北見開催も2週目を迎えましたが、今年は接戦がかなり多いように見受けられます。特に後述する網走湖特別などは、ゴール前でもつれにもつれ、白熱した好レースとなりました。そのほかのレースも、ゴール前での逆転劇が多く見られ、今年の北見は“ばんえいの醍醐味”を十分に堪能することができそうです。
15日(土)の網走湖特別(650万円未満)は、ヨシノウンリュウが優勝。ゴール前の接戦を制して、今季2勝目を挙げました。残り20メートル付近から4頭が横並びとなる大接戦。チヨノキングがわずかに先頭でゴールしたかに見えましたが、ゴール線上で詰まってしまい、その隙をついてヨシノウンリュウが一気に差し切りました。2着争いもハヤテショウリキが抜け出したかに見えましたが、ゴール上でストップ。立て直したチヨノキングが2着入線しました。
この日の第10レース(勝入550万円未満)は、ホクショウファイトが優勝して、2着にヤマノミントと、人気サイドでの決着。同日の第12レース(勝入390万円未満)はフクイズミが人気にこたえました。
16日(日)はメインレースに石北特別(3歳以上オープン)が行われました。サダエリコが回避、ミサイルテンリュウが出走を取り消して8頭立て。これを制したのはシンエイキンカイで、第2障害を3番手で抜けると、しぶとくしぶとく脚を伸ばして、先頭でゴールしました。各馬が重い馬場に苦戦するなか、一度も止まらなかったのは、さすが歴戦の猛者。一線級で戦い続ける底力を見せつけた格好でした。2着はグレートサンデー。1番人気のアンローズは7着に敗れました。
そのほか、第8レース(勝入470万円未満)はミスターハヤサキが優勝、以下ギャンブラークイン、トカチタカラと続き、好調馬が結果を残しています。第9レース(勝入混合650万円未満)もキングファラオ、プリンセスサクラコの順で入線。人気サイドでの決着となりました。第10レース(2歳オープン)は、ゴール前でマルミシュンバが転倒するアクシデント。9番人気のウィナーハリケンが優勝して、波乱を演出しました。
17日(月)に行われた摩周湖特別(650万円未満)はイシノドラゴンが優勝。3番手で障害を下るとジワジワ脚を伸ばし、先に抜けていたトミサトクイーンをあっさりと交わしました。混戦の2着争いはゴール前でトミサトクイーン、シチフクが詰まったところを、ヤマノトップレディが強襲して2着を確保しました。