7月29日(日)のメイン第11レースは、重賞第32回ばんえい大賞典。ばんえい菊花賞(11月4日)、ばんえいダービー(12月24日)と続くばんえい3歳三冠の第1弾。
過去5年では牝馬の出走はのべ9頭と少ないものの、2勝、2着2回と好走することが多く、またトップハンデの牡馬は連対ゼロという傾向もあります。
明け3歳重賞で好勝負を繰り広げてきたカネサリュウ、シベチャタイガー、アローファイターが三たび揃い踏みです。ホクレン賞、イレネー記念は同じ負担重量での戦いでしたが、今回は別定でハンデ差がつきました。
注目は、この3頭のなかでいちばんハンデに恵まれたシベチャタイガー。イレネー記念では、勝ち馬カネサリュウから1秒2差の2着。今回カネサリュウとの15キロ差を考えれば十分逆転可能でしょう。
660キロのアローファイターも、ホクレン賞ではシベチャタイガー(4着)に10秒以上の差をつけ2着、イレネー記念でも3着と堅実で、好勝負が期待されます。
ホクレン賞、イレネー記念と重賞を連勝したカネサリュウはその後、古馬上位クラスとの対戦で苦戦が続いています。今回は同世代が相手でもトップハンデ670キロと負担重量的に厳しく、定量戦の残り二冠での巻き返しに期待でしょう。
また、これらの重賞では上位陣に差をつけられたものの、とかちダービーを勝ったマルニゼウスの勢いも侮れないものがあります。
牝馬では、昨季(2月4日)の牝馬重賞・黒ユリ賞を制したニシキガールが1番手。今季(6月17日)の黒ユリ賞は9着に敗れましたが、勝ったエリザベスライデンから30キロもハンデを積まれては仕方のないところ。牡馬の一線級とは少し差があるような感もありますが、ハンデ差を活かしての好走を期待したいところ。
ほか、ホクレン賞5着のコーネルフジ、とかちダービーで牝馬最先着の3着と健闘したプリンセスモモ、150万円条件と格下ですが少しでも上位を目指したいミサキスペシャル、カイセゴールデンが出走します。
出走表はこちら
【参考レース】
1/4 ホクレン賞(勝ち馬:カネサリュウ)
2/4 黒ユリ賞(勝ち馬:ニシキガール)
3/11 イレネー記念(勝ち馬:カネサリュウ)
6/11 とかちダービー(勝ち馬:マルニゼウス)
6/17 黒ユリ賞(勝ち馬:エリザベスライデン)