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3/11イレネー記念回顧

カネサリュウ3歳世代の頂点へ

 11日(日)に行われた重賞のイレネー記念(3歳オープン)は、1番人気のカネサリュウが優勝。ホクレン賞に続く重賞2勝目で、現3歳世代の頂点を奪取しました。
 3歳馬にとっては高重量ですが、馬場が軽いこともあって第2障害までは意外に速めのペース。各馬少し息を入れ、登坂を開始しました。その第2障害を先頭であっさり越えたのはシベチャタイガー。カネサリュウも差のない2番手で続くと、即座にシベチャタイガーに並び掛けました。そこからは隣枠同士の一騎打ち。シベチャタイガーも必死で食い下がりましたが、カネサリュウは残り30メートル付近で奪ったリードを死守。半馬身ほどの差を保って、そのままゴールを迎えました。2着シベチャタイガーで、障害4番手からジワジワ追い込んだアローファイターが3着を確保。結果1、2、3番人気の決着となりました。
 カネサリュウは前述のとおり重賞2勝目。近走はハンデを積まれて苦戦していましたが、同重量となれば話は別。障害を無難にまとめ、きっちり脚を伸ばせるところはレースセンスを感じさせます。重量をある程度背負っても上位争いを演じられるだけに、今後の成長が楽しみです。シベチャタイガーは軽馬場が味方したともいえますが、高重量を背負いながら一時期の末の甘さが見られなかっただけに、まだまだこの世代のトップホースとして活躍してくれるでしょう。

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