ばんえい競馬情報局とは?

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2007年1月 アーカイブ

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レース回顧(1/27~1/29)

2007年1月29日(月)

 27日(土)はおおぞら特別(4歳以上混合650万円未満)が行われ、2番人気のハヤテショウリキが優勝。このクラスの中心として大きくアピールしました。第2障害を3番手で越えたハヤテショウリキは、残り30メートル付近で先頭へ。そのまま脚をきっちり伸ばすと、楽に先頭でゴールしました。2着には障害先頭クリアから粘ったキョウエイボーイが入線。ヒザ折りから巻き返したニシキセンプーが3着を確保しています。
 28日(日)のメインレースにはウインターカップ(4歳以上オープン)が行われ、前走ヒロインズカップで2着と気を吐いたプリンセスサクラコが、好調キープを印象づける快勝を飾りました。中団を進んだプリンセスサクラコは、態勢を崩しながらも第2障害を先頭クリア。2番手で越えたミサキスーパーがしぶとく追い上げてきましたが、十分に差を保ったままゴールまで歩きとおしました。2着ミサキスーパーで、3着には障害4番手から追い込んだトカチタカラが入線しました。
 この日の第10レースはジャニュアリー特別(3歳オープン)が行われ、1番人気のシベチャタイガーが優勝。2歳時には世代ナンバー1といわれたこの馬が、復活ののろしを上げました。第2障害でシベチャタイガーが早めに仕掛けて先頭クリアを果たすと、差なくアローファイターも続く展開。いわば宿敵同士の戦いとなりましたが、残り30メートル付近からシベチャタイガーがジワジワ引き離すと、あとは独壇場。楽なレースぶりで、11月の北見以来、久々の勝利を挙げました。2着はしぶとく粘ったアローファイター。障害5番手から伸びたコーネルフジが3着入線を果たしています。
 29日(月)に行われた風蓮湖特別(4歳以上混合470万円未満)は、7番人気のシュンライズが優勝。2着に6番人気カネサテンリュウが入り、馬連複・馬連単ともに万馬券での決着となりました。折からの雪もあって道中は早めの展開で進み、第2障害でも各馬早めの仕掛け。しかし、一歩遅れて仕掛けたシュンライズが抜群の掛かりを見せて障害を上がると、並んでカネサテンリュウもクリア。そこからシュンライズが一気に先頭へ躍り出ると、そのまま先頭でゴールしました。2着にカネサテンリュウで、第2障害でじっくりタメたホクショウダイヤが3着。1番人気のニシキシャープは第2障害でヒザを折ってしまい、5着に敗退しています。

映像はオッズパーク内「過去のレースVTR」をご覧ください

馬券おやじは今日も行く(第30回)  古林英一

2007年1月26日(金)

雨ニモマケズ、風ニモマケズ

 今回は文学の薫り高く始めるのである。

  雨ニモマケズ
  風ニモマケズ
  ホンメイノトキハナミダヲナガシ
  オオアナノトキハオロオロアルキ
  ミンナニデクノボートヨバレ
  ホメラレモセズ
  セケンニモアイテニサレズ
  サウイフモノニ
  ワタシハナッテシマッタ

 最近、ようやくオッズパークを利用するようになった小生である。すでに利用されている方々は先刻ご承知だろうが、オッズパークには「マイページ」という、まことにもって余計なお世話なページが設けられている。自分の投票行動がちゃんと集計されて表示されるのである。まことにもって余計なお世話なのであるが、これがけっこう面白いのである。なんせ、小生、実は集計マニアである。今を去る30年ほど前、小生は毎日毎日パチンコ屋に入り浸っていた。月曜から金曜はパチンコ、土日は中央競馬という生活だったのである。中央競馬の馬券収支を記録しなかったのが不思議だが、パチンコの方はちゃんと記録していた。後から見ると何ともアホらしく涙が出てくる、そういう意味で「涙の記録」でもある。

 小生、何かを記録するというのが本質的に好きなのであろう。ここらがスタリオンブックを作成したイギリス貴族に通じる小生の貴族的な資質といえよう。21世紀になった頃からは競輪・競馬の収支を記録し続けている。ところが、オッズパークのマイページは自分がこつこつ記録しなくてもちゃんと記録してくれているのである。競馬場別や月別、さらには式別の収支なんぞも教えてくれる。ありがたいことだ。ありがたいことだが、自分で集計したものなら、記録をながめて「ワシもアホやなあ」と苦笑するだけで済む。ところが、アカの他人がつくった自分に関するデータを見せつけられると、「オマエはホンマにアホやなあ」と笑われているような気がするのである。ここいらが「余計なお世話」と感じてしまう部分なのである。

 これは健康診断に通じるものがある。健康診断書を毎年もらう度に、「オマエはぐうたら暮らしとるから、中性脂肪が高いんじゃ。だいたいが太り過ぎなんぞというのは、オマエが自己管理も出来ないアホやからや」などと、アカの他人に説教喰らっている気がするのである。「アカの他人のてめえにつべこべ言われたくはねえ」と思うのだが、いわれる通りであるから黙るしかない。

 わが家には1匹の妖怪が長年棲み着いている。この妖怪が棲み着いた経緯については、なんせ古いことなので忘れてしまったが、なんでも、この妖怪、日本国の法律用語では「ハイグウシャ」というのだそうだ。

 小生が、ごろんと寝転がり、機嫌良く新聞を眺め、赤ペンで印をつけていると、この妖怪が頭の上から「毎日、毎日、当たりもせんのにアホちゃうか? よう飽きんなあ」なんぞとほざくのである。まことにもって余計なお世話である。そのたびに「ああ、ワシはアホじゃ。アホに決まっとるわい。賢かったらおめえなんぞと所帯持ってないわい!」と、心の中でつぶやくのである。「心の中で」というのがキモである。口に出したら最後、妖怪ハイグウシャの祟りが炸裂すること必至である。

 われらが文豪・旋丸巴先生には、ご自身のmixi日記の中で、小生を「競馬・競輪・競艇と、日々、身銭を切って研究されているような立派な教授」と誉めていただいたが、決して切りたくて身銭を切っているわけじゃないところが悲しい。出来ることなら身銭は太らせたいのである。

 今週のメインレースはウインターカップ。帯広記念こそ期待を裏切ったが、いずれはばんえい記念クラスでは?と、小生、密かに期待しているタケタカラニシキが細った身銭を太らせてくれはしないだろうか。前回見捨てて大失敗してしまったプリンセスサクラコにもあらためて期待。

 雨ニモマケズ
 風ニモマケズ
 ゴールニマッサキニカケツケル
 サウイフウマニ
 ワタシハカケタイ

今週のみどころ(1/27〜1/29)

 ばんえい競馬の最高峰、3月25日(日)に行われる「ばんえい記念」観戦ツアー(羽田空港発)が、企画されています。39,800円という格安料金で、バックヤードツアーやばんえい記念優勝馬との記念撮影のほか、ばんえい記念のあとに行われる生産者表彰のパーティーにも参加できるなど、さまざまなツアー参加者特典があります。また、ばんえい記念の前には、当情報局でもおなじみ、矢野吉彦アナの予想検討会もあります。1トンのソリを曳く迫力は、1年に一度、この日しか体験することができません。先着50名様限定ですので、お早めにお申し込みください。

 27日(土)のメインレースはおおぞら特別(4歳以上混合650万円未満)です。注目はばんえい菊花賞3着の4歳馬ニシキセンプーでしょう。今シーズンの帯広は6戦4勝と好調です。650万クラスには初挑戦ですが、軽ハンデを生かしたいところです。また、ひとつ上の800万円クラスでも好走しているハヤテショウリキも有力です。
 28日(日)のメインレースはウィンターカップ(4歳以上オープン混合)です。ここは前走ニューイヤーカップを制したタケタカラニシキが中心になりそうです。悲願のばんえい記念制覇を目指すミサキスーパーは、ばんえいグランプリ2着など今シーズン好走こそあるもののここまで未勝利。そろそろ存在感を示したいところです。800万クラスからの出走馬では、トカチタカラが今シーズンの帯広開催で掲示板を外さない堅実なレースを見せています。
 同日第10レースは3歳オープンジャニュアリー特別です。ホクレン賞を制したカネサリュウ、同2着のアローファイターのほか、シベチャタイガー、プリンセスモモ、パンチテンチュウなど、この世代のトップホースが登録しています。
 29日(月)のメインレースは風蓮湖特別(4歳以上混合470万円未満)です。ばんえい菊花賞馬エメラルドはここ2戦連続2着。この帯広開催ではばんえいダービー以外は連対を外しておらず引き続き好調です。そのほかばんえいダービー2着のニシキユウや、ホクショウダイヤなど、勢いのある4歳馬に期待がかかります。

シンポジウムのお知らせ

2007年1月24日(水)

『「ばんえい競馬」の未来を考えるシンポジウム』が、1月30日に帯広市と(社)日本馬事協会の共催で行われます。
詳細はこちらのPDFで。

http://www.city.obihiro.hokkaido.jp/g/p/g/g06-01833.htm

レース回顧(1/20~1/22)

2007年1月22日(月)

 20日(土)に行われた漁火特別(4歳以上混合650万円未満)は、3番人気のマルミギムレットが優勝。近2走7、8着と精彩を欠いていましたが、ここできっちり巻き返しました。前半から飛ばしたマルミギムレットは、第2障害を3番手でクリア。前との差をジワジワ詰め残り10メートルで先頭のアローコマンダーに並び掛けると、ゴール手前でこれを交わしきりました。アローコマンダーは障害2番手クリアから伸びたものの、終いに失速して2着。先頭で障害を越えたイケダガッツは、こらえきれずに3着。
 この日の第10レースは4歳以上オープン混合の一戦。ここは2番人気のホシマツリが勝利を挙げ、オープン2連勝としました。第2障害はエンジュオウカンとホシマツリが並んで下り、差なくコブラタイガーとエンジュダイヤが続く展開。勢いに乗って障害を下りたホシマツリは、即座に先頭を奪うと後続の追撃を完封。2着に5秒6差をつける快勝を演じました。エンジュオウカンは障害後に軽快さが見られませんでしたが、最後まで我慢し続けて2着を確保。3着には6番人気のコブラタイガーが入線しました。
 21日(日)のメインレースは睦月特別(4歳以上オープン混合)。オープン一線級が揃い注目の一戦となりましたが、これを制したのは勢いある5歳馬カネサブラックでした。第2障害をひと腰で越えたカネサブラックは、続いて下りたスーパーロイヤル、ミサイルテンリュウを振り切り単独先頭。フクイズミとエビスオウジャの鋭い追い込みをしのぎきって優勝しました。先行、追い込み入り乱れた2着争いはフクイズミが制し、同じく追い込んだエビスオウジャが3着。以下、ミサイルテンリュウ、スーパーロイヤルという着順となりました。
 22日(月)第10レースに行われたオープン混合戦は、断然人気となったトカチプリティーが先頭で障害をクリアすると余裕の逃げ切り。この帯広開催は4戦目での初勝利ですが、8月以降11戦して3着を外したのは北見での1度のみと引き続き好調です。2番手で障害を越えたライジングサンがそのまま2番手に粘り、ギャンブラークインはゴール前で差を詰めたものの3着でした。
 同日のメイン厚岸湖特別(4歳以上混合470万円未満)では、フクノカミカゼが人気にこたえて勝利。先に障害を越えていたシンエイスターを早めに捕らえると、追い込んできたマックスセンプーを振り切りました。フクノカミカゼは近5走で5戦4勝、2着1回とこちらも好調。470万クラスでも好勝負が期待できそうです。

映像はオッズパーク内「過去のレースVTR」をご覧ください

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