7月19日(日)のメインは第17回北斗賞。牡馬800キロ(牝馬20キロ減)の定量で争われます。十勝地方には前日昼過ぎから雨の予報が出ており、当日は軽めの馬場が予想されます。
注目はこのレース連覇を目指すナリタボブサップ。いちばんのセールスポイントは障害力ですが、スピードも一級品です。ばんえい十勝オッズパーク杯2着、旭川記念3着と歯がゆいレースが続きますが、得意の軽い馬場を味方に押し切りを狙います。
ばんえい十勝オッズパーク杯を制したカネサブラックが旭川記念4着以来の登場です。前走はトップハンデだっただけに、順当なら定量戦のここで巻き返せるはず。ただ、暑さに弱いのか、これまでナイター期間に行われた重賞には7回出走して2着2回が最高。帯広単独開催になってから6〜8月の重賞ではすべて馬券外に敗れています。目下古馬ナンバー1の力量馬ですが、少し気になるデータです。
フクイズミは旭川記念では逃げ切って勝利していますが、本来は末脚を生かすタイプ。しかし、極端な軽馬場では、追走に一杯で決め手が不発に終わることも考えられます。当日の馬場状態には注意が必要でしょう。
旭川記念で追い込んで2着のホクショウダイヤは、そこから30キロの加増がこなせるかが心配。もしここでも上位争いに加わるようなら、今後古馬戦線の台風の目になる可能性があります。昨季後半、ブレイクしたスーパークリントンも順調ならここでも好勝負できる能力の持ち主。しかし脚部不安で使い込めないのは、叩き良化型のこの馬にとってマイナスです。チャンスがありそうなのはここまででしょう。
出走表はこちら
【参考レース】
08.7/2708年度北斗賞(勝ち馬:ナリタボブサップ)
4/26ばんえい十勝オッズパーク杯(勝ち馬:カネサブラック)
6/28旭川記念(勝ち馬:フクイズミ)
7/11北海道競馬記者クラブ特別(勝ち馬:ナリタボブサップ)