
金子大輔がきっちりと追い切った!
0ハン単騎の今田はペースを上げることができず、10線最内から先行した小林悠が2周バックストレッチで交わしていく。しかし、先頭に立った小林悠は思うようにペースが上がらない。鈴木健を捲った吉松憲はその後、コーナーで流れて後退。そんな中、車を押し上げていたのは金子大だった。5周1コーナーで車群のインを突き、2番手に立つと小林悠を追う態勢に。そして、青旗過ぎで小林悠のインに入り先頭に立った。追走していた笠木は最終3コーナーで小林悠を差し準優勝。3着には小林悠が残った。
前節のG2から今節の初日までは機力が上向かず苦しんでいた金子大だったが、今節はパーツ交換を施し、エンジンを立て直してみせた。優勝戦の走路温度は50℃で、追い込む側にとっては厳しい気象条件だったが、上昇したエンジンの後押しを受けて見事に先頭まで駆け抜けることができた。エンジンさえ通常の状態に戻れば金子大は強い。この勢いでこの夏も突き進んでいくだろう。