この項でお知らせしたとおり、先週は東京都内でばんえいイベントが多数行われました。特に20日(土)の新宿タカシマヤタイムズスクエアのイベントでは、東京の街中にリッキーがドドンと登場(写真)。会場では「大きい」「かわいい」などの声が聞かれたうえ、一般の方との記念撮影では長い列もできて大好評でした。もちろんイベント慣れしているリッキーだからこそできたとも思えますが、本質的におとなしいばん馬ならではの演出。ばんえい競馬を知らない方にも、存分にアピールできたのではないでしょうか。
さて、27日(土)のメインレースはレーシングカップ(3歳以上混合オープン)。オープン5頭、800万クラス4頭の混合戦です。難解なメンバー構成となりましたが、ここはヨコハマボーイの底力に期待したいと思います。なるほど今季は精彩を欠いていて、特に前走は9頭立ての9着。ばんえい記念3着の実績から、近2走の成績以上に人気になりそうですし、確かに狙いにくいとも言えます。しかし、混戦時にモノをいうのが底力。重賞戦線も視野に入ってくる時期だけに、陣営もきっかけをつかみたいはずです。奮闘を期待したいと思います。あとはホクトキング、ニシキダイジンあたりも争覇圏でしょう。
28日(日)はポテト特別(3歳以上オープン)が行われます。ここにはスーパーペガサスをはじめ、サダエリコ、ミサキスーパー、エンジュオウカン、ミサイルテンリュウ、シンエイキンカイといった、名だたるオープン馬が出走を予定しています。やはりスーパーペガサスに注目ですが、障害に手間取るようなら、エンジュオウカンやミサイルテンリュウといった障害巧者が浮上してくるでしょう。前走のオープンを勝ったサダエリコは、今回のレースが復調へのキーとなりそうです。
またこの日、第4レースの2歳戦にシベチャタイガーが出走予定。ここまで3戦3勝と、能力検査1番時計の実力を見せつけています。ほか2戦2勝のホッカイノリキとマルニゼウス、2戦連続シベチャタイガーの2着に敗れているサムライキングなどが出走を予定しています。
29日(月)に行われるのは手塩岳特別(3歳以上470万円未満)。注目は今シーズン4連勝中のスギノフィリオ、昨年秋から快進撃を続けているコブライチでしょう。特にスギノフィリオは、ある程度勝負付けが済んだ相手ともいえ、5連勝が期待できそうです。コブライチは昇級直後ということもあり、ここが試金石となるでしょう。ほか好調のユウセイマーチとタカラテンクウ、そしてキタノカイザーの一発にも注目したいところ。