
森下輝 同期・浅倉樹良に並ぶV2
今回、浜松初参戦の浅倉樹良は初日の雨で敗れ一般戦回りとなったが、地元・森下輝は初日から負けなしの3連勝で優勝戦へ。雨走路を味方にダントツの1番人気となり、3連単は1-3-5。10mの石井大志はスタートで森下を叩けず、逆に差は拡がって行く。完全にペースを掴んだ森下は自分のリズムで独走態勢。後半は石井大志に代わり田辺誠が浮上し最後は佐藤大地が3番手へ。終わってみれば一番人気で決着。この勝利で森下は今節パーフェクトVとともに、同期の浅倉樹良と肩を並べる2度目の優勝。37期・三銃士の一角である森下輝を含め浅倉樹良・福岡鷹の快進撃はしばらく続きそうな感じ。
ノリに乗ってる金山周平が追い切る!
春のぬくもりが待ち遠しい昨今は雨の優勝戦ラッシュ。水ハケのいい伊勢崎走路は雨がやんでると錯覚するほどの試走タイムをたたき出したのは金山周平で3.48秒、続いて北渡瀬充の51秒。ハンデ差で一番人気は北渡瀬からの2-6-4だった。林稔哲をアウトから抜き去った北渡瀬に田中哲が付いて回るが、栗原俊介と高橋義徳のイン突っ込んだ金山周が林稔を差して田中哲の後ろへ。そして田中哲を捌いた金山周は終3コーナーで北渡瀬も捕える。今年に入って4度優出して優勝3回と荒稼ぎしてる金山周。「シュウヘイ」といえば青山周平なのだが、金山周平も忘れてはならない存在感を示してる。
別府敬剛 早くも今年V3!
最近、雨の優勝戦が多く感じるのは気のせいだろうか。今回のミッドナイトは史上初の日またぎ開催で最終レースは24:30発走。人気は試走3.63秒で並んだ竹谷隆、辻大樹、別府敬剛、町田龍駿の4車。やや竹谷が優勢といったオッズだった。まず、0ハンから中村颯斗が逃げ態勢入ったが、田中正樹の仕掛けが早く序盤で捕えた。更に別府敬が好位に付けて田中正をインから攻めて先頭へ。竹谷はなすすべなく徐々に後退し、最後は町田に捲られてしまった。これで、別府敬は今年3つめの優勝で通算V17。もちろん地元の利もあるが、この好調の波はいつまで続くのか。
区切りのV10到達 佐藤励快勝!
昼夜同日開催のナイトレース優勝戦は山田真弘がFの勇みアシ。2度とも好スタート決めた小椋華恋が逃げ展開へ持ち込む。再試走だった稲川聖也が石井大志を差して迎撃態勢を整える間もなく佐藤励の長距離砲が炸裂。その勢いのまま、2日目のナイトレース準決で自己新を計時した小椋を捕えてタイムアタック状態。自己最高の3.331秒に0.001足りない3.332秒の本走タイムで他車を圧倒した。ただひとり1日2度の優勝がかかった、デイレースでVの谷島俊行は史上初の記録とは行かなかった...。
スタート遅れを取り返した谷島俊行
人気を集めた池田政和は1周回3コーナー、前を走る谷津圭治のスピードが若干下がったところでバランスを崩して自落、谷津は競走戒告の判定に。
0ハン3車並び最内1枠の谷島俊行はスタート決まらず、1周回1コーナーの進入時は外枠の同ハン2車に10メートル近い差を付けられたが、2周目に田辺誠、3周目に石井大輔を捌くと車間を拡げての一人旅。昨年1月以来、通算8度目の優勝を飾った。
文/鈴木