2冠の好走馬アグリタカラから
今年も、もう12月になっちゃいました。ばんえい競馬のシーズンは3月のばんえい記念をクライマックスにこれから高重量戦が目白押しになっていきますが、予想のほうは、ひとまず年末のラストスパートといきたいですね。
このところの重賞レースは、なかなか一筋縄では収まっていません。今回のばんえいオークスも、同世代同士の定量戦ですから、300万円クラスのペガサスプリティー、プリンセスモモに250万円クラスのエリザベスライデンを絡めて買えばいいとは思うんですけど、果たしてスンナリ収まるんでしょうか。
私としては、それではあまりにもおもしろくないので、敢えてここは穴をこじ開けようと思います。上に挙げた3頭の中では、馬体重が900キロソコソコのプリンセスモモと、600キロを超えるソリを引くようになって勝ちきれずにいるエリザベスライデンに若干の難ありと見ます。
そこで狙ってみたいのがアグリタカラ。まだ150万円クラスの馬ですが、今年の3歳牝馬限定重賞では、6月の黒ユリ賞で3着、9月のばんえいプリンセス賞では2着に健闘しています。黒ユリ賞の時が前走18.6秒差の5着から、ばんえいプリンセス賞の時が前走19秒差の6着から、それぞれ大きく着順を上げています。黒ユリ賞は馬場水分1.6%。ばんえいプリンセス賞では、この馬も勝ったペガサスプリティーと同重量の630キロを引いていました。これらを考え合わせると、ひょっとしたらこの馬は高重量戦でしぶとい馬なのかな、と思った次第。ばんえいプリンセス賞が鈴木恵介騎手から鈴木勝堤騎手に乗り替わっての好走でしたから、今回も“気配”を感じます。前走6.2秒差の7着は度外視。人気の盲点とも言えそうなこの馬を狙います。
馬券はアグリタカラからの総流し。前に挙げた3頭にヒカルアサヒ相手の馬券を厚めに買っておきます。
ところで、今月24日(月・振替休日)に札幌駅前「Aiba札幌」で「ばんえい競馬相談所」を開設、「場立ち予想会」を行う予定です。“予想屋”は古林センセイと私。後半5~6レースを予想しながら、みなさんからのばんえい競馬に関するご質問、ご相談にお答えすることになっています。札幌周辺のファンのみなさま、お誘い合わせの上、多数ご来場ください!では、今回はこのへんで。