23日(日)は、今シーズンの岩見沢開催最初の重賞となる北斗賞(3歳以上オープン)が行われます。出走馬9頭中、8頭が旭王冠賞に出走しており、再戦の色合いが濃い一戦となりました。
中心はもちろんサダエリコ、ミサイルテンリュウ、ミサキスーパーなどになりますが、なかでも注目したいのはミサイルテンリュウ。旭王冠賞は自分のペースでレースを進めることができましたが、サダエリコの確実な末脚に屈して2着。ただ今季5戦して、敗戦はその1回のみ。安定したレースぶりはここでも信頼が置けるでしょう。障害の安定度も相変わらずで、その障害で後続をどれだけ突き放すことができるかがカギとなります。
昨年に続く連覇を狙うサダエリコも、もちろん注目の1頭。旭王冠賞制覇以降は3、2着と足踏みしていますが、この馬の実力は言わずもがな。特にその旭王冠賞では不安説を吹き飛ばすような、見事な快勝を収めたことも記憶に新しいと思います。今回のレースの焦点は、サダエリコが障害を越えた時点での、ミサイルテンリュウとの差。その差が少なければ少ないほど、サダエリコの勝利の可能性は高くなるでしょう。
旭王冠賞3着で存在感を示したミサキスーパーも注目。苦戦が予想されながらも、きっちり3着を確保した旭王冠賞は、実績馬の貫禄といえましょう。近2走は3、5着と精彩を欠いていますが、重量が800キロ近くまで上がれば話は別。一角崩しの可能性もありそうです。
ヨコハマボーイは、ビッグウエイトカップで久々の勝利を飾りましたが、相手関係から考えると少し割り引き。とはいっても、一時期の不振は脱した印象ですし、なにより実力はもともとトップクラス。底力で浮上する可能性は十分にあるといえましょう。
ほか、トモエパワーはシーズン当初の勢いが見られませんが、旭王冠賞(5着)に続く2回目の重賞出走。その旭王冠賞も大崩れしたわけではなく、2度目の今回はさらに上位を狙ってくることでしょう。
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【参考レース】
6/11 旭王冠賞(勝ち馬:サダエリコ)
6/18 イオンカップ(勝ち馬:ミサイルテンリュウ)
7/2 マロニエ賞(勝ち馬:ミサイルテンリュウ)
7/9 混合別定800万円未満(2着:サダエリコ)
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