬らしいレースぶりで、ニシキダイジンが勝利。相手が終いの脚に課題があるナリタボブサップとは言え、ニシキダイジンの持ち味が存分に発揮されたレースでした。高重量戦での障害力と粘り腰。この点に限れば、ばんえいナンバー1と言え、来たるばんえい記念でも好レースを演じてくれることでしょう。
 ナリタボブサップは弱点が出ましたが、今回はギリギリまで粘ることができ、レースぶりそのものは悪くありませんでした。障害でじっくりタメたぶん、我慢が利いたのでしょう。ドリームエイジカップ制覇からも状態の良さがうかがえ、これをキープできればばんえい記念でもチャンスがありそうです。
 カネサブラックは終いに脚を伸ばして地力の高さを示しましたが、やはり障害で苦戦したのがすべて。安定しているとは言え、高重量戦ではしばしば見られるシーンだけに、この点の克服がばんえい記念制覇へ向けての課題でしょう。

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藤野俊一騎手「カネサブラックやトモエパワーがついてきたのは気になりませんでしたが、思ったより障害で苦戦したことに焦りを感じましたね。最後の叩き合いは自分の馬さえ止まらなければ勝てる、と思っていました。何とか頑張ってくれましたね。荷物を積まれて良さが出るタイプなので、ばんえい記念でも頑張ります」

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