ミサキスーパーから馬単勝負!
3カ月間にわたって行われてきた岩見沢ロングラン開催もいよいよ最終週。さぁ、今週は伝統の大一番、岩見沢記念です。ばんえい競馬には、ばんえい記念のほか、4場にそれぞれ1レースずつGI競走が組まれていますが、岩見沢記念は、ばんえい記念に次いで格の高いGIだと思います。ばんえい記念が凱旋門賞で岩見沢記念はキングジョージのようなもの。これは気合いが入ります。
今年はアンローズの3連覇なるかが焦点ですが、一昨年、去年から10kg増の810kgという重量が微妙なところですね。他馬との比較、前走からの増量という点では、そんなに気にする必要はないのですが、この馬自身が過去2回の岩見沢記念より増量されたということは、牝馬らしい切れ味が多少なりとも抑えられてしまうような気がします。
となれば、ここは、ばんえいグランプリでもお世話になったミサキスーパーの出番でしょう。あのときは明らかに夏負けの兆候が見られましたが、それでもいい脚で追い込んで2着。前走の金杯では、夏負け気味で走ったグランプリの反動もなく、実にスムーズな走りを見せて久々の勝利にあと一歩のところまで迫りました。そこで馬体重がわずかでも増えていたのは好材料。涼しくなった今なら、もう夏負けは心配ないでしょう。ばんえい記念3年連続2着の実績が示すように、スーパーペガサス不在の高重量戦なら、頭を取って何の不思議もありません。古牡馬の大将格。2004年の帯広記念以来となるビッグタイトル制覇を果たしてもらいたいものです(そうじゃなきゃ、来年3月のばんえい記念がおもしろくないですから!)。
そこで今回は、ミサキスーパーを頭の馬単を買います。相手はアンローズを厚めに、ミサイルテンリュウ、トモエパワーへ。アンローズはいいとして、高重量戦では今ひとつのミサイルテンリュウとトモエパワーですが、前者は金杯で、第2障害に最後に到達しながらひと腰でこれを越えて差のない3着と復調をアピール、後者も同レースでやや決めてに欠ける走りながらも4着を確保、さらに今回は坂本騎手へ手替わり。これは買い、でしょう。
サダエリコは、前走でまたやっちゃいましたね。金山調教師と安倍騎手が懸命に立て直しているとは思いますが、ガラリ一変は難しそう。プリンセスサクラコは10コースで大幅減点、スターエンジェルは初の800kg台の荷物でこのメンバーでは苦戦必至、シンエイキンカイの激走も望み薄。もしもう1頭加えるなら、ようやく前走でちゃんとしたレースを見せたヒカルセンプーの復活ってところですか。
というわけで、ミサキスーパーからの馬単で勝負ですが、押さえは同馬からの馬複。これで行きます。今年の岩見沢記念は、凱旋門賞を見にパリへ行っているので、馬券も現地からパソコンで投票します(斎藤編集長もそうですよね?)。中山のスプリンターズSも含めて、注目のGIが3つもあるなんて。10月1日は忘れられない一日になりそうです。では、みなさんもがんばってください!