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3/15イレネー記念回顧

2009年3月16日(月)

キタノタイショウが雪辱を果たす!

 15日(日)は2歳シーズンのチャンピオンを決める一戦イレネー記念(3歳オープン)が行われ、2番人気のキタノタイショウが優勝。ヤングチャンピオンシップ(1番人気-2着)の雪辱を果たすとともに、世代チャンピオンの座に輝きました。

 さすがに全馬初めてとなる670キロ(牝馬20キロ減)だけに、普段よりもゆったりとしたペース。アアモンドヤマト、コウドウフジ、キンノカミあたりが馬群を引っ張り、何度も脚を止めながら第2障害にたどり着きました。
 先頭で障害に挑んだのはアアモンドヤマト。間をおいてコウドウフジも登坂を開始しましたが、ともに登り切るには至らず。反対に、さらに一呼吸おいて登り始めたキタノタイショウ、アオノレクサスが抜群の登坂を見せ、ひと腰でクリア。先に挑んだ2頭もこれとほぼ同時に障害を下り、4頭が横一線で難関を突破しました。以下キンノカミ、ホクショウバンクが続く展開。
 しかし、そこからキタノタイショウが一気に抜け出すと、あとは独壇場。しっかりとした脚いろのまま残り10メートル標識を通過。後続とのリードを保ったまま、ゴールまで荷物を運びきりました。やや一杯になりながらも、アオノレクサスが粘りきって2着入線。猛然と追い込んだホクショウバンクは3着まで押し上げるのが精一杯でした。

 勝ったキタノタイショウは、やや遅めの7月にデビュー。しかし徐々に馬体を増やしながらパワーアップし、ヤングチャンピオンシップでは単勝1番人気に支持されるまでに成長しました。そして迎えた今回の一戦。障害をひと腰で越えただけでなく、しまいも確実に脚を伸ばしたレースぶりから、スピード一辺倒ではない力強さを感じました。重量が増えても対応できそうで、今後の成長が非常に楽しみです。
 オープンでは勝ちきれないことが多かったアオノレクサスですが、ナナカマド賞7着、ヤングチャンピオンシップ4着から前進しての2着。しまいに脚いろが鈍った点は今後の課題ですが、まだまだ成長の余地がありそうな馬体からも、今後が楽しみな1頭です。
 単勝1.4倍の断然人気に推されたホクショウバンクは3着。今回の敗因を探るとすれば、第2障害で遅れたのがすべてでしょう。高重量への対応についてはもう少しサンプルが必要ですが、ここで言えることはナナカマド賞と同様、確かな末脚を持っているということ。今後はいかに障害をこなすかという点が課題となりそうです。

成績はこちら
映像はこちら

大河原和雄騎手「なんとか一冠くらいは獲らせてあげたいと思っていたので、最後に勝ててよかったです。レースではキタノタイショウの息に合わせていくように、それだけを心がけて騎乗しました。馬場は重かったですが、それも有利に働いたから勝てたのではないかと思います」

3/15イレネー記念予想 山崎エリカ

2009年3月15日(日)

ホウショウバンクの3冠に期待

 日曜日は伝統のBG1・イレネー記念。なんでも創設されたのは私が生まれる前の1969年らしく、長いなが〜い歴史を背負っています。ちなみに帯広競馬場の正門前にある馬像が、明治時代の大種牡馬イレネー号です。みなさんも帯広競馬場に行かれた際には、ぜひ拝んで見て下さい。もしかするとイレネー号のご利益で、ばんえい競馬が当たりまくるかもしれませんよぉ〜(*^▽^*)

 さて、そのイレネー記念。◎にしてみたいのは、2歳重賞のナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップを制したホウショウバンクです。前々走の黒竹特別は休養明けで斤量25kg増が堪えて障害で止まってしまいましたが、下の馬と最大で45kg差のあった前走つばき特別では好内容の2着に好走しました。ここへ来て力をつけてきている馬もいて、世間で言われているほどズバ抜けた存在だとは思っていませんが、定量戦となるとやはり有利でしょう。

 ○には休養明けの前走つばき特別はゴール前では止まってしまいましたが、昨年11月から一気に力をつけ、4連勝で挑んだ12月のヤングチャンピオンシップで◎に次ぐ2着に好走したキタノタイショウ。一度叩かれての上積みを見込めば◎との逆転の余地もあるでしょう。

 ▲にはナナカマド賞の2着馬で、取消後の4戦も牡馬が相手でも崩れていないワタシハスゴイ。前走のつばき特別時に馬体回復を計り、ここに照準を合わせてきた気配が感じられるので、ここは狙ってみます。(皆川厩舎は大レースに照準を合わせる厩舎ですからね)

 あとは△にここへ来ての障害力が光り、道中で息を入れて終いの脚を伸ばす競馬ができるようになったアアモンドヤマトと、前々走の若竹特別で▲に先着のアオノレクサス。

 今回は◎から配当と相談しながらの購入になると思いますが、基本的には印の薄い順に削って馬券を購入したいと思います。


 ◎ (7)ホクショウバンク
 ○ (6)キタノタイショウ
 ▲ (10)ワタシハスゴイ
 △ (1)アアモンドヤマト
 △ (2)アオノレクサス

3/15イレネー記念予想 矢野吉彦

2009年3月14日(土)

素直にホクショウバンク中心

 2008年度のばんえい競馬もいよいよ大詰め。イレネー記念というレース名を聞くと、なおさら年度末っていう雰囲気になりますね。昨年デビューした若駒たちのチャンピオン決定戦。“ラス前”のこのレースをしっかり当てて、“オーラス"のばんえい記念に弾みをつけましょう!

 牡馬670キロ、牝馬650キロという、どの馬にとっても未知の荷物を曳くレース。まずは馬格がモノを言いそうです。去年のレースでは、メンバー中最重量のニシキボス(1106キロ)が2着に来ましたからね。軸馬はそういう馬の中から選びましょう。とは言っても、素直にホクショウバンクでいいんじゃないですか?
 前々走の黒竹特別と前走のつばき特別では、25キロ軽い荷物の馬に勝たれましたが、今回はその差がなくなります。黒竹特別では勝ち馬から離されたものの、つばき特別で差のない2着になっているんですから、力上位は明らか。他馬の目標にされて何かに負けたとしても、2着は確保してくれると思います。
 相手は、体重1トン以上の馬に絞りたいところですが、ハンデをもらったとはいいながら、ばんえい重量600キロ2戦目、水分2.9%のやや重馬場となったつばき特別でホクショウバンクに先着したコウドウフジと、松田騎手が乗るアオノレクサスが不気味。ホクショウバンクに先着できるのはこの2頭と見ました。
 ホクショウバンクからの馬券が売れるのは確実なのでオッズと相談する必要がありますが、まずは同馬を頭に馬単。アオノレクサス、タワノアヤカ、キタノタイショウ、コウドウフジへ流します。あとは、アオノレクサスとコウドウフジからのウラ目で穴狙い。キタノタイショウからのウラ目は押さえ程度にしておきます。ちょっとナマクラな予想になっちゃいましたか?

 ともあれ、イレネー記念の後は、ばんえい記念が待っています。観戦ツアーはこちらで募集中! みなさんもぜひ“参戦”してください。では、今回はこのへんで。

3/15イレネー記念予想 斎藤修

実績断然ホクショウバンク

 ◎ホクショウバンク
 ○キタノタイショウ
 ▲ライトアーム
 △コウドウフジ
 △ワタシハスゴイ

 詳細は、オッズパークのブログをご覧ください。

3/15イレネー記念プレビュー

2009年3月13日(金)

 3月15日(日)のメインは重賞・第40回イレネー記念。9月のナナカマド賞、12月のヤングチャンピオンシップから続く2歳(明け3歳)三冠の最終戦で、670キロ(牝馬650キロ)の定量での争いとなります。
 定量戦だけに、二冠馬ホクショウバンク、一、二冠目でそれぞれ僅差2着に入っているワタシハスゴイキタノタイショウらが有力でしょうが、全馬初となる重量だけに絶対視はできません。
 ここはライトアームに期待します。格下馬相手だと逃げて快勝、A-1のメンバーに入ると流れに乗れず追い込んで善戦どまりというのが昨年までのパターンでした。しかし1月18日の3歳オープンで、強豪相手に好位抜け出しを決めてからは、続く3歳オープンでも3、2着に好走と地力強化が著しい近況です。パワーなら世代でも上位に入るものがあり、一気に増えた負担重量を味方に初タイトルが狙えるでしょう。前日に雨予報が出ているのは心配ですが、大幅に馬場が悪化しなければ、この馬が真骨頂を発揮しそうです。
 相手は、冒頭に名前が出てきたホクショウバンクワタシハスゴイキタノタイショウら重賞での実績馬が有力です。
 なかでもホクショウバンクは前走(3月1日)の3歳オープンでは、最大45キロ差のトップハンデ(625キロ)を課せられながら、逃げ粘る勝ち馬(600キロ)に2秒4差まで肉薄し、底力を示しました。ここを勝てば、ばんえい2歳(明け3歳)三冠達成となるだけに、陣営も当然力が入るところでしょう。
 ワタシハスゴイは重賞に2回出走しともに2着。追い込みから先行に脚質転換して安定感が増した印象があります。キタノタイショウは昨秋4連勝時の勢いはありませんが、近走も掲示板を外さない活躍をみせています。目下世代最多8勝の力量馬だけに得意の軽馬場なら一気のタイトル奪取もありそうです。

出走表はこちら

【参考レース】

 9/28ナナカマド賞(勝ち馬:ホクショウバンク)
12/30ヤングチャンピオンシップ(勝ち馬:ホクショウバンク)
 1/18ジァニュアリー特別(勝ち馬:ライトアーム)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

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