前回のレース回顧で速報的にお伝えしたとおり、10日(日)の第4レースで鈴木勝堤騎手が勝利を挙げ、1981年4月の初騎乗以来、通算2000勝を達成しました。これまで帯広記念3回、北見記念4回など数々のビッグタイトルを獲得してきた鈴木騎手に、新たな勲章が加わったことになります。ちなみに2000勝達成はばんえい史上9人目、現役では6人目。今後のさらなる活躍に期待したいと思います。
16日(土)のメインレースはグリーンパーク特別(3歳以上650万円未満)。ここは近走好調のスーパーロイヤルが中心視されるでしょう。帯広コースは全25戦で5勝2着10回と好成績。近5走も2、1、1、3、3着と馬券圏内をキープしており、絶好の軸馬といえます。ほかトミサトクイーンも争覇圏で、レオユウホー、トカチタカラの巻き返し、プランドルドラゴンの激走も期待できそうです。
17日(日)は師走特別(3歳以上オープン)が行われます。オープン一線級が揃い、楽しみな一戦となりました。注目したいのはカネサブラックで、前走の狩勝特別は2着ミサイルテンリュウ以下を完封。それなりの重量だったにもかかわらず完勝したのは、素直に評価できます。飛ぶ鳥を落とす勢いですし、ここも中心視できるでしょう。勢いという点ではフクイズミも十分争覇圏。二世ロッシーニ記念特別での勝ちっぷりから考えれば、実力的にも見劣ることはありません。冬の重賞戦線へ向けて、ここが試金石といえます。また、アンローズは帯広初勝利を狙っての一戦。復調気配を見せているミサイルテンリュウも、帯広記念連覇へ向けて重要な一戦といえます。
18日(月)のオリオン特別(3歳以上800万円未満)も、なかなかの好メンバーが揃いました。注目は4歳馬2頭、スーパークリントンとナリタボブサップ。ともに帯広に移った前走で勝利を挙げており、コースへの適性を示しています。うちナリタボブサップは近走1、2、1着と安定した力を発揮しており、ここも早めの障害クリアからの粘り込みが期待できそうです。ほか、ともに前走2着のエビスオウジャとライジングサン、一発あるホクリュウイチの好走もありそうです。