ミサイル、カネサの一騎打ち
今年もアッという間に3月になりました。北海道市営競馬組合主催のばんえい競馬は今月限り、重賞レースはあと3戦です。もうすでに、帯広市主催となる4月以降の開催日程案が発表されていますが、締めくくりとなる今月のレースはビシッと当てていきたいですね。
今週は、この1年の重賞優勝馬によるチャンピオンズカップ。メンバーを見渡したところ、トモエパワー、アンローズ、ミサイルテンリュウの古馬オープン勢 VS 4、5歳のオープン馬、という構図になりました。で、性齢と今年度獲得賞金によって、ばんえい重量が決められています。古馬オープン勢は、どの馬も今回引っ張るソリの重さを経験済み。一方、4、5歳馬にとって、今回のソリの重さはいずれも初体験。単純に考えれば、重量経験のある古馬勢有利と見ていいんでしょうが、去年のこのレースでは、それまで790キロまでの経験しかなかったホクトキングが、初めての800キロという重量を克服して勝っています。同馬は、前走まで3戦続けて勝ち馬から30秒以上も離されて負けていたんですから、勢いで荷物をこなしたとも言えないわけで、それを考えると今年も波乱の余地があるかもしれません。
去年のそのレース、ミサイルテンリュウが今年と同じ830キロのソリを引いて2着に入りました。今年は目下2連勝中。調子もよく、この重量にも実績があるとなれば、順当に行けばこの馬で大丈夫でしょう。トモエパワーの近走が今イチ、アンローズは相変わらず帯広苦手、ということからも、これら古馬勢には負けないと思います。あとは初経験ながら軽重量の4、5歳馬との兼ね合い。今回の重量でも勝負になりそうな馬というと、スーパーロイヤル、カネサブラックなんでしょうが、スーパーロイヤルと相性のいい藤本騎手がニシキシャープのほうに乗っています。尾ヶ瀬騎手には申し訳ないですが、今回は見送ったほうがいいかも。それじゃぁ、ミサイルテンリュウとカネサブラックの一騎打ち、然別賞の再現ってことになっちゃいますね。
どうもそんな雰囲気のレースに思えてきました。でも、やっぱり穴馬を探したくなります。だったら、ニシキユウですか。700キロまでの経験しかない馬が、今回は740キロを引きます。これは確かにキツイですよ。でも、690キロを引いた前走のウイナーズカップで、重賞の常連相手に4着に健闘。第2障害でヒザを折りかけましたがうまく立て直し、降りてからもよく歩いていました。これは弾みになるはず。藤野騎手の腕をもってすれば、ペースが前走より確実に遅くなる分、50キロの増量も何とかしてくれるでしょう。そしてもう1頭、実力は絶対あるので、アッと驚く大変身があってもおかしくないアンローズ。これを穴馬に取り上げてみましょう。
ということで、ミサイルテンリュウとカネサブラックの馬連を厚めに。あとは、ミサイルテンリュウが頭でニシキユウとアンローズを2着にした馬単を少々。本線の馬連では配当は期待できないので、穴馬券が当たったらいいなぁ、という気楽な気持ちで買ってみます。この気楽さが吉と出るか凶と出るか、さぁどうなりますか? では、今回はこのへんで。