北見開催終了時点で、リーディングジョッキー争いが熾烈を極めてきました。これまでベテラン坂本東一騎手が108勝でトップを独走していましたが、ここへきて藤野俊一騎手が躍進。勝率15.6%(勝率順位2位)、連対率30.46%(連対率順位1位)と抜群の数字をたたき出し、3勝差の105勝まで接近しました。また2000勝まであと4勝と迫っている鈴木勝堤騎手も97勝でまだチャンス十分。今後のリーディング争いから目が離せません。
9日(土)に行われるのは狩勝特別(3歳以上オープン)。オープン1組による一戦で、なかなかの好メンバーが揃いました。注目したいのはカネサブラック。前走も、15キロよけいに背負っていたにもかかわらず、調子が上向いていたナリタボブサップをしぶとく下しました。今回は歴戦の古馬との混合戦のうえに重量も積まれていますが、底力はなんらヒケを取りません。ここも中心視できると思います。トカチプリティーは前走レディースカップを制し、相変わらず好調の様子。重量も730キロと軽量でチャンス十分です。トモエパワーは765キロがどうか。自身重量負けはしないタイプですが、他の馬との兼ね合いで考えれば不利と思われます。
10日(日)のメインは重賞のばんえいオークス(3歳牝馬オープン)。このレースについてはばんえいオークスプレビューをご覧ください(後刻掲載予定)。
この日の第10レースは十勝産駒特別(2歳産地限定)。実績からすれば青雲賞を勝ったホッカイノリキが抜けている印象ですが、近走精彩を欠いているだけに、信頼は置けません。そうであれば、エビスオニワカやマルニゼウスあたりに十分チャンスがありそうです。
11日(月)は日勝特別(3歳以上800万円未満)が、メインレースとして行われます。ここも4、5歳を中心に好メンバーが揃いました。どこから狙っても面白いと思いますが、ここはエンジュダイヤが中心となりそうです。旭川記念以降休養に入り、北見開催から復帰すると常に上位争いを演じています。前走は荷物が重くなかった割に5着と精彩を欠きましたが、着差は5秒4だけに、着順ほど負けた印象はありません。調子は悪くなく、ここも勝利を狙ってくるでしょう。ほか、安定感あるギャンブラークインとスーパークリントン、アオノキセキなども好勝負圏内に食い込んでくるでしょう。