12日(日)は、施行4市冠重賞のひとつ、旭王冠賞(3歳以上)が行われます(出馬表はこちら)。以前は秋に行われていましたが、03年から日程が変更され、春の大一番的な存在となりました。かつてはタカラフジ(87、88、90年)やカゲイサム(91、92年)、近年では旭川の鬼と呼ばれたアキバオーショウ(97、98、00年)らが、このレースを制しています。
今回の注目は、やはりスーパーペガサス。01、03年に続く3度目の制覇に挑みます。別定戦となりますが、今年度の収得賞金は重量増加ラインまで達していないため、他馬と同重量の770キロ。極端なスピード馬場にならない限り、死角は見あたりません。先行勢を見据えてジワジワと脚を伸ばす姿を、今回も見られるのではないでしょうか。
軽馬場になった場合に浮上するのが、快速サダエリコ。持ち前のスピードと牝馬20キロ減を生かして、どこまで踏ん張れるかがカギ。5月15日のポテト特別の再現なるか注目です。
同じく軽馬場になれば、ミサキスーパーのスピードと障害力もあなどれません。「スーパーペガサスの唯一の弱点は、障害で必ず詰まるところ」とは鈴木勝堤騎手の言葉。障害をひと腰でクリアし、その時点でスーパーペガサスに対してどこまで差をつけられるかが、この馬の勝敗を左右します。
昨年のこのレースを制したシンエイキンカイは、近走4戦連続4着と善戦が続いています。女傑アンローズは、前走で今季初勝利を挙げて上向き気配と見ていいのではないでしょうか。
【参考レース】
5/15 ポテト特別(勝ち馬:サダエリコ)
5/22 レーシングカップ(勝ち馬:アンローズ)
5/29 スプリングカップ(勝ち馬:スーパーペガサス)
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