負担重量有利なスーパロイヤル
正月重賞3連発の第2弾は銀河賞。明け5歳馬限定の重賞レースです。
まずは、このレースのばんえい重量について。今回は番組編成要領の中にある「別定2-b」の条件で実施されます。基準になるのはナリタボブサップの770キロ。オープンの同馬が引くこの重量から、クラスが1つ下がるごとに10キロ軽減されます。ですから、850万未満のカネタマル、スーパークリントンは760キロで、同クラスの牝馬、エンジュダイヤとウイナーサマーはさらに20キロ減の740キロ、650万未満のスーパーロイヤルとコブライチは770キロから20キロ減の750キロ、550万未満のキタノカイザーは30キロ減の740キロ、470万未満のコマヨシニセイは40キロ減の730キロになります。そしてもう1つ、今回のレースで適用されるのが、オープン馬は本年度獲得賞金が380万円を越えると、380万円につき10キロ増量というルール。これにより、本年度獲得賞金が399万円のカネサブラックは770プラス10キロの780キロを引くわけです。
これで有利になったのがスーパーロイヤルです。北見の最終日に行われたクリスタル特別では3着に敗れましたが、その時先着されたカネサブラックとの重量差が25キロから30キロに、ナリタボブサップとの差が10キロから20キロに広がりました。適度な軽ハンデで出走できます。ここ2戦は自己条件で1番人気に推されながら僅差入着という成績ですが、その結果からも、今回はかなりの勝負気配。ここは馬単の頭で狙ってみましょう。
これらの馬との比較で言えば、スーパークリントンもいい勝負です。クリスタル特別ではナリタボブサップと同重量、カネサブラックとは15キロ差だったのが、今回はそれぞれ10キロ、20キロと差がついたり広がったりしています。オリオン特別では、同馬より5キロ重いソリを引いたナリタボブサップに離されて負けていますから、10キロ差でもどうか、とは思いますが、こちらもチャンスありと見ます。
馬券はスーパーロイヤルを頭の馬単で、相手はナリタボブサップ、カネサブラック、スーパークリントン。前走、松田騎手で変わり身を見せたカネタマルと、人馬、枠(?)ともに好調のコブライチ(工藤騎手)も買っておきましょう。押さえはナリタボブサップ、カネサブラック→スーパーロイヤルの馬単。そんなに買っちゃ、当たって損ということにもなりかねないので、オッズと相談して金額に差をつけます。
ところで、2日の帯広記念、予想原稿を送った後、斎藤編集長の予想を読んだら、ミサキスーパーが妙に気になってきましたね。どうも、昨年の夏場に夏負け気味ながら激走した反動が長く尾を引いているみたいなんですが、そろそろ高重量戦での一発があったりして・・・。いやいや、サダエリコ同様、もう少し様子を見たほうがいいかも。さぁ、どうなったでしょうか?ではまた、ホクレン賞の予想で!