ミサイルテンリュウ、旭王冠賞の雪辱
23日(日)に行われた北斗賞(3歳以上オープン)は、単勝2番人気のミサイルテンリュウが勝って、2着にサダエリコが入り、人気2頭での決着となりました。
第2障害で最初に仕掛けたのはミサキスーパー。連れて動いた逃げ宣言のミサイルテンリュウがふた腰で障害をクリアすると、後続を寄せつけずそのまま逃げ切った。
2番手にヨコハマボーイが障害を越え、サダエリコは遅れて5番手あたり。しかしサダエリコは他馬と違う脚取りでグイグイと伸び、ヨコハマボーイが詰まったところで単独2番手に上がった。ヨコハマボーイも最後は差し返し、接戦となったがわずかにサダエリコが先着し、2着を確保した。4着には差なくトモエパワーが入線した。
昨年の北斗賞は、1着サダエリコ、2着ミサイルテンリュウの決着で馬連複7,410円だったが、今年は一転、同じ組み合わせで馬連複160円という堅い決着となった。
ミサイルテンリュウにとっては、1番人気に推されながらサダエリコの2着に敗れた旭王冠賞の雪辱を果たし、今年1月の帯広記念に続く重賞2勝目となった。
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鈴木恵介騎手
「馬の調子が良かったし、障害の登坂には自信があったので、積極的に行こうと決めていました。作戦どおり先頭で障害を越えられたので、あとはサダエリコの位置が気になりました。でもゴール30メートル付近で、相手の姿が見えなかったので止まらなければ勝てると思い、夢中で追いました。これからもいいレースができるよう頑張ります」
槻舘重人調教師
「馬の状態は好調を維持していたし、力を出し切れる状態にありましたが、慢性的に爪に不安があって、夏場は特に注意を払いながら調教しています。障害の登坂には自信があったので、思い切って逃げて粘りきる作戦でいこうと決めていました。力関係からサダエリコも好調のようで強敵とみていましたが、予想どおりの展開に持ち込め、サダエリコが少し障害で手間取ったぶんうまく逃げ切れました。今後は、ばんえいグランプリと岩見沢記念に出走予定で、いいレースができるよう頑張ります」